報道を受けユーロ売り強まるものの米長期金利低下でドル反落

ZUU online / 2017年9月1日 12時10分

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報道を受けユーロ売り強まるものの米長期金利低下でドル反落(写真=PIXTA) (ZUU online)

昨日の海外時間には、一部報道でECB当局者がユーロ高を懸念して、資産買い入れ縮小が緩慢なペースとなる可能性が高まっている、と報じられてユーロ売りが強まる場面もありましたが、米長期金利が低下したことから全般的にドル売りが強まりました。

欧州時間序盤、ややユーロ買いが強まって、ユーロドルは1.9000台まで、ユーロ円は131.50円台まで上昇しました。この間ドル円は 110.40円台を中心とした狭いレンジ内取引となりました。その後通信社が「関係筋、対ドルでの急激なユーロ高を懸念するECB当局者が増えており、資産買い入れ縮小が緩慢なペースとなる可能性が高まっている」と報じたことからユーロ売りが優勢となって、ユーロドルは1.1820台ま で、ユーロ円は130.80円付近まで下落しました。この間対ユーロでドル買いが強まったこともあってドル円は110.60円台まで上昇しまし た。

NY時間にはいると、発表された経済指標はほぼ予想通りだったものの、米長期金利が低下を開始したことから全般的にドル売りが優勢となって、ドル 円は109.90円付近まで下落し、ユーロドルは1.1900台まで反発しました。この間ムニューシン米財務長官が「ドル安は米貿易にとって多少 の支援材料」と述べたこともドル売りを後押ししました。

NY時間午後にかけて米長期金利がやや反発すると一旦ドルの買戻しが強まって、ドル円は110.20円付近まで反発し、ユーロドルは1.1870付近まで下落しました。NY時間引けにかけては、再び米長期金利が下落したことからドル売りが優勢となって、ドル円は109.80円台まで下落幅を拡大し、ユーロドルは1.1920台まで上昇しました。

東京時間にはいってからは、日経平均が堅調に推移する中米長期金利もやや上昇していることからドル円は110円台を回復しています。

今日の海外時間には米・8月雇用統計の発表があるほか、ユーロ圏・8月製造業PMI(確報値)、英・8月製造業PMI、米・8月ミシガン大学消費 者信頼感指数(確報値)、米・8月ISM製造業景況指数、米・7月建設支出の発表があります。

FF金利先物による年内のFOMC追加利上げ確率は約31%と低下、一回目の利上げの確率が50%を超えるのは2018年6月で変わらずとなって います。

(提供:FXプライムbyGMO)

高野やすのり
慶應義塾大学卒。チェース・マンハッタン銀行(現J.P.モルガン・チェース銀行)、スイス・ユニオン銀行(現UBS銀行)などでインターバンクディーラー業務等に従事。現、(株)FXプライム byGMOチーフストラテジスト。

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