社長の10人に1人が住む「世田谷区」はどんな街?

ZUU online / 2017年9月14日 5時40分

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社長の10人に1人が住む「世田谷区」はどんな街?(写真=PIXTA) ((ZUU online))

世田谷区と耳にすると、閑静な高級住宅地を思い浮かべる人が多いだろう。実際に、そのエリアに住むのにふさわしく、東京23区内において、企業の社長が最も多く住む区となっている。高級住宅の開発が都心部にも広がる中、確固たるステイタスを保ち、企業のトップが好んで居宅を構える世田谷区はいったいどんな街なのか。

■社長の「10人に1人」が世田谷区に集中

東京商工リサーチの調査によると、東京23区内に居住する社長は35万5175人に上り、このうち10.9%にあたる3万8771人が世田谷区で暮らす。つまり、都内で生活する社長の10人に1人が世田谷区を生活の基盤としていることになる。2位に続いたのが各国の大使館が隣在し、六本木や赤坂などのエリアを抱える港区の2万5124人、3位は田園調布を擁する大田区の2万2006人となり、世田谷区が唯一3万人の大台を突破する格好となった。

23区内で最も多くの社長を抱える世田谷区は、実は人口の規模においても23区でトップだ。東京都の推計によると、世田谷区の人口は92万439人と100万人に迫る規模で、2位には練馬区(73万494人)、3位は大田区(72万8264人)と続いた。社長が多く住む区のランキングで2位となった港区の人口は25万1910人にとどまる。

■お屋敷街の成城、人気急上昇の自由が丘

都内23区で最も社長が多く住む世田谷区にはどのようなエリアがあるのだろうか。

【成城】

お屋敷街とも称される成城は、まさに社長が住んでいそうな高級感が漂う住宅街が広がる。この雰囲気は、単に経済的に豊かな社長が集まって形成されただけでなく、自治会による紳士協定である「成城憲章」において、街の景観を保全してきた経緯がある。

成城では通りを挟んで立派な住宅が目につくかと思いきや、憲章が敷地規模250平方メートル以上を確保するように求めているのが背景にある。近隣の環境に調和しながら、成城で住居を構えようとするためには、必然的に経済力が求められる。17年の地価公示価格によると、成城6丁目の地点が1平方メートルあたり79万5000円。成城憲章の定める250平方メートルの敷地を確保するには、2億円近い資金が必要になる計算だ。

【三軒茶屋】

社長が多く住み高級感を漂わせる世田谷区において、下町の情緒を色濃く残すのが三軒茶屋だ。新しい商業ビルが次々とオープンして新しい流行を生み出す都心において、三軒茶屋では商店街が今なお存在感を見せつける。この活気を見れば、世田谷区が23区で最も人口が多いというのがうなずける。駅周辺は商店や飲食店で賑わいをみせるが、少し駅から離れると、公園につながる緑道など落ち着いた雰囲気が広がり、著名人や芸能人にも人気のエリアだ。

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