「解散総選挙」を好感する株式市場、なぜ?

ZUU online / 2017年9月25日 5時20分

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「解散総選挙」を好感する株式市場、なぜ?(写真=PIXTA) ((ZUU online))

衆議院の解散総選挙のニュースが伝えられてから、日経平均株価225種(以下日経平均株価)をはじめとした株価指数の上昇が著しい。北朝鮮問題や米国のハリケーンなど世界経済へ悪影響を与えそうな要素が多かった中での思わぬ好材料に株式市場も素直に好反応を示しているようだ。

今回の総選挙により自民党は再び議席確保を維持し政局を有利に進めていきたい方針だ。ここでは衆議院解散に絡み、株高になる原因を解説していく。

■好感の理由 自民党への純粋な期待の高さの表れ

自民党の支持率が3ヶ月ぶりに不支持を上回ったというニュースが伝えられた。

2017年の夏には一時内閣への支持率は落ち込みを見せ、不支持が支持を上回っていたことを考えるとここに来て再び自民党への期待が高まっていることを示している。

支持率乱高下の背景には与党と野党、両党での政治以外のスキャンダルなども影響を与えたことだろうが、結局のところ安倍首相とトランプ大統領との信頼関係の堅さなども評価されているのではなかろうか。

先日の国連演説でトランプ大統領が拉致被害者に言及するなど、日本の立ち位置が世界的にも高まりを見せているのは現在の安倍政権の手腕の高さの成果と見ることもできる。

このタイミングでの解散総選挙は自民党にとっては追い風が吹く中で実行されることが予想される。

その点、総選挙で再び自民党が新体制を作ることは海外投資家はじめとする多くの投資家に好評価をされており連日の株価上昇につながっているということなのだ。

■上げが加速する理由(1) 好材料発表による買い戻しの加速

日経平均株価は、日経平均先物という金融商品の影響を大きく受ける。企業業績に関係なく株価が乱高下する要因は、この日経平均先物に要因がある場面が多い。詳しく知りたい方は「先物主導で売られる(買われる)」で調べて頂きたい。

日経平均先物は日経平均株価の将来の動きを反映するもので、日経平均株価を構成する様々な銘柄(ファーストリテイリング、ファナック、ソフトバンクなど)と関連性がある。一般的には日経平均先物は将来に不安があると売られ、期待があると買われるという特徴を持っている。

北朝鮮問題(地政学的リスク)で不安定な政情の中、8月半ばから9月初旬にかけて日経平均株価が下落の一途をたどっていたことを考えると、日経平均先物の売りが相当溜まっていたことが予想される。この下落は企業業績によるものでなく、地政学的リスクによるものだと考えられる。

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