日本国内における「国際結婚・この20年の推移」-未婚化社会データ考察-「その先に在る運命の人」

ZUU online / 2017年10月16日 12時40分

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日本国内における「国際結婚・この20年の推移」-未婚化社会データ考察-「その先に在る運命の人」(写真=PIXTA) (ZUU online)

■はじめに

学際的な少子化対策研究のひとつとして結婚に関する研究も行っている立場上、「国際結婚ってどうなっているのでしょうか」という質問を受けることが少なくない。

特にこの質問はいまのところ100%、男性読者からの質問となっている。

男性の50歳時点・結婚経験なしの割合が4人に1人まで増加し、男性の未婚化が加速している状況の中、男性読者からの国際結婚への期待議論は当然、あると思う。

そこで本稿では、国のデータから、日本国内で婚姻届が提出されるケースの国際結婚(日本国内における国際結婚)の推移、ならびに最新状況をお伝えしてみたい。

本稿中のデータは、外国人の方と結婚した日本人が外国籍になる場合を含まないため、広義の日本の男女の国際結婚の状況ではない。あくまでも外国人と結婚し、日本の役所に書類を提出するケースを分析している。本稿が日本における未婚化を背景とした「それでは外国人との結婚を通して日本における未婚化を変えることが出来るか」という意識からくるであろう筆者への質問を端緒としているため、取り扱うデータの範囲としては特に問題が生じないといえるだろう。

■意外と少ない国際結婚割合

日本は四方を海に囲まれた島国であることから、国境が陸続きであるヨーロッパやアメリカの人々のようには、外国人と出会うことができない。地図上、日本列島の西側には中国・韓国など大陸があまり遠くはない位置にあるが、東側は太平洋が広がっており、海を超えた出会いには限定的な地理条件の国である、といえるだろう。

そのような地理的条件からか、この20年間の推移を見てみると、国際結婚の割合はあまり多いとはいえない状況が続いている。

ここ5年間、国際結婚割合は3%台で推移している。10年前に一時的に増加はしたものの、20年前の割合に再びもどって推移していることから、日本における近年の国際結婚割合はほぼ3%台であると見ることが出来るだろう。

■国際結婚の上位の組み合わせから見えてくるもの

国際結婚といえば「フィリピン妻」と浮かんだ筆者は、データからは、感覚が20年前にとどまっているということができるだろう。

図表では単純に20年前と2016年を比較しているだけであるが、ここ5年間の推移をみても、1番多い組み合わせは「日本人夫と中国人妻」であり、全国際結婚のうち30%前後で推移している。フィリピン妻との組み合わせはその半分の15%前後で推移しており、データ的に正確なイメージとしては、日本人男性の国際結婚についてみると「アジア妻との結婚が約8割で、最も多いのは中国人妻」となっている。

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