【グローバル・マクロ・ウォッチ】2017年11月米国雇用統計プレビュー

ZUU online / 2017年12月8日 11時30分

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【グローバル・マクロ・ウォッチ】2017年11月米国雇用統計プレビュー(画像=Thinkstock/GettyImages) (ZUU online)

DeepMacro は11月の民間部門のNFPを約27万人増と予測している。「これはエコノミストのコンセンサス(執筆時点で20万人増)を大きく上回る」としている。

その通りであれば、ポジティブ・サプライズになるだろう。ここ最近、NFPは市場のイベントになってこなかった。極端に上下に振れた数字が出たがハリケーンの影響による異常値であり、サプライズにならなかった。今回はハリケーンの影響も薄れ正常な統計に戻る。今回のNFPで大きく上振れた数字が出れば市場は素直に反応するだろう。特に12月に入ってからは、ISMの景況感指数は製造業、非製造業ともに予想を超える悪化となり、ADP雇用統計は予想通りの19万人増とサプライズなし。こうした状況のあとでNFPが大きく伸びればサプライズになると思う。

このところきつい調整が続いてきたハイテク株の下げも一服感が出ており、相場底入れのきっかけとなるか期待したい。

但し、12月のFEDの利上げは織り込み済みだから、金利と為替が大きく動くとは思わない。動きの激しい株式については材料になると思う。

なお、DeepMacroのNFPトレーディング戦略では、金利の売り、米ドルの買い、S&P500の売りを推奨している。「金利の売り」というのは無論、金利上昇を見込んで「債券の売り」がより正確な表現だろう。「S&P500の売り」というのは直感に反するが、金利上昇が株価のバリュエーションや景気・企業業績にマイナスと捉えているのだろうと思う。ここは僕の予想と異なる点である。

(以下、DeepMacroの見解)

■11月の雇用統計(NFP)は市場予想を上回る見込み - トレーディング戦略は金利の売り、米ドルの買い

・11月の民間部門の雇用者数は、市場予想の中央値(20万人増)を上回り、27万人増となると予測

・米国企業の雇用活動に関するビッグデータによると、11月は引き続き好調な月だった。新規求人数の伸びは低下したが、新規採用数の伸びは加速した。さらに、米国のDeepMacro「成長ファクター」も強かった。

・今回のDeepMacro予測はエコノミストのコンセンサスを上回っている。したがって、われわれのNFPトレーディング戦略では、金利の売り、米ドルの買い、S&P500の売り、となる。

雇用に関するわれわれの主要なデータソースは、3万社に及ぶ米国企業の人事ウェブサイトに掲載される求人情報である。企業が求人広告をウェブサイトに掲載した時点でわれわれはそれを新規の「求人」とカウントし、掲載が取り下げされた時点で求人が「埋まった」=「採用」された、と判断している。新たな求人は企業側の労働需要の増加を意味し、雇用の伸びの先行指標となる。また、これら新規求人データの総数は、DeepMacro「成長ファクター」によって計測される景気サイクルの全般的な強さなど他の変数と合わせて分析することで、毎月のNFPに対する説明力を持つことがわかってきている。

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