米国の医師の給与は高過ぎる?日本の2倍は本当?

ZUU online / 2018年12月19日 7時40分

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(写真=TRAIMAK/Shutterstock.com)

「医師の給与が高額過ぎる」--。米国でこんな声が上がっているそうです。米国における一人当たりの医療費は9,403ドル(約106万円)で、他の裕福な国の2倍と言われているのですが(JAMA=米国医師会雑誌の調査による)、医師の高給がその一因と指摘されているのです。実際のところ、どれほど他国と差があるのでしょうか。米国の医師の給与が高い理由なども見てみましょう。

■医療費、医師の給与が、日本やカナダ、ドイツなどの2倍

JAMAの調査によると、2016年の医療費の対GDP比は、スイスやオーストラリアを含む最も豊かな10ヵ国では9.6~12.4%だったのに対し、米国では17.8%でした。健康保険加入率は90%と他国より低く、民間保険の割合は55.3%と最も高いのが特徴です。

これまで専門家は、「医療サービスの利用者が多いこと」を膨大な医療コストの原因と考えていました。しかし膝や股関節の置換、様々な種類の心臓手術などを受けた患者の退院率を見ると、米国での介護サービスの利用率は他国とそれほど変わりません。それどころか、米国の患者は診察を受ける頻度も入院日数も少ないことが最近の調査で分かっています。

米国保健システムの未来について議論が活発になる中、新たに浮上したのが「医師の給与の高さ」です。米国で高額なのは医療費だけではなく、医師の平均給与も他国の約2倍なのです。

■米国の整形外科医の年収は5,000万円超え

世界最大の医療情報サイト「MedScape」が毎年発表している「医療報酬レポート2018年版」によると、プライマリーケアや専門医を含む米国の医師の平均給与は29万9,000ドル(約3,376万円)。2011年から7年連続で上昇傾向にあります。この調査は2万人以上の医師から収集したデータに基づくものです。

診療科目によって給与は大幅に変わり、専門医は32万9,000ドル(約3,715万円)、プライマリーケアは22万3,000ドル(約2,518万円)と、こちらもそれぞれ2017年から1万3,000ドルと6,000ドル増えています。最高所得のトップ3は前年から引き続き、美容整形外科医が50万1,000ドル(約5,655万円)、外科医が49万7,000ドル(約5,610万円)、胃腸病専門医が42万3,000ドル(約4,774万円)です。

■日本の医師の平均年収は?

厚生労働省2017年のデータから算出した病院勤務医の平均年収は1,696万円、開業医は2,800万~4,000万円だといいます。

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