「悲観の中に生まれる」ことを考えても良いのかも

ZUU online / 2018年12月7日 8時30分

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「悲観の中に生まれる」ことを考えても良いのかも(画像=PIXTA)

本日も寒い朝ですが本来のこの時期の寒さということなのだと思います。スキー場もようやく雪が降りそうで、関係者は安堵しているものと思います。株式市場はまた米中貿易摩擦懸念が取りざたされて大きな下落となり、夜間取引では一時日経平均先物が21,000円水準を意識するところまで売られました。売られ過ぎという感じでもあるのでしょうが、中国のハイテク銘柄の影響が大きい日本企業も多いのでしょうから、これからの展開も懸念されます。

米GM(ゼネラル・モーターズ)のリストラということが案外大きな問題であり、これまでの「米国第一主義」がちょっと違うのではないかとの見方も出てきそうです。利上げ打ち止め感が出ていることも「逆イールド」が取りざたされていることも諸々「米国企業の景気に陰りがある」ということなのでしょうし、これまでのような「いけいけドンドン」とはいかないということでしょう。今晩の雇用統計も良ければ良いで利上げ継続、賃金の上昇が見られればそれでも利上げ継続とされさらに「逆イールド」が広がるという懸念となり、悪ければ「景気鈍化懸念」となり、いずれにしても売り仕掛け易く、VIX指数の上昇などを伴うと再度売り直されるということもあるかもしれません。

■本日の投資戦略

昨日も寄り付き前に大きなニュースが飛び込み大きく下落となりました。諸々の売り材料が重なったということもあるのでしょうが、本当に売られ始めると大きく売られるということが多い感じです。機械的な売り買いが多いということ、値動きだけを見てついて行くという投機家が多いということが要因と思われますが、それだけ参加者も少ないということなのでしょう。

昨日の動きなども「売らなければ儲からないから」ということで慌てて売って、売っても儲からないからといって慌てて買い戻しているという感じです。下がるから売る、上がるから買うという単純な動きが多いということで、買い向かうとか、売り向かうということも少ないということでしょう。「悲観の中に生まれる」ことを考えても良いのかもしれません。

昨日の下落のなかでも三菱商事(8058)などには底堅さも見られます。こうした底堅さが見られる低PER(株価収益率)銘柄に引き続き注目です。また、三菱UFJ(8306)など銀行株やJT(2914)など高配当銘柄にも注目ですが、高島屋(8233)も売られ過ぎ銘柄として注目です。

高島屋(8233)は転換社債の発行で売られましたが、売られ過ぎという水準でもあり、ここで底堅さが見られればしっかりと反発となりそうです。

清水 洋介(しみず ようすけ)
証券経済アナリスト。大和証券、ソシエテジェネラル証券、マネックス証券を経て投資情報サービス会社「ピクシスリサーチ」を設立 (現・アルゴナビス)、「チャートの先生」「投資のプロ」として、講演やセミナー活動を活発に開催。テレビや雑誌などでも投資についての解説、講義なども行っている。メールマガジンも配信中。

※当記事は、証券投資一般に関する情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的としたものではありません。

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