指示待ち部下が減らないのは、あなたの「ある行動」が原因だった! 大平信孝(アンカリング・イノベーション代表)

ZUU online / 2019年1月20日 21時0分

仕事が忙しくなり、上司に余裕がなくなると職場は殺気立ち、上司と部下との間のコミュニケーションの量が激減します。

・朝のあいさつ以外会話がない
・連絡事項はメールやチャットですませる
・部下が相談したくても、上司が忙しそうで相談できない

こんな状態になってしまうのです。そのせいで、上司と部下の間に溝ができ、シンプルな業務連絡ですら伝わりにくくなっていきます。しかも、上司側に余裕がなくイライラしていることが多いため、部下が勝手に仕事を進めてミスをすると、不機嫌になったり、叱責したりします。すると、部下は萎縮し、自分で考えて仕事を進める気がなくなってしまう……。

つまり、部下のモチベーションが下がってしまうのです。

■スキルのない部下に「動け」と言っていませんか?

また、部下とのコミュニケーションの量が減ると、上司は部下のできること、できないことを把握できなくなります。そのせいで、適切な指導ができなくなり、部下のスキルが一向に上がらないのです。

部下のできないことまで指示してやらせようとするわけですから、指示通りに動けないのはあたり前です。指示通り動かない部下は、動かないのではなく、動けないのです。

それに気づかない上司は、「なんでこいつは仕事ができないんだ」とイライラし、部下にきつくあたります。すると、部下のモチベーションはますます下がり……という負のスパイラルに陥ってしまうのです。

指示待ち部下や、指示通りに動けない部下はこうやって生まれるのです。

自転車に乗れない部下に、「自転車に乗れ」という指示だけ出してもできないのは、部下のモチベーションや能力の問題ではありません。ましてや、上司のマネジメント能力の問題でもないのです。

■関わり方を変えるだけで、部下は自然と動き出す!

私の経験から言うと、指示だけで動ける部下はそれほど多くはありません。そもそも、「指示だけ」でできるシンプルな「作業」だけであれば、上司も部下も苦労しません。でも実際は、そんな仕事は少ないのです。

ですから、上司のほうが部下との関わり方を見直し、部下を「指示待ち」状態から救う必要があるのです。

部下との関わり方。これを変えるだけで、部下は自ら考え動くようになります。

部下との関わり方を変えるといっても、部下1人1人について「できる・できない」を判別し、各人に合わせて知識や訓練を施す必要があると考えると、うんざりされる方がほとんどだと思います。上司は、部下育成だけをしていればいいわけではなく、自分自身の業務もあるわけです。これでは、いくら時間があっても足りないと考えるのも当然でしょう。

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