ユーロ圏の悪材料は出尽くし感がある、まずはユーロドル1.1380ドルへ

ZUU online / 2019年2月25日 15時30分

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ユーロ圏の悪材料は出尽くし感がある、まずはユーロドル1.1380ドルへ(画像=PIXTA)

前週末の海外時間では、米中通商協議は為替に関して最終合意に至ったものの、米国による関税率引き上げを回避するような合意には達しておらず、協議は24日まで延長されることになったため、ヘッドライン待ちの情勢であったものの、トランプ大統領より「中国との貿易協議において知的財産権保護や技術移転、農業、サービス、通貨やその他多くの問題で大きく前進したことを報告できてうれしい」、「3月1日に予定していた中国に対する関税引き上げを延期するだろう」との発言が本日の東京時間に出てきたことから、ドル円は110.80円台まで反発しています。

現在も米中閣僚級会談が行われており、引き続きヘッドラインには最大の注意を払わなくてはならないでしょう。ただ、前週末からドル高、ドル安に振れる材料は出てきているものの、いずれもレンジを受ける動きには至っていないため、余程のサプライズがない限りは110円台を中心とした動きがドル円は継続する見通しです。

気を付けないといけない点としては、米国が中国に対して人民元相場を切り下げないという公約を取り付けた場合でしょうか。明確にこの公約が前面に出てくるようであれば、日米通商協議において日本はかなり後手に回る形でのスタートになります。特に、ドル円がレンジ安値圏から反発した最大の要因としては黒田日銀総裁の「円高になり経済・物価に対して影響が出た場合、2%の物価目標達成に必要ならば追加緩和を検討」との発言です。この発言の理論が崩れてしまいますし、米国は円安誘導と考えられる措置には一層厳しいスタンスで臨むことが予想されます。その場合は、ドル円は下落すると考えらますが、ドル安でなく円買いになる可能性が高く、他のクロス円にも影響は波及しそうです。

◆今後の見通し

週末動きがあった内容としては、英テレグラフ紙が「メイ英首相はEU離脱期限の2カ月延長を検討している」と報道しているようにポンドの動きがメインになっています。一時ポンドドルで1.2970ドル付近まで下落したものの、1.3070ドル台まで反発しており、ようやく何かしらのアクションがあるのではないかと考えられています。ただ、一部ではメイ英首相は、EUとの離脱協定案の是非を問う英議会での採決は今週には行わず、3/12までに行うと表明したと報道されており、EU離脱期限の2カ月延長が早期に決まらないと先行き不透明感からポンド売りが強まるかもしれません。

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