【羊飼いのFX突撃取材】GW10連休を控えた本邦勢の戻り売り圧力は本日25日(木)も残りそうだ

ZUU online / 2019年4月25日 13時5分

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【羊飼いのFX突撃取材】GW10連休を控えた本邦勢の戻り売り圧力は本日25日(木)も残りそうだ(画像=PIXTA)

2019年4月25日11時時点に神田卓也さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

■現在の為替相場の傾向や相場観

昨日24日(水)の米ドル/円は、終盤に年初来高値を更新した。豪ドル、ユーロ、カナダドルなどが軒並み下落する中、相対的にドルが買われる流れが米ドル/円にも波及。従来の高値(112.17円付近)を上抜けると、ストップロスのドル買いオーダーを巻き込んで112.40円付近まで上伸した。年初来高値を更新した事で、チャート上の上値余地は、昨年12月中旬の急落前の水準である113円台後半まで拡大したと考えられる。もっとも、GW10連休を控えた本邦勢の戻り売り圧力は本日25日(木)も残りそうだ。

■現在の為替相場の戦略やスタンス

本日25日(木)正午12時過ぎに発表予定の日銀金融政策決定会合に関してだが、政策の現状維持が濃厚なため、どちらかといえば円買いを誘いやすいだろう。そうした中、東京市場で112円台の下値固めができれば、海外市場では再び上値が軽くなる可能性がある。なお、本日25日(木)のNY市場では、米3月耐久財受注や新規失業保険申請件数などの経済指標以外にも、日米貿易協議第2ラウンドおよび日米財務相会談が予定されている。また、米アマゾンや米インテルなどの決算発表も注目される。

■ゴールデンウィーク(GW)10連休での注意点

今年のGWは10連休となる。一部では、米ドル/円が4円超急落した年始1月3日のフラッシュ・クラッシュの再来が警戒されているようだ。なお、1月3日も日本だけが休日であり、しかも6連休の最終日であった。ただ、市場のムードは当時と今とでは大きく異なる。年末年始は世界景気の先行きに対する不安から世界的に株価が下落する「総悲観ムード」に包まれていた。現在は、中国の景気対策や米国企業の好決算などで世界的に株価は堅調だ。円が一方的に買われる地合いではないだろう。一方で、日本の個人投資家による高金利通貨のクロス円の買い比率が再び上昇しているのは気がかりな点だ。1月3日のフラッシュ・クラッシュの引き金を引いたのは、個人投資家のトルコリラ/円や豪ドル/円などのストップロス(投げ売り)だったと見ているが、外為どっとコムの顧客データによると足元のトルコリラ/円のポジション比率は買いが90%程度、売りは10%程度と大きく偏っている。これはフラッシュ・クラッシュ当時の比率とほぼ同じであり、買い余力の乏しさを示唆している。こうした中で相場に下落圧力がかかれば、大量のロスカットが発動されるリスクを内包しているという事になる。今年のGWについては、円が全面的に上昇する公算は小さいとみるが、クロス円における局所的な円高が進む可能性は捨てきれない。また、過去の円急騰局面を振り返ると、日本が休日の月曜早朝に発生するケースが散見される。日本時間の月曜早朝は欧米の日曜夜に当たる事から特に取引が薄いため、要注意の時間帯となる。連休最終日5月6日(月)の早朝は、米4月雇用統計が発表される5月3日(金)明けの月曜日でもある。念のため一定の警戒はしておきたい。

神田卓也
株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役調査部長上席研究員。1987年福岡大学法学部卒業後、第一証券(株)(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社)を経て、1991年(株)メイタン・トラディション入社。インターバンク市場にて、為替・資金・デリバティブ等の取引業務を担当し、国際金融市場に対する造詣を深める。2009年7月(株)外為どっとコム総合研究所入社。

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。http://kissfx.com/

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