東京ガールズコレクションに、ハイテク企業が集まる理由とは?

ZUU online / 2019年5月3日 20時30分

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東京ガールズコレクションに、ハイテク企業が集まる理由とは?(©マイナビ presents TOKYO GIRLS COLLECTION by girlswalker 2018 AUTUMN/WINTER)

■ファッションだけではない、トレンドを一番早く発信する場

日本を代表する大規模ファッションイベント「東京ガールズコレクション」(以下、TGC)。ファッションに関心がない人でも、1度は耳にしたことがあるだろう。実はこのイベント、モデルがランウェイを歩くショーだけでなく、最先端のテクノロジーが使われる場としても注目されている。TGCを企画・制作する〔株〕W TOKYOの執行役員で、TGCの実行委員会チーフプロデューサーを務める池田友紀子氏に、TGCとテクノロジーの関係を聞いた。

■第1回から時代に先駆けたシステムを導入

――TGCで最先端のテクノロジーが使われるようになったのは、いつからなのでしょうか?

池田 2005年8月に開催された第1回からです。当時はまだガラケーの時代でしたが、いち早くECのシステムを取り入れて、ファッションショーを見ながら、ショーで使われているアイテムをその場で買える「販売連動」を行なっていました。

――そのときのECのシステムは、どのようなものだったのですか?

池田 TGC公式サイトのショーレポートページから公式ECサイトに飛ぶようにしていました。

――これまで様々なテクノロジーが導入されてきましたが、特にインパクトが大きかったのは?

池田 最近で言うと、例えば、昨年春夏の第26回で導入した、キャッシュレス決済の『Origami Pay』があります。会場内の販売ブースで使えるようにし、来場者に体験していただきました。それから1年ほど経って、ようやく世の中にもキャッシュレス決済が浸透してきているように感じます。

同じく第26回では、12K の技術の実証実験の場としても協力しました。12Kのスクリーンを表参道ヒルズの特別会場に設置して、スーパーライブビューイングを行ないました。12Kでのライブ映像伝送は世界初で、グッドデザイン賞を受賞した取り組みです。

また、AIやドローン、インタラクティブ動画などを使った企画にも、この1~2年の間に取り組んできました。

――インタラクティブ動画とは?

池田 第26回から計2回導入したサービスで、モデルがランウェイを歩く動画をイベント事後に配信し、それを観ながら、動画の中のモデルが着用しているアイテムを長押しするとアイテム購入ページに飛ぶことができるというものです。

――これらの企画は、どういう経緯で立ち上がったのでしょう?

池田 12Kについては、4K・8Kおよび超高臨場感技術の提供を目指す総務省のアクションプランを、NTTグループ、IMAGICA GROUPが共同で開発、事業化を進めている、オールジャパンで推進する体制として設立された映像配信高度化機構(Next Generation Contents Distribution Forum)のプロジェクトとして、TGCのコンテンツが採択され、実現に至りました。ファッションショーを映して、洋服の生地の質感がどう表現されるのかを確認するなど、技術の実証実験の場として使っていただいた形です。

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