東京ガールズコレクションに、ハイテク企業が集まる理由とは?

ZUU online / 2019年5月3日 20時30分

2013年春夏の第16回では、NHKスーパーハイビジョンにてパブリックビューイングを開催したこともあります。NHKではかつてBSでディレイ放送もしていただいていて、4Kや8Kなど、その時々の最新の技術で撮影していただいています。

Origami Payについては、キャッシュレス決済を推進している経産省との取り組みです。

――企業だけでなく、官公庁ともつながりがあるのですね。

池田 そうですね。経産省とはCOOL JAPANの取り組みの一環で、2014年のタイ・バンコクでのイベント開催でもご一緒しています。また、2017年秋冬の第25回では、文化庁が推進している「beyond2020プログラム」の認証を受けて、このプログラムを推進するための映像やステージを作りました。

2015年には「TGC地方創生プロジェクト」を発足し、地方自治体と組むことも多くなりました。今年は、1月の静岡や4月の熊本など、計4回の地方開催を実施します。

――企業も官公庁もTGCに注目しているということですが、その理由はなんでしょうか?

池田 回を重ねるごとに、ますます注目していただけているように感じており大変嬉しく思います。今は、目の前でファッションショーを見るだけでなく、会場内外問わずにTGCを見ながらSNSで発信して楽しむようになっています。ですから、会場に集まる若い女性だけでなく、それ以外の方たちにも情報が広がります。TGCの歴史と情報の広がりのおかげで高い認知度を獲得できていることが我々の強みの一つだと思っています。その認知度が理由ではないでしょうか。

また、ファッションに限らず、トレンドに敏感な人が集まる場ですから、新しいものを多くの人たちに実際に使っていただく実証実験の場に適していると思います。

■ユーザーに近い発想で企業への提案も

――企業や官公庁からのアプローチを受けるだけでなく、TGCのほうからアプローチすることもある?

池田 第25回でAIを使った企画を2つ実施しましたが、いずれもこちらから企業に提案したものです。

一つは、「IBM Watson」のテクノロジーを使った「コグニティブドレス」です。来場者やLINE LIVEでショーを観ている方に「#マイナビウエディング」というハッシュタグをつけた投稿をTwitterにしていただき、そこからワトソンが感情を分析して、その感情に合わせて、ランウェイを歩くモデルが着ているドレスの色が8秒ごとに変わるというもので、世界初のショーとなりました。

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