【タイGDP】1-3月期は前年同期比+2.8%増~輸出悪化で約4年ぶりの2%台まで景気減速

ZUU online / 2019年5月22日 18時50分

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【タイGDP】1-3月期は前年同期比+2.8%増~輸出悪化で約4年ぶりの2%台まで景気減速(画像=PIXTA)

2019年1-3月期の実質GDP成長率は前年同期比2.8%増(1)と、前期の同3.6%増から上昇し、Bloomberg調査の市場予想(同2.8%増)と一致した。

実質GDPを需要項目別に見ると、民間部門の悪化が成長率上昇に繋がった。

民間消費は前年同期比4.6%増と、前期の同5.4%増から低下した。財別に見ると、たばこの物品税増税の影響が和らいで非耐久財(3.6%増)が持ち直し、自動車販売が好調な耐久財(8.6%増)が堅調を維持した一方、半耐久財(2.3%増)とサービス(5.8%増)が鈍化した。

政府消費は同3.3%増と、前期の同1.4%増から上昇した。

投資は同3.2%増と、前期の同4.2%増から低下した。投資の内訳を見ると、まず民間投資は同4.4%増(前期:同5.5%増)と低下した。民間設備投資(同5.1%増)が堅調に拡大したものの、民間建設投資(同1.8%増)が鈍化した。一方で公共投資は同0.1%減(前期:同0.1%減)と低迷した。公共建設投資(同4.1%増)と持ち直したものの、公共設備投資(同11.7%減)の大幅なマイナスとなった。

純輸出は実質GDP成長率への寄与度が▲3.6%ポイントと、前期の▲3.3%ポイントからマイナス幅が拡大した。まず財・サービス輸出は同4.9%減(前期:同0.7%増)と減少した。うち財貨輸出が同5.4%減(前期:同0.8%増)、サービス輸出が同3.6%減(前期:同0.0%増)となり、それぞれマイナスに転じた。また財・サービス輸入も同0.2%減(前期:同5.7%増)と減少した。うちサービス輸入が同10.3%増(前期:同10.4%増)と堅調に推移する一方、財貨輸入が同2.6%減(前期:同4.5%増)と落ち込んだ。

供給項目別に見ると、製造業とサービス業の悪化が成長率低下に繋がった。

農林水産業は前年同期比0.9%増(前期:同0.7%増)と小幅に上昇した。米やキャッサバ、アブラヤシ、天然ゴムなどの主要農作物の収量が拡大した。

非農業部門では、まず製造業が同0.6%増(前期:同3.5%増)と、内外需の悪化により急低下した。製造業の内訳を見ると、自動車やコンピューター・部品などの資本・技術関連産業(同0.2%減)、化学・同製品やゴム・プラスチック製品などの素材関連(同0.2%減)がそれぞれ低調だったほか、食料・飲料や宝飾品などの軽工業(同2.2%増)が鈍化した。また鉱業が同0.9%減(前期:同0.7%減)と低迷した。一方、電気・ガス業は同5.4%増(前期:同5.0%増)と堅調に推移した。

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