社員の幸せを追求する会社が成長するワケ

ZUU online / 2019年5月26日 17時30分

2014年に同社の代表取締役 プレジデント&CEOに就任したフルヴィオ・グアルネリ氏はイタリア出身で、ユニリーバのイタリア、ルーマニア、ロシアの拠点などを経て日本にやってきました。そして、遅くまで職場に残っていることの多い日本の社員の働き方に「なぜ早く帰らないのか?」「いつ家族と過ごしているのか?」と疑問をぶつけ、人としてのあり方をもっと大切にするよう、社内に熱心に語りかけたといいます。

グアルネリ氏は、日本市場における同社の成功という重責を負って着任したわけですが、その目標と社員の幸福や自由度を高めることは、彼の中では対立するどころか、どちらも必要なことだった。これが、「WAA」の大きな後押しになったのです。

■Team WAA! で他社にも拡散の兆し

いま、「WAA」の考え方は日本のほかの会社にも広がりつつあります。その動きの中核となっているのが、2017年1月に立ち上げられた「Team WAA!」というコミュニティです。

これは「WAA」のビジョンに共感する人なら誰でも参加できるオープンなコミュニティで、企業の人事や働き方改革、ダイバーシティ推進などに関わる人のほか、「担当業務は営業だが、自分の部署の働き方を変えたい」など、自分の組織に変化をもたらしたい人たちが多く集っています。

毎月1回会合を開催しており、そこでユニリーバ・ジャパンの取り組みや、組織を変えていくためのさまざまな方法論について学びあっています。最近では、学んだことを持ち帰って自分たちの組織で実践した人たちが、その成果を報告しあう場にもなってきました。

島田さんは「Team WAA!」の取り組みを「タンポポ作戦」と表現します。「WAA」のビジョンやノウハウをシェアすることで、それがタンポポの綿毛のように各地に飛んでいき、それぞれの場所で新たな花を咲かせる――その繰り返しで、幸せに働く人を増やしていこう、ということです。

現在「Team WAA!」のメンバーは1000名を超えて増え続けており、自由な働き方を前向きにとらえ、実践する会社が徐々に増えていくことが予想されます。

(提供:日本実業出版社)

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