2030年100兆円産業「MaaS」丸わかり。不動産の価値が根底から変わる?

ZUU online / 2019年6月17日 12時0分

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(写真=PIXTA)

最近、「MaaS」という単語をよく見かけるようになったと感じている方も多いのではないでしょうか。MaaS(マース)とは、モビリティー・アズ・ア・サービス(Mobility as a Service)の略で、「サービスとしてのモビリティ(移動性、移動手段)」という意味です。MaaSは、私たちの暮らしに関わる身近な技術といえます。今回は、MaaSによって「将来どんな変化が起こるか」について見ていきましょう。

■ウーバーでは電動飛行機によるMaaSの試験も

MaaSとは、自動車などの移動手段を必要なときだけ料金を支払って利用するサービスを指します。「カーシェアリング」や「オンライン配車サービス」などが代表的な例です。MaaSは、スマホアプリのみでルート検索や予約、決済までをすべて完了できる革命的なシステムです。現時点でMaaSの対象は自動車が中心ですが、ライドシェアリングのグローバル企業「ウーバー・テクノロジーズ」では、電動飛行機で都市を移動する「Uber Air」の試験を開始しています。

■移動の便利さだけでなく、新たな体験に広がっていくMaaS

MaaSは、移動のみならず今後さまざまな分野に波及していく可能性があります。なぜなら、交通サービスはMaaSにおける「手段」ですが、そこから派生する「目的」にもさまざまな商機が生まれると予想されるからです。例えば、ショッピング施設や飲食店、病院など、交通サービスを利用しての行き先は多岐にわたります。

こういった施設と送迎をセットにした企画があれば、新たな利便性の高い体験が創出され、ビジネスチャンスが広がります。MaaSは言葉だけでは難しそうなイメージがありますが、システムとしては意外と簡単で、私たちに身近なサービスでもあるのです。

■MaaS×不動産でどのような変化が起こる?

MaaSの普及は、不動産業界にも大きな影響を与えそうです。まず、MaaSが導入されることで自家用車なしでは移動が不便だったエリアでも自動車不足が解消され、不動産価値の上昇が見込めます。そのため、都心をターゲットにしながらも、郊外にも拠点を持つといったビジネス需要の広がりが見込めるでしょう。

また、マンションとカーシェアリング、レンタカー、配車サービスなどを一体化し、利用しやすいようにパッケージングした物件も出てくるかもしれません。このように発想を広げていくと、MaaSは不動産の価値を根底から変える可能性があるといえるでしょう。

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