韓国政府は日米首脳会談から何を学ぶべきなのか?ー四面楚歌に直面している外交状況を乗り越えるための知恵や決断が必要ー

ZUU online / 2019年6月26日 18時45分

写真

韓国政府は日米首脳会談から何を学ぶべきなのか?ー四面楚歌に直面している外交状況を乗り越えるための知恵や決断が必要ー(画像=PIXTA)

■トランプ大統領が訪日

アメリカのトランプ大統領が令和初の国賓として3泊4日間(5月25日~5月28日)に日本を訪ねた。トランプ大統領は訪日中に、皇居での天皇、皇后両陛下との会見、迎賓館での日米首脳会談、そして拉致被害者家族との面会と神奈川県横須賀市の海上自衛隊基地に停泊中の護衛艦「かが」への乗艦などの日程をこなした。アメリカ大統領が海上自衛隊の護衛艦に乗り込んだのはトランプ大統領が初めてで、安倍首相は日米同盟が強くなったことをアピールした。

但し、このような公式日程よりも注目されたのは国技館での大相撲観戦、千葉県の茂原カントリークラブでのゴルフ会談、六本木の高級炉端焼き店での食事会など朝から晩まで続いた手厚いオモテナシと、安倍首相とトランプ大統領の二人の親密感を表すゴルプ場でのツーショットだろう。想像を超えたオモテナシに対して、「トランプ氏は観光旅行で日本に来たのか、安倍首相はツアーガイドなのか」という野党などからの批判の声もあったものの、マスコミが連日、日米両首脳の同行を競争して好意的に報道したおかげで、安倍首相が今回取ったオモテナシに対する世間の評価はそれほど悪くない。

一方、世界1位と3位の経済大国のトップ同士の蜜月に周辺国は動揺を隠せなかったに違いない。韓国のあるマスコミの論説には「もう、ゲームは終わった」とまでツーショットに対する感想を述べている。安倍首相に対するトランプ大統領の態度が韓国の文在寅大統領(以下、文大統領)との会談時とはまったく異なったからである。実際に、韓国の文大統領は今年の4月11日にホワイトハウスを訪ねてトランプ大統領と会談を行った。しかしながら、実際の会談時間はたったの2分(通訳を含めて)であったと報道されている。トランプ大統領と安倍首相が16ホールを回ったゴルフ外交の時間だけで約2時間30分であることを考えるだけでも、文在寅大統領との会談時間がどのぐらい短かったのかがうかがえる。

ゴルフ外交は安倍首相の得意分野とも言える。戦後、アメリカ大統領と日本の首相がゴルフをしながら会談(ゴルフ外交)をしたのは、安倍首相の祖父である岸信介のみ(アイゼンハワー大統領と1回)である。なのに、安倍首相はこれまで5回もトランプ大統領とゴルフ外交を行った。今まで、11回も日米首脳会談をしながら一緒に食事をした時間等を加えると二人が話し合った時間はかなり長いと言える。日米貿易交渉や北朝鮮問題など多様なテーマに対して意見が交わされた可能性が高い。従って、今後、トランプ大統領へのパイプ役として、安倍首相の存在感は大きくなると考えられる。韓国の文在寅大統領は北朝鮮の核問題の仲裁者になることを計画していたものの、現在の日米韓の関係を見ると、仲裁者の役割は安倍首相になる可能性が高いのではないかという意見が多い。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング