成功するベンチャーは取り入れている?キャッシュエンジン経営の考え方

ZUU online / 2019年7月16日 9時0分

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(画像=SFIO CRACHO/Shutterstock.com)

ベンチャー企業が創業期に乗り越えなくてはいけない最大の壁が資金調達だ。「死の谷」と呼ばれる最初の数年で、資金調達のハードルをクリアできなかった多くの企業が撤退を余儀なくされる。一方で、サイバーエージェント、ZOZOTOWN、ユニクロなど、成功した企業の多くが取り入れていたといわれるのが「キャッシュエンジン経営」の考え方だ。今回は、このキャッシュエンジン経営ついて詳しく見ていこう。

■「キャッシュエンジン」経営で収益を安定させる

キャッシュエンジン経営とは、メイン事業のほかに日銭を稼いで経営を安定させてくれる事業を持ち、収益を安定させるという考え方だ。
インターネット大手、サイバーエージェント出身の大竹慎太郎氏が『起業3年目までの教科書』という自著で紹介し、広まった。

創業まもない企業であっても、なにかとコストはかかる。とくに、人を集めてビジネスをするような場合は、彼らに報酬を払わなくてはならない。ある程度の開業資金を準備して起業したとしても、収入がなければ資金はすぐに底をついてしまうだろう。

そうしたときに強みを発揮するのがキャッシュエンジンだ。ハイリスク・ハイリターンのビジネスだけで収入を安定させるのは難しいので、日銭を稼いでくれる安定した事業をつくり、その2つのバランスをとりながら黒字化させていくのだ。安定的な資金源を持つことは、創業期のベンチャーが資金面での問題をクリアし、事業を継続するのに重要となる。

キャッシュエンジンとなる事業は、本当にやりたいビジネスよりも地味で面白味がないものかもしれない。しかし、仮に地味だとしても安定的に売れ続けているものほど、実はニーズが高いともいえる。とくに、堅実な売り上げが見込めるBtoB向けの事業は重要だ。

キャッシュエンジン型ビジネスのアイディアは、今まで経験したことがある業界や業種から見つけると失敗が少ないだろう。また、最初は初期投資を抑えて、アルバイトや業務委託などを活用し、スモールスタートで始めてみよう。

たとえば、サイバーエージェントでは創業当初からインターネット広告代理店事業を手掛けており、これがキャッシュエンジンになったおかげで、その他の新規事業にチャレンジすることが可能だった。

アパレルECのZOZOTOWNは当初、アーティストのCDや輸入レコード販売をキャッシュエンジン型事業として手掛けていた。

キャッシュエンジンとなる事業は、労働集約型のビジネスであることが多い。そのため、ある程度人を集めてスケールさせることが必要になるため、人材の採用も成功に導くための重要な要素となる。会社全体のパフォーマンスを引き上げる人を見極めて採用し、信頼関係を築かなくてはならないのだ。

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