疲れのサインに対応すれば心身のコンディションが整う

ZUU online / 2019年6月28日 20時30分

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疲れのサインに対応すれば心身のコンディションが整う(画像=THE21オンライン)

■ミドル世代は適度に「不真面目」になろう

肩が凝ったり、眠っても「寝たりない」感覚があったり……。「若い頃に比べて疲れを感じやすくなった」という人は多いのではないだろうか。日中のパフォーマンスを上げるため、できるだけ疲労を感じたくないと思うだろう。しかし、「疲れは悪いものではない」と話すのは、テレビ等でも人気の医師・秋津壽男氏。疲労のメカニズムとその対処法について、教えていただいた。(取材・構成=林加愛)

■「疲れ」は決して悪いものではない

40代になると、「すぐ疲れるし、疲れが取れにくい」と感じる方々が多いようです。

しかし実は、疲れを感じるのは決して悪いことではありません。なぜなら、疲労とは、「そろそろ休息が必要です」と知らせてくれるサインだからです。

このサインを感じ取る力は、年齢を経ないと備わりません。若い人が疲れ知らずで働いたり遊んだりできるのは、そのせいです。それは一見元気なようで、いったん病気になると大病になるリスクもあります。

中年以降でも、センサーの働きにくい人はいます。これは漢方医学でいう「実証」という体質で、ろくに寝もせずバリバリ働くエネルギーを持っていますが、病の前兆に気づかず、ある日ポキリと折れる可能性あり。

逆に「虚証」体質の人は疲れやすいのが特徴ですが、そのぶん早めに休息をとるため、大きな病気を避けられます。

つまるところ、疲れはネガティブに捉えるべきものではなく、自分の健康を保つ手立てなのです。疲れのサインにいち早く気づき、それに合わせた対応力を身につけることが、大人の知恵と言えるでしょう。

キャリア構築を考えるうえでも、この知恵は必須です。20代の頃ならプレイヤーとして昼夜を問わず身体を酷使することも多かったでしょう。

しかし管理職になればそうした働き方ではなく、考えることや指示を出すことに重点が置かれます。プレイングマネジャーとして現場に出る方も、徐々に「マネジャー的働き方」の配分を増やしていくべきでしょう。

ではそもそも、「疲れ」とは一体どういう現象なのでしょうか。実は、目に見える変化や数値で表せるものではありません。疲労物質とされる乳酸も、近年は疲労回復のために分泌されるという説が出てきており、いまだ正体は不透明です。

つまり疲れは客観的現象ではなく、あくまで本人が覚える不快な感覚なのです。

■3つの疲れの感覚を解消する方法

ビジネスパーソンの場合、「疲れ」の感覚は大まかに、(1)肩凝り等の身体的痛み、(2)精神的ストレス、(3)倦怠感や思考力低下等の睡眠不足感、の3つに分けられるでしょう。原因はいずれも、オーバーワークです。

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