【5月米個人所得・消費支出】個人所得(前月比)は+0.5%、消費支出+0.4%といずれも堅調な伸びが持続

ZUU online / 2019年7月1日 18時15分

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【5月米個人所得・消費支出】個人所得(前月比)は+0.5%、消費支出+0.4%といずれも堅調な伸びが持続(画像=PIXTA)

■結果の概要:5月の個人所得、消費支出ともに堅調な伸びが持続

6月28日、米商務省の経済分析局(BEA)は5月の個人所得・消費支出統計を公表した。個人所得(名目値)は前月比+0.5%(前月:+0.5%)となり、2ヵ月連続で堅調な伸びを維持、市場予想(Bloomberg集計の中央値、以下同様)の+0.3%も上回った。個人消費支出は、前月比+0.4%(前月改定値:+0.6%)と堅調な伸びとなったものの、+0.3%から大幅に上方修正された前月、市場予想の+0.5%を下回った。一方、価格変動の影響を除いた実質個人消費支出(前月比)は+0.2%(前月改定値:+0.2%)と横這いから上方修正された前月に一致、市場予想(+0.4%)は下回った。貯蓄率(1)は6.1%(前月:6.1%)と前月から横這いとなった。

価格指数は、総合指数が前月比+0.2%(前月:+0.3%)と前月を下回った一方、市場予想(+0.2%)に一致した。また、変動の大きい食料品・エネルギーを除いたコア指数は前月比+0.2%(前月:+0.2%)と、こちらは前月、市場予想(+0.2%)に一致した。前年同月比では、総合指数が+1.5%(前月改定値:+1.6%)と+1.5%から上方修正された前月を下回ったものの、市場予想(+1.5%)には一致した。コア指数は+1.6%(前月:+1.6%)と、こちらは前月に一致した一方、市場予想(+1.5%)を上回った。

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(1)可処分所得に対する貯蓄(可処分所得-個人支出)の比率。

■結果の評価:前月に続き堅調な消費の伸びを確認、4-6月期個人消費は加速する見込み

名目個人消費(前月比)は4月の+0.6%に続き、5月も+0.4%と前月に続いて消費が堅調であることが確認された。また、実質ベースでも、非常に高い伸びとなった3月の+0.8%から2ヵ月連続で前月比+0.2%のペースを維持した。このため、実質GDPにおける個人消費は1-3月期が前期比年率+0.9%と低調な伸びに留まったが、4-6月期は同3%台後半に加速するペースとなっている。

先日発表された6月のコンファレンスボードの消費者信頼感指数が大幅な悪化を示していたことは懸念されるが、株式市場が堅調となっているほか、後述するように6月の実質可処分所得が前月比+0.3%と堅調な伸びを維持しており、個人消費は足元で堅調を維持しているとみられる。さらに、6月29日の米中首脳会談で当面は中国からの輸入品に対する追加関税が見送られたことも消費の追い風となろう。

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