AI時代の必修教養「テクノベート」とは何か

ZUU online / 2019年7月15日 20時30分

■人間に残される仕事は「この5つ」だ

人間がAIや機械よりも優位を保てる仕事について、トーマス・ダベンポートらは著書の中で、5つの分類を提唱しています。

1.ステップ・アップ

機械(コンピュータ)がどれだけ発達しようとも、それらは基本的に高性能の計算機にすぎず、やはり人間が命令を下したり、その前提となる課題設定を行う必要があります。ステップ・アップは、このように機械によって構成されるシステムをより高次の視点から見て、その評価をしたり、応用・拡大などの意思決定を行う仕事です。

大局観が必要とされ、また自分自身がプログラマーでなくとも、コンピュータシステム全般に関心があり、また改革志向であることが望ましいとされます。必ずしも求められる人数は多くはありませんが、これからの時代に非常に重要な位置づけの仕事と言えます。

2.ステップ・アサイド

機械が苦手としている「人間らしい」仕事です。その代表としては、相手の微妙な感情を読み取る仕事や、非常に細かな気配りや手作業での微調整などが必要な仕事、クリエイティブな創作が求められる仕事などがあります。たとえば看護師や介護師などは相手の感情を読み取って気を配ることに加え、状況に応じた細かな作業を必要とするため、機械がこれを置き替えることは難しいでしょう。

また、小説やドラマの脚本、オーケストラの音楽や絵画などは、ビッグデータがあれば機械でも学習により「それらしいレベルのもの」は作れるかもしれませんが、真に多くの人の共感を呼ぶものを機械が生み出すのは容易ではありません。この仕事はニーズも大きく、機械化が進んでも数多く残るものと考えられます。

3.ステップ・イン

新しい技術とビジネスをつなぐ仕事です。いつの時代にも、新しい技術が生まれれば、それをビジネスにつなぎ、価値に転換する人間が必要になります。たとえば新しいコミュニケーション・テクノロジーが生まれれば、それをどのように活用すべきかを考える人間が必要になります。これがステップ・インの仕事です。

最初に紹介したステップ・アップが、管理職がメインで担う仕事であるのに対し、ステップ・インは現場の人間や起業家などが担うことが多いとされます。特に、テクノロジーの活用に積極的な企業では、このタイプの人間が必須です。単に自分で機械の活用方法を考えるだけではなく、それを周りの人に説明できる能力も必要とされます。

4.ステップ・ナロウリー

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