【19年4-6月期米GDP】前期比年率+2.1%、前期の反動で在庫投資、外需が成長を押下げ

ZUU online / 2019年7月29日 18時35分

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【19年4-6月期米GDP】前期比年率+2.1%、前期の反動で在庫投資、外需が成長を押下げ(画像=PIXTA)

■結果の概要:成長率は前期を下回ったものの、市場予想は上回る

7月26日、米商務省の経済分析局(BEA)は19年4-6月期のGDP統計(1次速報値)を公表した。4-6月期の実質GDP成長率(以下、成長率)は、季節調整済の前期比年率(1)で+2.1%となり、前期(同+3.1%)から低下、市場予想(Bloomberg集計の中央値、以下同様)の同+1.8%は上回った。

4-6月期の成長率を需要項目別にみると、個人消費が前期比年率+4.3%(前期:+1.1%)と前期から伸びが大幅に加速し、17年10-12月期(同+4.6%)以来の高水準となった。また、政府支出も+5.0%(前期:+2.9%)と前期から伸びが加速した。

一方、民間設備投資が▲0.6%(前期:+4.4%)と16年1-3月期以来のマイナスに転じた。また、住宅投資も▲1.5%(前期:▲1.0%)と6期連続のマイナス成長となった。

さらに、当期は前期に成長を大幅に押上げた在庫投資の成長率寄与度が▲0.86%ポイント(前期:+0.53%ポイント)となったほか、外需も同▲0.65%ポイント(前期:+0.73%ポイント)といずれも前期の反動もあって成長率を大幅に引き下げた。

当期は、予想通り在庫投資や外需の成長率押下げによって前期から成長率が低下した。一方、民間設備投資の不振は懸念されるものの、個人消費が前期の低調な伸びから回復しており、米経済は個人消費主導で底堅い成長が持続していることを確認できる結果と言えよう。

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(1)以降、本稿では特に断りの無い限り季節調整済の実質値を指すこととする。

■結果の詳細:

●(個人消費・個人所得)自動車・自動車部品消費が大幅に増加

4-6月期の個人消費は、財消費が前期比年率+8.3%(前期:+1.5%)と前期から大幅に伸びが加速したほか、サービス消費も+2.5%(前期:+1.0%)とこちらも前期から伸びが加速した。財消費では、耐久財が+12.9%(前期:+0.3%)と大幅に伸びたが、自動車・自動車部品が+15.9%(前期:▲10.2%)と大幅なプラスに転じたほか、娯楽財・スポーツカーが+17.0%(前期:+12.4%)と前期に続き好調を維持したことが大きい。

一方、非耐久財も+6.0%(前期:+2.2%)と伸びが加速した。こちらはガソリン・エネルギーが+0.7%(前期:+0.5%)と前期に続き低調な伸びに留まったものの、食料・飲料が+5.1%(前期:▲1.7%)、衣料・靴が+14.2%(前期:▲3.8%)と前期からプラスに転じ全体を押上げた。

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