親の介護にはどれくらいの費用がかかる?30代から備えは必要?

ZUU online / 2019年8月21日 13時45分

写真

(写真=Photographee.eu/Shutterstock.com)

看護師さんは患者さんを介護するご家族の姿を見る機会も多いでしょう。30代、40代になってくると親も高齢化します。看護師としてバリバリと働いている中、もし、自分の両親に介護が必要になったら、仕事との両立は可能なのでしょうか。ふと考えると不安になる日もあるかもしれません。

今回は介護にかかる「お金」の部分に焦点を当ててみましょう。

介護費用の心配はつきません。NPO法人日本FP協会の「世代別比較 くらしとお金に関する調査2018」によると、40代の41.5%が親などの介護に不安を感じており、全世代の中で最も多い結果でした。人間は、よくわからないものには恐れを抱きます。介護にかかるお金の目安を知り、来るべき未来に備えましょう。

■介護費用の月額平均は約8万円

介護にかかるお金には、老人ホームなどに入居する際の一時金・月額費用、自宅のリフォーム代、車椅子やポータブルトイレなどのレンタル・購入代、リハビリテーション、訪問介護・看護(入浴や食事など)、介護食などがあります。

これらのほとんどは介護保険が適用され、1~3割の自己負担で済みます。自己負担分の平均は、月額7.8万円、リフォーム代などの一時金は69万円で、介護にかかる平均期間は、54.5ヵ月でした。(データはいずれも公益財団法人生命保険文化センター「生命保険に関する全国実態調査」2018年度版より)。

よって、介護にかかる総費用の平均は、7.8万円×54.5ヵ月+69万円=494.1万円ということになります。

■居宅介護か施設介護かで大きく異なる

上記の数値はあくまでも平均です。介護の必要性や地域、利用する介護サービスによって、かかる費用には差が出ます。

もし具体的な要介護度や受けようとしているサービスがわかれば、厚生労働省の「介護サービス情報公表システム」で試算できます。このサイトによると、最も重い要介護度5の人が個室型の施設に入った場合の目安は、月額14万円ほどです。

◆厚生労働省:介護事業所・生活関連情報検索

介護施設は、施設によって費用が大きく異なります。入居一時金だけで数千万円かかるところも珍しくありません。介護費用は、上を見ればキリがないのです。

■親の介護費用を子供が負担するべきではない

もし親の介護費用を払うことになれば、かなりの負担になるでしょう。毎月8万円前後、多い場合は14万円ほどの援助を数年間続けられるでしょうか?

お世話になった両親へ恩返ししたいという気持ちは大切にしていただきたいですが、親の介護費用を負担したばかりに、自分の老後資金がなくなってしまうということになりかねません。このような状況は、両親も望んでいないのではないでしょうか。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング