【7月米雇用統計】雇用者数は前月比+16.4万人と概ね市場予想(+16.5万人)並みの増加、賃金の伸びは加速

ZUU online / 2019年8月5日 19時40分

■結果の概要:雇用者数は前月から伸び鈍化も、市場予想並みの増加、失業率は横這い

8月2日、米国労働省(BLS)は7月の雇用統計を公表した。非農業部門雇用者数は、前月対比で+16.4万人の増加(1)(前月改定値:+19.3万人)と、+22.4万人から下方修正された前月を下回ったものの、市場予想の+16.5万人(Bloomberg集計の中央値、以下同様)並みの増加となった。

失業率は3.7%(前月:3.7%、市場予想:3.6%)とこちらは前月から横這いとなり、前月から▲0.1%ポイントの低下を予想していた市場予想を上回った。労働参加率(2)は63.0%(前月:62.9%、市場予想:62.9%)と前月から+0.1%ポイント上昇し、市場予想も上回った。

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(1)季節調整済の数値。以下、特に断りがない限り、季節調整済の数値を記載している。
(2)労働参加率は、生産年齢人口(16歳以上の人口)に対する労働力人口(就業者数と失業者数を合計したもの)の比率。

■結果の評価:労働市場の回復持続も雇用増加ペースは鈍化

7月の雇用増加数は市場予想並みとなった一方、後述するように過去2ヵ月分が合計▲4.1万人下方修正された結果、過去3ヵ月の月間平均雇用増加数は14.0万人増となった。当研究所は今年の雇用増加ペースを10万人台半ばから後半と予想しており、足元では予想を若干下回るペースとなっている。もっとも、19年通年では16.5万人増と依然として予想通りのペースを維持している。

家計調査では、失業率が市場予想に反して前月から横這いとなったものの、7月も労働力人口の増加を伴う労働参加率の上昇がみられており、労働需給の改善は持続していると判断できる。

一方、時間当たり賃金(全雇用者ベース)は、前月比+0.3%(前月改定値:+0.3%、市場予想:+0.2%)と、+0.2%から上方修正された前月に一致し、市場予想を上回った。また、前年同月比は+3.2%(前月:+3.1%、市場予想:+3.1%)と、前月から+0.1%ポイント上昇し、市場予想も上回った。

このようにみると、7月は過去2ヵ月分の雇用者数の下方修正によって雇用増加ペースがやや鈍化したものの、賃金上昇を伴う労働市場の回復が持続していることを確認する結果であったと言える。

■事業所調査の詳細:全般的に雇用増加ペースが小幅に鈍化

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