【タイGDP】4-6月期は前年同期比+2.3%増~輸出低迷が内需に波及して2014年以来の低成長を記録

ZUU online / 2019年8月20日 17時5分

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【タイGDP】4-6月期は前年同期比+2.3%増~輸出低迷が内需に波及して2014年以来の低成長を記録(画像=PIXTA)

2019年4-6月期の実質GDP成長率は前年同期比2.3%増(1)と、前期の同2.8%増から低下し、Bloomberg調査の市場予想(同2.3%増)と一致した。

実質GDPを需要項目別に見ると、主に内需の減速と輸出の低迷が成長率低下に繋がった。

民間消費は前年同期比4.4%増と、前期の同4.9%増から低下した。財別に見ると、2017年の酒税・たばこ税増税の影響が和らぐ非耐久財(4.7%増)が回復したほか、半耐久財(3.0%増)が持ち直した一方、自動車販売の好調が終息しつつある耐久財(5.5%増)とサービス(4.4%増)が減速した。

政府消費は同1.1%増と、前期の同3.4%増から低下した。

投資は同2.0%増と、前期の同3.2%増から低下した。投資の内訳を見ると、まず民間投資は同2.2%増(前期:同4.4%増)となり、民間設備投資(同2.5%増)と民間建設投資(同0.9%増)がそれぞれ鈍化した。一方で公共投資は同1.4%増(前期:同0.1%減)と3期ぶりのプラスとなった。公共設備投資(同8.5%減)が低迷したものの、公共建設投資(同5.8%増)が2期連続で持ち直した。

純輸出は実質GDP成長率への寄与度が▲2.9%ポイントと、前期の▲4.6%ポイントからマイナス幅が縮小した。まず財・サービス輸出は同6.1%減(前期:同6.1%減)と低迷した。うち財貨輸出が同5.8%減(前期:同5.9%減)、サービス輸出が同7.0%減(前期:同7.2%減)となり、それぞれ前期から横ばいとなった。また財・サービス輸入も同2.7%減(前期:同0.1%減)とマイナス幅が拡大した。うちサービス輸入が同0.1%増(前期:同10.6%増)と大きく鈍化したほか、財貨輸入が同3.4%減(前期:同2.6%増)とマイナスに転じた。

供給項目別に見ると、農業とサービス業の悪化が成長率低下に繋がった。

農林水産業は前年同期比1.6%減(前期:同1.8%増)と低下し、1年半ぶりのマイナスとなった。米やサトウキビ、パインアップルなどの主要農作物の収穫が干ばつの影響により低調だったほか、水産業の減少が響いた。

鉱工業は同1.2%増(前期:同1.0%増)と小幅に上昇した。まず主力の製造業は同0.1%減(前期:同0.7%増)と、内外需の悪化を受けて約5年ぶりのマイナスとなった。製造業の内訳を見ると、自動車やコンピューター・部品などの資本・技術関連産業(同1.3%減)と石油化学製品、ゴム・プラスチック製品などの素材関連(同0.4%減)がそれぞれ低迷したほか、食料・飲料や繊維、家具などの軽工業(同1.0%増)が鈍化した。一方、鉱業は同6.9%増(前期:同0.8%減)と急上昇し、電気・ガス業は同7.3%増(前期:同5.6%増)と堅調に拡大した。

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