【7月米個人所得・消費支出】個人所得(前月比)は+0.1%の低い伸びとなったものの、消費支出は+0.6%と堅調な消費を確認

ZUU online / 2019年9月2日 17時50分

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【7月米個人所得・消費支出】個人所得(前月比)は+0.1%の低い伸びとなったものの、消費支出は+0.6%と堅調な消費を確認(画像=PIXTA)

■結果の概要:7月の個人所得は市場予想を下回る一方、消費支出は予想を上回る結果

8月30日、米商務省の経済分析局(BEA)は7月の個人所得・消費支出統計を公表した。個人所得(名目値)は前月比+0.1%(前月改定値:+0.5%)となり、+0.4%から上方修正された前月値、市場予想(Bloomberg集計の中央値、以下同様)の+0.3%を下回った。個人消費支出は前月比+0.6%(前月:+0.3%)と、こちらは前月、市場予想(+0.5%)を上回った。また、価格変動の影響を除いた実質個人消費支出(前月比)も+0.4%(前月:+0.2%)と、前月、市場予想(+0.3%)を上回った。貯蓄率(1)は7.7%(前月改定値:8.0%)と、8.1%から下方修正された前月値から▲0.3%ポイント低下した。

価格指数は、総合指数が前月比+0.2%(前月:+0.1%)と前月値を上回った一方、市場予想(+0.2%)に一致した。また、変動の大きい食料品・エネルギーを除いたコア指数は前月比+0.2%(前月:+0.2%)と、こちらは前月、市場予想(+0.2%)に一致した。前年同月比では、総合指数が+1.4%(前月改定値:+1.3%)と+1.4%から下方修正された前月を上回った一方、市場予想(+1.4%)には一致した。コア指数は+1.6%(前月:+1.6%)と、こちらは前月、市場予想(+1.6%)に一致した。

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(1)可処分所得に対する貯蓄(可処分所得-個人支出)の比率。

■結果の評価:消費は堅調な伸びを維持し、7-9月期も好調にスタート

名目個人消費(前月比)は7月が+0.6%の高い伸びとなった。4-6月期の名目個人消費は前期比年率で+7.1%、実質ベースでも+4.7%の高い伸びとなっていたが、7-9月期も好調なスタートを切ったと言えよう。

一方、7月は貯蓄率が前月から▲0.3%ポイント低下するなど、所得対比で消費がやや過大となった。

もっとも、貯蓄率は前月から低下したものの、依然として高い水準を維持しているため、消費余力を残していると言えよう。また、労働市場の回復持続や底堅い消費マインドなど個人消費を取り巻く環境も良好であるため、個人消費は当面堅調な伸びを維持しよう。

物価は(前年同月比)は、総合指数が18年11月以来、FRBが物価目標としている2%の水準を下回っているほか、物価の基調を示すコア指数も19年1月以来、2%の水準を下回る状況が持続しており、物価上昇圧力は抑制された状況が持続している。

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