かんぽ生命の不正が起きてしまった理由とは?かんぽ生命の対応も解説

ZUU online / 2019年9月17日 15時0分

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出典:Getty Images

2007年に郵政民営化で民営化したかんぽ生命は、郵便局が窓口となって入れる保険として人々の身近にありました。

しかし、2019年6月に大規模な不正が横行していたと発表があり、それまでに積み上げてきた信頼や実績が地に落ちました。

今回は、かんぽ生命の不正がどのようにして発覚し、どのような不正があったのかなどを解説していきます。

■ かんぽ生命の不正に関するあらまし

がんぽ生命は2018年11月分の乗り換え契約、約2万1千件を自社調査した結果、全体の約30%にあたる5,800件ほどの契約で不適切販売の疑いがあると2019年6月に発表いたしました。

この発表を受けて金融庁が調査に乗り出した結果、保険料の二重払いや無保険状態の契約などが2018年5月~2019年5月までに少なくとも約10万件以上あると判明しました。

最終的に、どれだけの不正があったのかは現時点でも把握しきれていません。

■ かんぽ保険の不正内容の実例

かんぽ保険の不正と一口に言っても、様々な内容の不正があります。

どのような不正があったのか解説します。

□ 顧客に無断で契約書類偽造

日本郵便に所属する課長が、顧客に無断で保険契約申込書を作成して手続き。

顧客は自分で加入した覚えのない保険証券が届いたことで発覚しました。

他にも契約書類偽造として、顧客が病気で通院しているとの申し出を、顧客本人と面談せずに勝手に作成して保険の申し込みをしたなどのケースがあります。

□ 顧客に不利な条件での乗り換え

顧客が旧契約から新契約に乗り換える際、新契約は加入後3ヵ月保障を受け取れないことを理由に、3ヵ月間旧契約と新契約の両方を支払わせていた二重払い問題。

または、3ヵ月保障を受け取れないことをきちんと伝えずに旧契約を打ち切り、無保険状態で放置したなどの不正が多く発見されました。

このようなケースでは、保険料の二重負担を防ぐ条件付き解約制度が導入されていますが、日本郵便はこの制度を導入していないため、今回のようなケースが起きてしまいました。

□ 70歳以上の顧客に対する規約違反

かんぽ生命保険では、70歳以上の高齢に保険営業をする時は、家族が遠方に居ない限りは家族の同席が必要でした。

高齢者が保険の複雑な仕組みを理解できずに、契約してしまうケースを防ぐための規約です。

しかし、内部調査をした結果、2017年度の同席率は61%となっていたのが発覚しました。

高齢者が理解できないまま、保険の契約を結んでいた疑いが強くあります。

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