【羊飼いのFX突撃取材】大きな流れはブレグジット次第だろう

ZUU online / 2019年9月17日 16時30分

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【羊飼いのFX突撃取材】大きな流れはブレグジット次第だろう(画像=PIXTA)

2019年9月17日14時過ぎに志摩力男さんに直接聞いた最新の相場観と戦略をご覧下さい。(提供:羊飼いのFXブログ※チャート付き)

■現在の為替相場の傾向や相場観

サウジアラビアの石油施設が攻撃を受けたことは衝撃だった。しかし原油価格は上がり、金融市場の動きは意外と冷静であった。ここから先、中東情勢の混乱も材料には含まれるものの、基本は米中の貿易問題とブレグジットがフォーカスされることには変わりはないだろう。あと、為替市場ではあまり話題になっていないが、米国の債券市場がバブル崩壊のような形で大きく崩れており、10年債の金利が1.45%から一時的に1.90%まで大幅上昇している。これが意味するところは、米国経済はやはり実態からいって金利低下をそれほど受け入れられない、やはり強い、ということだ。今週FOMCがあるが、市場の織り込み通り、利下げは行われるだろう。しかしCMEが出しているFedWatchサイトによると、利下げ確立が63.5%まで大きく低下している。ただ、ブルームバーグ等の利下げ確立は動いていないため、やや極端な印象はあるものの、FOMC内での利下げに対する抵抗も実際かなり強いようだ。長期金利をみると、トランプ米大統領がいうように、これから先着実に利下げをしていくというよりは経済の実態に合わせなければならないため、この先の利下げが見通せなくなっており、10月以降はもしかしたら利下げがないかもしれない。また利下げをしたとしても市場金利は下がらず抵抗する可能性もある。

■現在の為替相場の戦略やスタンス

米国の金利が下がらなくなってきていることで、ドルは相対的に強い状況が続きそうだ。また、ユーロ/米ドルに関しては反転を狙っている人が多そうだが、厳しいかもしれない。米ドル/円も意外と堅調だ。これから秋に向けて、ドルがあまり売られない時期に入るため、大きくトレンドが出るというよりは意外なドルの堅調が、これから先あるかもしれない。米ドル/円は揉みあいに入り、堅調になりそうで、ユーロ/米ドルは反転というよりは、じり安を想定している。しかしいずれにせよ、大きな流れはブレグジット次第だろう。

志摩力男
慶應義塾大学経済学部卒。1988年~1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地のヘッジファンドや有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍する。志摩力男の実践リアルトレード

羊飼い(ひつじかい) FXトレーダー&ブロガー
「羊飼いのFXブログ」の管理人。2001年からFXを開始。ブログで毎日注目材料や戦略を執筆配信中。トレードはスキャルがメインで超短期の相場観には自信あり。http://kissfx.com/

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