国債の債券利回りはマイナスなのに売れる理由とは?

ZUU online / 2019年9月24日 11時0分

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出典:Getty Images

世界的な利回り低下を受けて、日本国債の7月分の購入金額が先月分の2倍に達しました。

しかし、日本国債の利回りは超低金利政策もあってマイナスのままです。

今回は日本国債の利回りがマイナスなのに売れる理由について解説します。

債券の利回りや、誰が日本国債を購入しているのか、そして日本を脅かす国について解説します。

■ 債券の利回りとは

債券の利回りとは、投資額と投資によって生じた損益の割合を指します。

一般的な利子や利息とは意味合いが違うため、注意しましょう。

例えば、額面10,000円の債券を購入して、満期を迎えた時に10,500円として戻ってくるとします。

損益は500円となり、損益に対して投資額が10,000円のため、利回りはプラス5%となります。

では、額面10,000円の債権を購入して、満期を迎えた時に9,500円しか戻って来ないとします。

差額はマイナス500円となり、損益に対して投資額が10,000円のため、利回りはマイナス5%となってしまいます。

つまり、債権の利回りがマイナスというのは、債権を購入しても儲けるどころか、損をしてしまうケースの事を指します。

■ 日本の国債が売れる理由

日本の国債は購入すれば、償還する時に損をしてしまう債券です。

しかしながら、日本の国債が売れるのには理由があるのです。

日本の国債で利回りがマイナスとなって話題になったのは2014年です。

10月発行の短期国債の平均落札金利がマイナス0.0037%となりました。

国債は国の借金であるにもかかわらず、国が利息を貰える事態となったのです。

普通に考えれば損をする国債ですが、マイナス金利であっても国債は売れました。

この理由としては、短期国債は信用力が高く換金性に優れているため、金融機関同士が取引する時の担保にもなるため、金融機関は購入したのです。

なにより、国債の損失は毎年起きるのではなくて、償還した時に発生するというのがポイントになります。

国債の期限が2年なら2年後、10年なら10年後に損失が発生します。

トランプのババ抜きで例えるなら、最後にジョーカー=国債を持っていると、損が発生するのです。

そのため、国債を持っている金融機関は期限が切れるまでに、別の金融機関に国債を高値で押し付けようとします。その相手が日銀になります。

日銀は中央銀行のため、金融機関にお金を渡し、国内の流動性を高める責任があります。

お金は流通すればするほど、経済が活発になります。

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