アリババ VS テンセント:買うべきはどっちか?

ZUU online / 2019年9月26日 18時45分

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(画像=xtock/Shutterstock.com)

アリババとテンセントといえばいずれも中国を代表するインターネット企業である。両社の株式は今年、アジア諸国における不況の流れにより打撃を受けている中、互いに異なる動きをしている。

中国のeコマース大手であるアリババは、年初来で株価を約28%ほど上昇させた。一方でテンセント株価は後れを取っており、年初来で8%の上昇にとどまっている。

アリババの株価は2018年に20%下落したものの、そこから復活を遂げることができた。テンセントは同時期、中国の経済成長が減速したことや、米国との貿易戦争に伴う投資家心理の悪化に伴い約25%下落していた。

こうした中、両企業の最新の決算報告をより深く掘り下げることで、2020年に向けた潜在的な悪材料、好材料が明らかとなってくるだろう。

■アリババ:売上高の勢いは依然として堅調

アリババは最新の決算報告で、中国経済の減速や世界経済な混乱などの悪材料はあるものの、同社の提供するプラットフォームが依然として強固であることを示した。決算報告では売上高は42%の増加、純利益は2倍以上となり、アナリストの予想を上回ることとなった。

中国のアマゾン(NASDAQ:AMZN)とされるアリババが激化する米中貿易戦争から逃れることができたのは、同社による全国規模のプロモーションなどの影響で、消費者がインターネットショッピングへ大きくシフトしたからだと考えられる。中国の市場シェアの半分を占める同社のクラウドコンピューティング事業は、66%の成長を遂げた。

アリババには依然として成長と多様化のチャンスが残されている。同社はクラウドコンピューティングビジネスの拡大のため、ヨーロッパ、中東、南アジア、東南アジア、そして中国国内に新たなデータセンターを設置するなど、多額の投資を行ってきた。

アリババの新会長であるダニエル・チャンはビジネスウィークのインタビューに対し、アリババが食料品業界だけでなく、さらなる業界においてオンラインとオフラインの世界を結びつける唯一の立場にあると述べている。そして実際、アリババは金融、ヘルスケア、映画、音楽など新たな分野への進出に取り組んでいる。

■テンセント:ゲーム事業は規制問題に直面

テンセントは昨年度の業績不振から依然として脱却できていない。2018年、同社のゲーム事業は、中国当局による規制により苦境を迎えていた。また、企業支出の悪化を受けて、広告事業も不振に陥っていた。

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