水の中は未知の世界!? 巨大な魚・水生生物特集

2018年4月23日更新

今年1月に公開した「巨大生物がズラリ!世界一大きい動物たち」に続き、今回は水中に住む大きな魚や水生生物を集めてみました。

ニシキエビ

世界最大のイセエビ

日本では相模湾より南に生息する世界最大のイセエビ。50cm程度の体長と、淡青色をメインとした体の模様、触角や脚のまだら模様が特徴的で、食べてもおいしいといいます。

体長約1mの巨大個体が中国で捕獲される

このエビは体長約1m、重量3kgほどの驚くべき大きさのもので、鮮やかなエメラルドグリーンや黄色などの色が混ざった美しい殻と、数十センチはあろうかという巨大な触角が特徴の個体。すぐさまこの珍しいエビに注目した人によって売買交渉が持ちかけられ、60万元(約1130万円)もの驚くべき高値で売却されたという。

ダイオウイカ

世界最大の無脊椎動物

平均体長10m、体重200kgという世界最大の無脊椎動物。普段は深海で暮らしているので、台風などで打ち上げられて水面や浜辺で発見されたものはすでに死んでいる状態です。

深海には、巨大な生物もいるようです。その筆頭が、“ダイオウイカ”。最大の記録では全長18メートルもあるそうです。なんでこんなにデカくなる必要があるのでしょう? すぐにお腹もすくだろうし、きっと動きづらいですよね。でも、巨大化することで他の生物から襲われにくくなるとのこと。

ダイオウホウズキイカ

目の大きさだけでも35cm

ダイオウホウズキイカは、地球上で一番大きな目を持っているといわれています。

このダイオウホウズキイカは、大きいものになると4~5mほどにまで成長し、その体重も500kgほどにまでなることもあるとされているが、こうした完璧な状態で捕獲されることは珍しいため、今回の収穫に科学者たちは興奮気味。さすがに食べてみるという話にはならなそうだが、その目の大きさだけで35cmにも及ぶことから、仮に料理されるようなことにでもなったとしたら、とんでもない量のイカ料理になりそうな気配だ。

クエ

フグよりおいしいという噂も

主に九州や和歌山などで捕れる高級魚で、スズキなどの仲間です。通常は全長60cm程度ですが、130cmを超える大型個体が捕獲されることも。
クセや臭味がなく、フグよりおいしいといわれ、旨みもコラーゲンもたっぷりで、鍋は絶品です。

リュウグウノツカイ

大きめのキリンと同じような長さ

世界最長の硬骨魚類といわれ、通常は体長3mほどですが、11mの個体が発見されたこともあるとか。深海魚の代表格としても有名ですが、赤ちゃん(稚魚)の頃は海面近くで生活し、成長するにつれて深い場所で住むようになるといいます。
今年1月には京都府宮津市黒崎沖の若狭湾で5mを超えるリュウグウノツカイが定置網にかかって話題になりました。

京都府宮津市黒崎沖の若狭湾で、カタクチイワシやサワラ、アジなどが獲れる定置網に巨大な深海魚リュウグウノツカイがかかった。そのときの様子を栗田漁業生産組合田井事業所の石田智敬さんが語る。
立ち泳ぎのように縦になって泳いでいたので、最初に巨大な頭が見えました。年に1匹程度、3mくらいのリュウグウノツカイが網にかかりますが、ここまで大きいのは初めてだったので水族館に連絡したんです。

マンボウ

世界最大の硬骨魚類

平均体長は3m前後、重さは1トンになる世界最大(重量)の硬骨魚類。実はフグの仲間で、フグの仲間で一番大きくなる種類です。また、雌は一度に3億個の卵を産卵するといわれ(最近の研究では8000万個とも)、最も多く卵を産む魚類とされています。
深海に潜ったり、体表面の寄生虫を振り払うために水面近くに出てみたり、まだまだその生態には謎が多く残されています。

体長4.2m、重さは2.2トン

こちらが今回発見された巨大マンボウで、大きさはなんと4.2メートルもある。場所はポルトガル沖ということで、重さはなんと2.2トンもあるというとんでもないサイズである。マンボウは体中が寄生中におおわれており、これだけの大きさともなれば、おびただしい数の虫におおわれていることは間違いないだろう。

ヒル

「ツチノコ」並みの大きさ

川や田んぼで見かけるサイズを遥かに超えています。閲覧注意画像です。気になる方は下の記事からどうぞ。

なんとペットであるヒルに自らの腕を差し出して自分の血液をこのペットのヒルに与えているようだ。それだけではなく、そのヒルの大きさにも目を瞠るものがある。最初見た時、幻の「ツチノコ」発見か?!と思ってしまったが、どう見てもこの大きさでは、これがあの川や田んぼや沼地にいるヒルと全く同じ種類だとは信じ難い。

動画を見たい方は下の参考リンクからご覧ください。

オサガメ

世界最大のカメ

世界最大のカメで、体長は2m、体重は600kg。甲羅の部分は柔らかく、触るとゴムのような感触で、その質感から英語では「Leatherback Turtle」(革の背中をしたカメ)と呼ばれています。

絶滅の危機にある生物

地球上で最も深刻な絶滅の危機にある生物のひとつとされていますが、中国では解体・販売されて物議を醸したことも。

2016年12月6日、中国広東省湛江市で、200キロを超える巨大なカメが引き揚げられたが、すぐに解体され販売された。後にそのカメは中国が2級保護動物に指定している「オサガメ」であることがわかり当局が調査を進めている。
報道によると、国家2級保護動物に指定されているオサガメはカメ目の最大種で、雑食性に加え視力が悪いことからビニール袋を食べてしまうこともある。これにより腸閉塞を引き起こし、多くのオサガメが命を落としているという。近年生体数は激減しており、10〜20年以内に絶滅するとの調査も見られている。

イタヤラ

サメをも飲み込む

ハタの一種。旧約聖書に登場する巨人・ゴリアテにちなんで「ゴリアテ・グルーパー」とも呼ばれ、体長3m、体重360kgになる大魚。一口でサメを飲み込むことも。

ゴリアテ・グルーパーは、文献でも100年前から重さ680キロのバケモノが捕獲された記録や、少年を喰った事があるなど色々曰く付きの生物。現在は自然環境の変化で絶滅危惧種として保護対象にもなっているという。

ゴライアスタイガーフィッシュ

人間を食いちぎった記録もあるどう猛な魚

大型の肉食淡水魚で、野生のものは人も襲います。

「ゴライアスタイガーフィッシュ」は、クロコダイルを襲うだけでなく、人間の体を食いちぎった記録もある非常にどう猛な魚だ。最大1.8メートル、45キロにまで成長。顎の関節が2つあるため口を大きく開けられる。

オヒョウ

体重230kg超の個体も

体長は雄で1.5m前後、雌は3m近くになるカレイの仲間。水深200~1000メートルの海底に生息する深海魚で、体重230kg超の個体が釣り上げられたという記録もあるそうです。

世界最大級のキャッチ・アンド・リリース

スウェーデン出身の24歳の釣りキチ野郎、エリック・アクスナーがノルウェーのロフォーテン島で超巨大オヒョウを釣り上げ話題になっている。
このオヒョウ、重量から推測して、食用として時価で115万円ほどの価値で買い取られる可能性があったものを、エリックは迷うことなく巨大魚をリリースしたのだ。「俺はまた別の日にヤツと戦うために魚をリリースしたんだ」

オオサンショウウオ

推定年齢200歳超え

中国・重慶市の漁師が、野生のオオサンショウウオを捕獲。そのサイズは、体長1.4メートル、体重52キログラムと、かなり巨大な個体だ。専門家によると、年齢はおそらく200歳を超えていると推測されている。

ヨーロッパオオナマズ

ヨーロッパを中心に生息

ヨーロッパオオナマズの全長は普通1~2m。竿とリールで釣り上げたなんて信じられないサイズです。

イタリア北部を横断するポー川(Po River)で、地元の釣り師、ディーノ・フェラリ氏が全長約2.67m(8.75フィート)、重さ約126kg(280ポンド)の巨大なヨーロッパオオナマズ(Wels catfish)を釣り上げた。
かつて同じくポー川で捕獲された世界最大のヨーロッパオオナマズ(約2.78m、約135kg)には僅かに及ばなかったものの、竿とリールで釣り上げられたものとしては、おそらく世界最大サイズということだ。

大きさがピンとこなかったらこちらもどうぞ。

ホシエイ

全長259cmで日本新記録

軟骨魚ハンターを自称している大学生の西野勇馬さんによって釣り上げられたホシエイが日本記録に認定され、Twitterに投稿された写真のホシエイの大きさに「コラ画像かと思った」という声が寄せられています。

釣り上げた巨大なホシエイとNPO法人ジャパンゲームフィッシュ協会(JGFA)が認定した記録証の写真をツイッター上で公開しています。
巨大ホシエイを釣り上げた西野さんによると、全長は259cm 胴体の横幅が168.4cm、重さは証明書にあるように126.1㎏と平均的な成人男性の2倍くらいの重さという超大物。

金魚

放流されたあとに野生化

お祭りの金魚すくいで見られる金魚は4cmほどのサイズと考えると、かなり驚きのサイズです。

オーストラリアで発見されたコチラの金魚と鯉ですが、もともとペットとして飼われていたものが、何らかの問題で家で飼えなくなり下線に放流されたのだという。その後、金魚と鯉は野生化、徐々に体が大きくなりなんと10倍近いからだとなってしまったのだという。

体重104ポンド(47kg)

コイの釣りキチたちが集うハンガリーのユーロアクア湖で捕獲されたこの巨大コイ。みるからにメタボで見た目も「これがコイかよ?」といいたくなるような風貌だがなんと体重104ポンド(47キロ)。これを釣り上げた英国人のスティーブン・ウィアーさんも「今までせいぜい70~90ポンドの魚を釣ってきたけどこんなのは一生に一度釣れるかどうかわからないね」とご満悦。