特集2017年12月6日更新

日本の伝統と現代のセンスの融合 進化系和菓子

和菓子はおいしいけれど、見た目がちょっと地味なのが残念ですよね。そんなときに「進化系和菓子」はいかがでしょうか?おみやげに喜ばれるし、インスタ映えもばっちり。人気の「進化系和菓子」をご紹介します。

進化系和菓子とは?

伝統はそのままに、最新の技術やデザインを加えて21世紀風にアレンジ=進化させたものを「進化系和菓子」と言います。

最近、和菓子をもっと身近に気楽に楽しんでもらいたいと、モダンでキュートな形の和菓子や、見た目にも楽しくかわいらしい「進化系和菓子」を手がける店が増え、SNSで投稿する楽しみも加わって、若い女性を中心に話題となっています。

おすすめ進化系和菓子は?

ふわどら生クリームカレ・ド・カネール雪あそび創作干菓子クリスマス京てまり季節の野菜羊羹・トマト天使のフロランタンずんだショコラスプーマパンチェッタあげ餅チーズ&ワインかりんと、トリュフかりんと湖のくに生チーズケーキくず餅プリン

ふわどら生クリーム(榮太樓總本鋪)

ふわふわスフレ生地に生クリームも入ったどら焼きです。

今までのどら焼きとは違う、ふわふわのスフレ生地は、まさに新感覚の味わい。生地には、隠し味にリコッタチーズを加えて仕上げられているそう。ぺろりと食べられてしまうお手軽なサイズも、女子には嬉しいポイントです。

カレ・ド・カネール(nikiniki)

京都の定番みやげ「生八ツ橋」の元祖(のひとつ)と言われている「聖護院八ッ橋総本店」の別ブランド「nikiniki」による、全く新しい生八ツ橋。フレーバーや中のあんを自由に選ぶことができ、形も従来の八つ橋とは全く違うものに進化しています。

もうひとつの看板商品は、オリジナルフレーバーの「カレ・ド・カネール」。使われる生八ッ橋は、定番のニッキに加え、抹茶やセサミ、シナモン、ロゼなど、色合いも華やか。あんは定番の粒あんや季節素材のあんがあり、さらにレモンやイチゴ、トマトのジュレ、きんぴらごぼうまで! 生八ッ橋に合うよう、コンフィ(砂糖漬けのフルーツ)にアレンジされた食材を組み合わせ、カップに好みの「生地+あんまたはコンフィ」を盛って、ケーキやパフェの感覚で楽しめる仕掛けです。

雪あそび(亀屋良長)

京菓子の老舗「亀屋良長」の女性職人が作った京都高島屋限定の商品です。

柚子羊羹の上に、マカダミアナッツやクランベリー、いちじくなどの果実をトッピング。
柚子の爽やかな酸味と果実の甘みが、シャンパンや白ワインとの相性抜群です。

創作干菓子クリスマス(俵屋吉富)

クリスマスといえば、生クリームやチョコレートたっぷりのケーキやブッシュドノエルを思い浮かべる方が多いと思います。クリスマスに和菓子という意外な組み合わせに惹かれます。こちらは京都高島屋にて12月23日(土)~25日(月)に限定販売されます。

クリスマスにおなじみのアイテムを麩焼き煎餅や打物、琥珀糖などで表現しました。

京てまり(菓匠 清閑院)

外はシャリシャリ、中は程よく柔らかな食感です。

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一見飴玉のような、カラフルな艶羊羹。抹茶、ラムネ、青梅、清水白桃、佐藤錦、瀬戸田レモンなど、和洋様々なフレーバーが楽しめる。

季節の野菜羊羹・トマト(麻布野菜菓子)

トマトジュースやドライトマトをラム酒と黒糖で炊き上げたトマト羊羹です。

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トマトの羊羹を一口食べた菊池さんは「うん。すごいトマトの香りと味が、う~ん。さっぱりしてますね。フルーツいただいてる感じがしますね。美味しい。ワインにも合いますね!」とコメント。

天使のフロランタン(岡埜栄泉総本家)

バターと蜂蜜でキャラメリゼしたアーモンド入りで見た目がおしゃれな最中。商品の裏面には、原材料の英語表記もされているそうで、外国の方へのお土産にも喜ばれそうですね。

国産米を使用した香ばしい最中種にバターと蜂蜜でキャラメリゼしたアーモンドをたっぷり乗せて焼き上げたさっくさくの食感。

ずんだショコラスプーマ(ずんだ茶寮)

ずんだの香ばしさとホワイトチョコレートの組み合わせは意外でしたが、美味しそうですね。食感も軽くて食べやすそうです。

ずんだをメインに香ばしいナッツや濃厚ホワイトチョコをミックス。シャリッ、ホロッとした軽くて新しい食感。

パンチェッタあげ餅(麻布十番あげもち屋)

「パンチェッタ」とは塩漬されたぶた肉のことなのですが、こちらの商品にも乾燥ベーコンが入っています。塩気が強く、かすかにニンニクの風味を感じるあげ餅は食べる手が止まらなくなるおいしさ!乾燥ベーコンもパリパリで激ウマ~。ワインやビールのおともにぴったりなフレーバーです。

チーズ&ワインかりんと、トリュフかりんと(麻布かりんと)

甘さと食感が魅力の和菓子「かりんとう」。様々なかんりとうを作っている専門店「麻布かりんと」のかりんとうの中でも、チーズとワイン、トリュフといった大人の味わいが楽しめる一品。お酒のおつまみにもあいそうですね。

湖のくに生チーズケーキ(工房Chou Chou)

ここから紹介するふたつは厳密には和菓子には該当しないのですが、洋菓子と和の素材のコラボということで、とっても気になったものを紹介します。「湖のくに生チーズケーキ」は、酒粕を素材に取り入れたチーズケーキです。

チーズケーキには、蔵元推薦の純米大吟醸や大吟醸などの酒粕が惜しみなく使われているそうだ。箱を開けた瞬間、お酒のキリっと甘さと、チーズの芳醇な香りが渾然一体となったまろやかな香りが鼻孔をつく。食べなくてもわかる、これは一般のチーズケーキとは絶対に違う味だ!!

くず餅プリン(船橋屋)

くず餅とプリンを合わせせることで独特の食感を楽しめます。

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同店の「くず餅」は葛粉ではなく、約450日間乳酸発酵・熟成させた小麦粉を使用しているため、独特の食感がある。プリンと合わせる事で食感に加え、独特の舌触りも生まれる。また、黒蜜ときな粉が良く絡む。