特集2018年3月24日更新

世界フィギュアスケート選手権2018

羽生結弦の2連覇やザギトワとメドベージェワの頂上決戦などで盛り上がった平昌五輪の興奮さめやらぬ中、21日からはフィギュアの世界選手権が始まりました。羽生が欠場する中で期待が集まる五輪銀メダリストの宇野昌磨ら日本選手5人のほか、男女シングルの注目選手の情報をまとめました。競技結果も随時更新していきます。

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羽生結弦、全日本フィギュア欠場 右足首痛み引かず「非常に悔しい」

スポーツ報知 / 2018年12月14日 8時0分

 日本スケート連盟は13日、フィギュアスケート男子五輪連覇の羽生結弦(24)=ANA=が右足首負傷のため、世界選手権(来年3月・さいたま)代表最終選考会を兼ねる全日本選手権(21~24日・大阪)を欠場すると発表した。羽生はルール改正後の今季、ショートプログラム(SP)、フリー、合計で全ての世界最高得点を出しており、日本連盟が実績を考慮する選考基準で世界選手権は代表入りする可能性が高い。 [全文を読む]

目次

男子シングルの結果

宇野昌磨2大会連続銀メダル 優勝はネイサン・チェン

男子フリーが行われ、宇野昌磨(20)=トヨタ自動車=はフリー179.51点、合計273.77点で2大会連続銀メダルだった。また、友野一希(19)=同大=は自己ベストを大きく更新するフリー173.50点、合計236.66点で5位に入り、日本勢上位2人の合計順位点が13点以内となり、来年埼玉で行われる世界選手権での「3」枠を確保した。優勝はネイサン・チェン(18)=米国=で合計321.40点、平昌五輪の悔しさを晴らす世界選手権初Vとなった。
男子ショートプログラム順位表
1位ネイサン・チェン(アメリカ)321.40
2位宇野昌磨(日本)273.77
3位ミハイル・コリヤダ(ロシア)272.32
4位オレクシイ・ビチェンコ(イスラエル)258.28
5位友野一希(日本)256.11
13位田中刑事(日本)236.66

【1位】ネイサン・チェン

ショートプログラム(SP)首位のネイサン・チェン(18=米国)が、フリーでも五輪の時の215・08点を上回る自己ベストで歴代2位となる219・46点、合計点でも歴代2位の321.40点で初優勝を飾った。
この日はSPの上位選手にミスが相次いだ中、ルッツ、ともに2度のフリップとトーループ、サルコーで4種類計6度の4回転ジャンプを跳ぶ圧倒的なプログラムを披露。昨年12月のグランプリ(GP)ファイナルに続くビッグタイトルをつかみ「とてもうれしい。平昌五輪ではつらい思いをしたが、教訓になった。夢がかなった」と笑顔を見せた。

【2位】宇野昌磨

転んでも転んでも、最後まで攻め抜いた。平昌五輪銀メダルの宇野昌磨(20=トヨタ自動車)はジャンプが決まらず、合計273.77点で2年連続の2位に終わった。
「最後まで滑りきれたという気持ちでいっぱい。何とか耐えられたのは練習の成果」。新調したスケート靴が合わず右足甲を痛めていた。ただそれは言い訳にはしなかった。「足の状態は昨日から良くなってスケートに影響はなかった。自分の調整ミスというか失敗が多かった」と振り返った。

【5位】友野一希

世界選手権初出場の友野一希(19)=同大=が、自己ベストを大きく更新するフリー173.50点、合計256.11点で5位に入り、来年の世界選手権3枠獲得に大きな貢献をした。
友野は「僕には失うものがなかったので、思いきって楽しんで滑られることを心がけたのが、この結果につながった要因なのかなと思います」とミスを恐れず、渾身の演技を披露した。
「フリーは自分がやれるだけのことをやるつもりで臨んだので、正直今の結果は自分でもあまり信じられない。試合の後よりも(取材を受けている)今の方が緊張している。今、自分ができることを全力で出し切れたと思うので、だから今この結果があるのかなと、思います」

【13位】田中刑事

ショートプログラム(SP)14位の田中刑事(23=倉敷芸術科学大大学院)はジャンプでミスが相次いで、自己ベストから約13点低いフリー156・49点、合計236・66点の13位に終わった。「五輪後はコンディションが上がらず、苦しい時間でした」と悔しがった。

女子シングルの結果

樋口新葉・銀、宮原知子・銅 日本勢11年ぶりダブル表彰台

優勝はカナダのオズモンド

23日、イタリア・ミラノで女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)8位の樋口新葉(17=東京・日本橋女学館高)が追い上げ2位に食い込んだ。SP3位の宮原知子(19=関大)は3位だった。優勝はケイトリン・オズモンド(22=カナダ)。平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワ(15=ロシア)はジャンプ失敗が響き5位に終わった。
女子シングル順位表
1位ケイトリン・オズモンド(カナダ)223.23
2位樋口新葉(日本)210.90
3位宮原知子(日本)210.08
4位カロリーナ・コストナー(イタリア)208.88
5位アリーナ・ザギトワ(ロシア)207.02

【1位】ケイトリン・オズモンド

【2位】樋口新葉

樋口は、第3グループの最後に登場。冒頭の3回転サルコー、連続3回転を決めると勢いに乗り、後半の3回転フリップやステップでもほぼミスはなく、145・01点を叩き出した。合計210・90点で2位に入り「最後の最後まで出し切るという気持ちが強かった。今季一番良かった」と演技を振り返った。
演技後は会心の表情を見せ、得点が出ると歓喜の涙。「(五輪代表選考の)全日本選手権が終わった後は気持ちの切り替えが大変だったが、今思えばそれがあったからやりきれたと思う」と平昌五輪代表を逃した悔しさを晴らした。

【3位】宮原知子

最終グループの3番目に登場した宮原は冒頭の3回転ループに成功、この後もジャンプを次々と決めたが、演技終盤のジャンプでの転倒が響き、フリー135・72点。合計では2位の樋口新葉(17=東京・日本橋女学館高)と0・82点差の210・08点で3位だった。
「最初から硬い感じがあった」と演技を振り返り、「いい演技で終わりたい気持ちが強くて、力みになってしまったかな」と反省。転倒した3回転サルコーについては「まだどこかに苦手意識があり、変に出てしまった」と悔やんだが、最後は「すごくいい経験ができた」と前を向いた。

男子ショートプログラムの結果

チェンが首位 右足負傷の宇野は5位発進

フィギュアスケート世界選手権第2日は22日、イタリア・ミラノで男子ショートプログラム(SP)が行われ、平昌五輪銀メダリストの宇野昌磨(20=トヨタ自動車)は94・26点で5位発進となった。ネイサン・チェン(18=米国)が101・94点で首位に立った。
初出場の友野一希(19=同大)は自己ベストの82・61点で11位。田中刑事(23=倉敷芸術科学大大学院)は80・17点で14位だった。
男子ショートプログラム順位表
1位ネイサン・チェン(アメリカ)101.94
2位ミハイル・コリヤダ(ロシア)100.08
3位ヴィンセント・ジョウ(アメリカ)96.78
4位金博洋(中国)95.85
5位宇野昌磨(日本)94.26
11位友野一希(日本)82.61
14位田中刑事(日本)80.17

【1位】ネイサン・チェン

4回転の申し子と呼ばれる18歳のチェンは、トリプルアクセルの着氷でぐらついたものの、ベンジャミン・クレモンタイン(Benjamin Clementine)の楽曲「ネメシス(Nemesis)」に乗せて堂々とすべての要素をこなした。
平昌五輪で5位という不本意な結果に終わっていたチェンは、「完璧なSPプログラムとはいかなかったけれど、それは受け止めるつもりだ」とすると、「この舞台に戻ってきたことと、スケート内容にはとても満足している。五輪での経験をここで生かしている」とコメントした。

【5位】宇野昌磨

宇野は五輪直後に靴を新調し、慣れないまま世界選手権を迎えた。今大会開幕前に右足甲を痛め、平昌五輪のときからジャンプの難易度を落としSPに挑んだ。
「(痛めた足は)アドレナリン(が出ていて)で痛くなく、問題ない状態で取り組めた。(大事を取って)簡単にしたトリプルサルコー―トーループで失敗したのが悔しい。1つめの4回転トーループは質の良いジャンプが飛べ、トリプルアクセルも満足できたので、フリーでは構成を攻めたい」

【11位】友野一希

初の大舞台に挑んだ友野は冒頭の4回転サルコーなどすべてのジャンプを成功させ、自己ベストを2・73点更新する11位。「実力も十分じゃないし、ジャンプは一つでもミスったら終わりだと思っていた。フリーは思い切って楽しんで自分らしい演技をしたい」と上位進出を狙う。

【14位】田中刑事

田中刑事(23=倉敷芸術科学大大学院)は自己ベストより10点以上低い80・17点だった。
冒頭の4回転サルコーを決めたものの、後半の3回転半が2回転半になるミスが出た。大会直前にこれまでのスケート靴が壊れて急きょ新しいものを使用。「ジャンプが全部心配だった。靴とかいろいろとあって、調子が上がってこなかった」と悔しがった。

女子ショートプログラムの結果

地元開催のコストナーが首位発進

21日、イタリア・ミラノで女子ショートプログラム(SP)が行われ、平昌五輪4位の宮原知子(19=関大)は、74・36点で3位に付けた。地元開催のコストナー(31=イタリア)が80・27点で首位発進を決め、同五輪金メダリストのザギトワ(15=ロシア)が79・51点で2位となった。
女子ショートプログラム順位表
1位カロリーナ・コストナー(イタリア)80.27
2位アリーナ・ザギトワ(ロシア)79.51
3位宮原知子(日本)74.36
4位ケイトリン・オズモンド(カナダ)72.73
5位マリア・ソツコワ(ロシア)71.80
8位樋口新葉(日本)65.89

【1位】カロリーナ・コストナー

驚異の31歳だ。地元の大声援をバックに、コストナーが優雅に、壮麗に舞った。冒頭の3回転フリップ-3回転トーループのコンビネーションを決めると、続く3回転ループも着氷。最後のダブルアクセルも成功させるなど、すべての要素でノーミスだった。
得点はなんとパーソナルベストを更新し、世界歴代3位となる80.27点。ミラノの観客はスタンディングオベーションで称えた。
母国のリンクで、コストナーは初めて世界選手権に出場した2003年の米ワシントン大会を振り返りながら、感慨深げに話した。
「プログラムの中盤に静かになる箇所があって、国際舞台で滑るようになった15年前のことを思い出しました。あのころはイタリアでフィギュアスケートを追いかける人なんて誰もいなかった。それが今、私と一緒にみんなが熱くなってくれて、とてもうれしく思います」

【2位】アリーナ・ザギトワ

金メダルを獲得した平昌五輪でSP82・92点の世界歴代最高得点をマークしたザギトワだが、後半最初の3回転ルッツ―3回転ループで着氷が乱れるなどし、得点が伸びず。2位スタートとなり、演技後は笑顔を見せることなく「緊張していた。(結果には)満足していない」と話した。逆襲を狙うフリーに向けては「落ち着いて演技しようと思う」と淡々と意気込んだ。

【3位】宮原知子

演技を終えた宮原は「落ち着いては演技できたと思うんですけれど、ちょっとルッツで詰まってしまったので、そこはフリーで修正して頑張っていきたい。五輪はやりきった感があったけれど、最大限の力でメダルに届かなかったというのはまだまだやることがあるなと感じる試合だった。この世界選手権でもう一段階上がった自分を見せられるようにしたいと思って、ここまで来ました。(フリーは)今季最後の蝶々夫人になるので、思い切って自分の世界観を出して後から結果が付いてくるという形に持って行けたらと思う」と話していた。

【8位】樋口新葉

樋口は後半の3回転ルッツ―3回転トウループの連続ジャンプの2本目での転倒が響き、自己ベストを8・37点下回った。平昌五輪代表をあと一歩で逃した昨年12月の全日本選手権から衣装を替え、気持ち新たに挑んだが、「練習からミスも少なかったし、体も動いていた。悔しい」と肩を落とした。フリーは今季最後の「007 スカイフォール」で勝負する。「たくさん練習してきたので出し切る」と切り替えた。

2018年世界フィギュアスケート選手権の概要

2018年世界フィギュアスケート選手権とは

ISU世界フィギュアスケート選手権2018 <全種目全滑走放送>
3月21日~3月25日にイタリア・ミラノで行われるフィギュアスケート世界一決定戦。ISUの世界ランキング算出ポイントでは、五輪とともに最も高いポイントが与えられ、五輪と同格の試合に位置付けられています。また、その年の出場選手の成績によって翌年の世界選手権の各国の出場枠が変わってくるため、代表選手による激しい戦いが繰り広げられます。
五輪に出場のトップスケーターはもちろん、世代交代を虎視眈々と狙う若手選手たちにとっても、「次の主役は自分!」と世界に向けて猛烈に存在をアピールする場となります。
そして、五輪シーズンを節目に競技から引退する選手も多く、彼らにとっては最後の選手権大会となるため、フィギュアスケートファンにとっては見逃すことのできない大会です。

開催日程

1日目
3月21日(水)
女子-ショートプログラム(18時45分~)
開会式(3月22日1時30分~)
ペア-ショートプログラム(3月22日2時20分~)
2日目
3月22日(木)
男子-ショートプログラム(18時~)
ペア-フリースケーティング(3月23日2時55分~)
3日目
3月23日(金)
アイスダンス-ショートダンス(19時~)
女子-フリースケーティング(3月24日2時30分~)
4日目
3月24日(土)
男子-フリースケーティング(18時~)
アイスダンス-フリーダンス(23時20分~)
5日目
3月25日(日)
エキシビション(22時30分~)

※表中のカッコ内日時は日本時間

テレビでの放送予定

フジテレビ

3月21日(水・祝)女子ショートプログラム(23時~24時59分)
3月22日(木)男子ショートプログラム(23時~24時55分)
3月24日(土)女子フリー(3時55分~6時30分)
3月24日(土)男子フリー(20時~23時10分)

J SPORTSでは全種目放送

スポーツ専門チャンネルの「J SPORTS」では、男女シングルはもちろん、ペア・アイスダンス・エキシビションまで全種目を放送。世界選手権に出場する全選手の滑走をお届けするとのことです。

男子シングルの注目選手

宇野昌磨

優勝候補筆頭という声も

平昌五輪でフィギュアスケート男子シングル66年ぶりの連覇を果たした羽生結弦(ANA)が右足首の治療などのために21日開幕の世界選手権(イタリア)を欠場することが決まった。大会連覇がかかった王者が不在となり、海外メディアは“新世界王者”となる優勝候補に日本の宇野昌磨(トヨタ自動車)を挙げている。

平昌五輪では羽生とワンツーフィニッシュ

宇野は昨年大会で羽生とわずか3点差で銀メダル。平昌五輪では堂々たる演技で再び、羽生とともにワンツーフィニッシュを飾った。大会ではエキシビションの練習中に堂々たるリンク上の演技と裏腹な、無防備に食べ物を頬張る姿をミーシャ・ジー(ウズベキスタン)がSNSに公開し、海外女性ファンに人気沸騰していた。

ネクタイが曲がっている姿も“可愛い”と評判に…

こうした宇野選手の姿には、番組で会見を生中継した「news every.」(日本テレビ系) の男性アナウンサーも、
「ネクタイが曲がっているのすら可愛い、宇野昌磨選手です」
と伝えていた。

田中刑事

平昌五輪は18位

16日にショートプログラム、17日にフリーが行われ、合計317.85点で羽生結弦選手が1位、宇野昌磨選手が306.90点で2位、田中刑事選手が244.83点で18位となった。

翌年の3名出場を確保できるかどうかのキーパーソン

各国上位2名の順位を足し、13以内であれば翌年3人出場でき、14を超えると出場枠が2名に減らされるのですが…

今シーズンの世界ランキングは、羽生・宇野が1位・2位。羽生が欠場となると、カギになるのは田中の順位だ。
「彼の世界ランキングは15位。平昌では午前中の試合に慣れず苦労しましたが、世界選手権も同様のスケジュールです。反省を踏まえて調整を行うそうなので万全のはず。3枠を確保してくれるでしょう」(スケート連盟関係者)

羽生と宇野を支える常識人

羽生と宇野という2大スターの前では田中の印象が弱いが、実は2人の好調を支えていたのが彼なのだという。
「競技ではライバルですが、3人はとても仲よし。お互いに影響を与え合っています。氷を離れると、いちばん常識人の田中さんが2人を気遣ってサポート役になっているんです」(スケート連盟関係者)

友野一希

今季からシニアに昇格

今季からシニアに昇格した友野一希。昨シーズンは「ジュニアを引っ張りたい」との意欲的な発言が印象的だったが、今季は先輩達を追いかける立場に戻ることとなった。もっとも「その方がモチベーションを保ちやすい」と前向きに捉えているようだ。

2017年のUSインターナショナルクラシックでは5位、NHK杯では7位という成績を残しており、現在の世界ランキングは57位です。

シニア転向における変化は?

夏場のローカル大会から先週の西日本選手権まで、3試合で彼の演技を取材したが、彼のスケートは昨シーズンよりも大幅に進化しているのが分かる。コミカルな表現力が魅力だったジュニア時代と比べ、体を大きく使った大人の滑りへと変貌を遂げている。スケーティングも一蹴りでの伸びが改善され、エッジが深くなっていることも見て取れる。明らかに上手になっているのに、なかなか試合本番でのジャンプが安定しない。本番で結果を出すまでの、あと少しの壁に直面しているようだ。

ネイサン・チェン(アメリカ)

平昌五輪ではフリーで4回転ジャンプに6回挑戦

5種類の4回転ジャンプ全てを成功させた最初の選手であり、羽生結弦選手の一番のライバルとささやかれる、フィギュアスケート男子のネイサン・チェン(18)選手。
平昌オリンピックでは、ショートプログラムで17位と大きく出遅れたものの、フリープログラムで4回転ジャンプを合計6回入れるという前人未到の挑戦をし、圧巻の演技を見せたチェン選手。

「ネイサン・チェンは歴史を作った」

フリーの得点は215.08点。うち技術点(TES)は驚異の127.6点だった。これは、フリーの歴代最高223.2点を記録した17年世界選手権での羽生結弦の技術点126.12点を上回る。米国フィギュアスケート協会はツイッターで「6回のクワド(4回転)。ネイサン・チェンは歴史を作った」と称えている。

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ミーシャ・ジー(ウズベキスタン)

平昌五輪では17位

平昌五輪では17位という成績を残し、現在の世界ランキングは16位です。

インスタの動画が話題に

ミーシャ・ジーがInstagramにアップした動画に羽生と宇野、金博洋(中国)らがショートトラックに挑戦する姿が映されていて話題になりました。その結果羽生は…

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女子シングルの注目選手

宮原知子

平昌五輪では4位だった「ミス・パーフェクト」

平昌五輪の演技前には織田信成が宮原について次のように語っています。

日本女子のエースは、正確な滑りから「ミス・パーフェクト」の異名を持つ宮原。1月上旬に左足甲を痛めたが、順調に回復している様子。メダル獲得への条件について、織田さんは「ケガからの復帰後、演技がさらに滑らかになってきました。プログラムもより綿密に、より美しくなっているので、後は競技に対して抱いてきた真摯(しんし)で一途な思いを、演技に乗せて表現できるかだと思います」と見る。しなやかで正確な滑りに豊かな情感を乗せることができるかがカギとなりそうだ。

平昌五輪では4位と惜しくもメダルを逃しましたが、昨年末の全日本選手権では4連覇を果たしています。

樋口新葉

2月のチャレンジカップで優勝

「平昌五輪で女子のフリーが盛り上がっている頃、オランダのハーグでチャレンジカップが開催されました。2月22日から25日の開催でしたが、日本からシングルの女子代表として樋口新葉、本郷理華、本田真凜の3選手が出場し、1位から3位まで表彰台を独占したのです」(スポーツライター)
全日本選手権では4位。坂本花織選手とギリギリまで平昌五輪出場を争った樋口選手。そして同じく全日本で6位と7位だった本郷選手と本田選手。五輪に出場できなかった悔しさを晴らすべく大奮闘した快挙と言えるだろう。

坂本花織と五輪出場を争ったが…

五輪の出場枠を最後まで争った樋口選手と坂本選手。スケート連盟は難しい選択について、ロシアのメドベージェワ選手、ザギトワ選手やイタリアのコストナー選手、カナダのオズモンド選手、デールマン選手、そしてエースの宮原選手と、表彰台争いの激しい平昌五輪には、経験を積ませることだけではなくその勢いを重視して坂本選手を選出したのだと思います。一方、来シーズンの出場枠に関わる世界選手権には今季高得点を出していた樋口選手を、より確実な2枠獲得のために投入したのだろうと思われます。

女子も男子と同様、2名の順位を足して13以下でないと来年の3枠が獲得できないそう。宮原と樋口が来年の3人の枠を確保できるかにも要注目です。

アリーナ・ザギトワ(ロシア)

平昌五輪金メダルの新女王

平昌五輪は2月23日に女子フィギュアスケートのフリープログラムが行われ、ショートプログラム(SP)で首位だったアリーナ・ザギトワ選手(ロシアから個人資格で参加=OAR)が金メダルを獲得した。

秋田犬を贈られ「マサル」と名付けたことも話題に

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平昌五輪のフィギュアスケート女子シングルで金メダルを獲得した15歳、アリーナ・ザギトワ(ロシア)。この天才少女に、「秋田犬保存会」などから秋田犬が贈られることになった。ロシアメディアが報じている。
記事によると、秋田犬保存会などが協力し、秋田犬の贈呈を決めたという。また、ロシアスケート連盟によると、ザギトワは「夢を叶えてくれる日本の組合にはとても感謝しています。そして、ギフトもありがとうございます!」とコメントしている。

ケイトリン・オズモンド(カナダ)

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平昌五輪では自己ベストを更新して銅

平昌五輪で銅メダルを獲得した22歳のケイトリン・オズモンド。前回のソチ五輪の13位という成績から大きく飛躍しました。

長洲未来(アメリカ)

平昌五輪でトリプルアクセルに成功

平昌五輪では日本人を両親を持つ女子フィギュアスケーターも美しい輝きを放った。長洲未来(米国)はフィギュア団体戦フリーで2位と活躍。五輪では米国女子では初となるトリプルアクセルに成功し、銅メダル獲得に貢献したが、シングルではジャンプに失敗するなど、10位に終わった。

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カロリーナ・コストナー(イタリア)

31歳のベテラン 平昌五輪では5位

平昌五輪でフィギュアスケート女子シングルで31歳、カロリーナ・コストナー(イタリア)は5位に終わり、銅メダルを獲得した14年ソチ大会に続く、2大会連続のメダル獲得は果たせなかった。去就に注目が集まる中、ベテランは五輪閉幕を「一つのサイクルの終焉」と語る一方で、3月の世界選手権に出場する意向を示している。

地元開催で銅メダル候補に 伊メディア「最後の試合になる可能性も」

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銀メダル候補に前回大会2位のケイトリン・オズモンド(カナダ)、銅メダル候補にカロリーナ・コストナー(イタリア)を有力に挙げ、地元の31歳については「もしかしたら、これが最後の試合になる可能性もある」と引退の可能性に言及している。

欠場が決まっている有力選手は?

羽生結弦

2大会連続金メダルという偉業の代償

平昌五輪で金メダルを獲得し、シングルでの2連覇を果たした羽生結弦。その活躍は人々に感動を与えたが、代償は大きかった。
「昨年11月に右足を痛めて以来、五輪直前まで羽生選手の近況はわかりませんでした。フタを開けてみると、右足関節外側靱帯損傷に加えて、腓骨筋腱損傷という重傷でした」(スポーツ紙記者)
約2週間の安静と3か月間のリハビリ加療が必要で、3月21日から始まる世界選手権の欠場をやむなく発表した。

エフゲニア・メドベージェワ(ロシア)

50年ぶりの世界選手権3連覇ならず

平昌五輪フィギュアスケート女子シングルで銀メダルのエフゲニア・メドベージェワ(ロシア)が21日開幕の世界選手権(イタリア)を欠場することが決まった。ロシアスケート連盟が13日、発表した。メドベージェワは2016、17年と世界選手権を連覇中。1966~68年に3連覇を達成したペギー・フレミング(米国)以来、50年ぶりのV3を目指していたが、かなわなかった。
ロシアスケート連盟によると、「代表メンバーは3日に発表されたが、今になって変更があった。とても残念ながらメドベージェワは参加できない。足の甲の怪我と、それに伴うリハビリの必要性から、グランプリファイナルとロシア国内選手権を欠場せざるを得なかった」としている。

ハビエル・フェルナンデス(スペイン)

平昌五輪銅メダリスト「休養が必要」

ハビエル・フェルナンデスは欠場を明らかにした際、「五輪が今季最大の目標だった」「休養が必要」と話したということです。

パトリック・チャン(カナダ)

今季引退を表明しているソチ五輪銀メダリスト

さらに今大会はパトリック・チャン(カナダ)も欠場している。直近は11~13年がチャン、15、16年がフェルナンデス、14年と17年が羽生と3人でタイトルを分け合っていたため、過去7年間の優勝者が不在。新王者の誕生が確実の大会となりそうだ。

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