定番商品から珍品まで 日本各地のお土産2018年

2018年5月4日更新

2018年のゴールデンウイークもいよいよ終盤戦ということで、全国各地で売られているお土産をリサーチし、定番商品から最近注目されているものや珍しいものまでピックアップしてみました。お土産候補の参考にしてみてはいかがでしょうか。

北海道

清月「赤いサイロ」

平昌五輪に出場したカーリング女子日本代表・LS(ロコソラーレ)北見のメンバーが体力補強(もぐもぐタイム)に食べていた銘菓「赤いサイロ」が話題となりました。

「5エンド後のハーフタイムには選手が車座になり、体力補強を行うのですが、チーム内では『もぐもぐタイム』と呼ばれている。イチゴ、リンゴ、羊かんなどを思い思いに食べるのですが特に19日のスウェーデン戦で食べた地元北見の銘菓であるチーズケーキ『赤いサイロ』は人気が沸騰。都内で唯一販売している有楽町のアンテナショップでは、注文に追いつかない状況です」
パッケージを開けてみると、中から出てきたのはこんがり焼けたチーズケーキだった。一口食べると、それほど甘くない。くどくない、重くない、軽やかなケーキである。

はこだて柳屋「いかようかん」

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一瞬、生のイカ? と思ってしまいそうですが、れっきとした和スイーツなんです。
外側はようかんで、内側にはコーヒー餡と求肥が隠れています。職人さんが手作りしているそうで、1日50パイ限定販売となっています。

函缶

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函館空港国内線ターミナルビル2階売店エリア内で展開する「土産ものや『函と館』」は、北海道道南地域の工芸品や食品を集め、函館の魅力を再編集したコンセプトショップです。
店内にあるお好きな商品を詰めて手巻きの製缶機で、封缶作業をして頂ける限定ギフトパッケージの「函缶(KANKAN)」

東北

本家長門屋「Fly Me to The Moon 羊羹ファンタジア」(福島県)

この羊羹は会津若松にある、本家長門屋の『Fly Me to The Moon 羊羹ファンタジア』という羊羹。名前で遊ぶ和菓子ならではの洒落心でジャズの名曲『fly me to the moon』にも重ねたといい、三日月から満月へ、そして三日月で止まっていた鳥が、徐々に満月に向かい羽ばたき、景色も少しずつ夜の帳が下りていくというお洒落なもの。「私を月へ連れて行って」と愛をささやくように、材料にはシャンパンや鬼くるみ、レーズンなどを用いた大人な味わいで、紅茶やワインとも相性が抜群なのだとか。

関東

日光湯波おかき(栃木県)

日光に新しいお土産がこの春誕生。その名も「日光湯波おかき」。国産米の揚げおかきに、国産大豆で作った日光湯波を練り込んだおかきで地元企業の連携商品で県内のホテルや駅等で販売しています。

パンダのうんこ(東京都)

本商品は、エキュート上野公園口改札前にあるお土産店“上野ランド”にて3月から販売している。上野動物園で昨年生まれたジャイアントパンダ「シャンシャン」にちなんだ商品。オオズの広報担当者によると、「他店ではクッキーやマシュマロなど一通りのかわいいパンダ商品は出ていて、それらよりもインパクトがある提案が必要だと感じていた。そこでパンダの事を色々調べ、本物の“パンダのうんこ”の画像を見つけ、緑色をしていて面白いと思った。また大きさ的に麩菓子サイズだったので抹茶で緑色にしたら商品化できるのではと閃いた。」とのこと。
実際に3月に試験的に発売した際には、用意した約300袋がたったの3日間で完売。正式に商品として採用された今では、週末になると1日200個売れる人気商品となった。

シーキューブ「東京百年物語 キリンレモン サンドクッキー」(東京都)

こちらの商品は5月21日から発売されます。

1928年に誕生し、発売から90年以上経った今も老若男女から長年愛され続けている炭酸飲料「キリンレモン」。さわやかなレモンの風味と、すっきりとしたのどごしで人気を確立している。
その味をお菓子にもというシーキューブの想いから、開発に至った同商品。
国産バターを使用したサクサクホロホロの食感のクッキーに甘酸っぱいレモンチョコレートをサンドし、キリンレモンのさわやかな味わいを焼き菓子で表現している。レモンの甘酸っぱさと炭酸飲料のような清涼感の絶妙なバランスが実現した逸品だ。

中部

トナミ醤油「しょうがドリンク(濃縮飲料)」(富山県)

リニューアルした道の駅庄川の魅力の1つは、地域の名産品が勢ぞろいした商品のラインナップ。庄川や周辺の砺波平野で収穫された新鮮な野菜はもちろん、庄川温泉の源泉水を与えて栽培した庄川おんせん野菜など、ユニークな名産品が並んでいます。
個人的には庄川おんせん野菜のショウガを使用した、トナミ醤油製造の「しょうがドリンク(濃縮飲料)」がお気に入り。香りが強く、炭酸水と割って飲むと、最高に濃厚でフレッシュなジンジャーエールを楽しめる濃縮飲料になっています。温泉上がりに飲めば、お風呂上がりのビールの一杯のように爽快な気持ちにもなれます。

大須ういろ「ウイロバー」(愛知県)

パッケージに思わず目を引く「ウイロバー」。ういろうの老舗「大須ういろ」が作っているので、中身は普通のういろうです。小さなういろうに棒がついてて、アイスバーみたいな雰囲気。とにかくパッケージデザインがおしゃれで、思わずパケ買いしたくなりますよ。

近畿

鈴鹿サーキット「タイヤカスさきいか」(三重県)

タイヤカスとは、レース中に路面との摩擦熱によって散乱するタイヤの破片ですが、さきいかをイカスミで黒くするとタイヤカスそっくりだったことから誕生したものです。最初は「F1」開催時の限定商品でしたが、あまりのそっくりさに大きな反響を頂き、いまでは鈴鹿サーキットのおみやげで人気ナンバーワン商品になりました。

真っ黒な「アスファルトラスク」などユニークな商品が多数

鈴鹿サーキットのお土産としては「タイヤカスさきいか」のほかにも、 サーキットの路面そっくりで黒い「アスファルトラスク」や、同じく真っ黒な「タイヤ饅頭」、4月から発売されている新商品「アスファルトせんべい」など、見た瞬間は「食べられるの!?」と思ってしまうユニークな商品が多数展開されています。

ヘソプロダクション「たこ焼きチョロQ」(大阪府)

いまから10年以上前に大阪限定のおみやげチョロQとして大ヒットした「たこ焼き」が、リニューアルして再登場。新しくなったたこ焼きチョロQは、トロリとかかったソースの上にマヨネーズをかけ、さらに青のりや紅ショウガをトッピングしていっそうおいしそうな仕上がりに。てっぺんに刺された爪楊枝もリアルです。
企画・制作を手がけた株式会社ヘソプロダクションも「数あるたこ焼きグッズの中でも断トツの人気商品となること間違いなしの出来映え」と語る自信作。

太郎フーズ「くいだおれ太郎プリン」(大阪府)

赤いストライプのくいだおれ太郎の帽子がインパクト大の「プリン」
見た目は最高なんですが、プリン自体がとても甘く、さらにカラメルソースとカラメルシュガーも甘い

サクラクレパスとのコラボお菓子(大阪府)

大阪に本社を置くサクラクレパスとのコラボ品は、インスタ映え抜群。6月の第1弾に続き、12月に発売された第2弾アイテムに注目!
「ペン型クッキー(クーピー柄)」(12枚入り・1080円)。さっくりクッキーが、カラフルな包装にイン!
「サクマドロップス(クレパス柄)」(80g・367円)。約70年続くロングセラーとタッグを組んだ。
「チョコサンドクッキー(クレパス柄)」(16本入り・1080円)。チョコサンドクッキーは、青や緑の全4種類。
「クレープロールクッキー」(14本入り・669円)。サクサクの生地がやみつきに!?

最近では販売店舗を大阪から九州まで拡大してJRの駅にて販売されているようです。

中国・四国

ゲゲゲの妖怪楽園「妖怪おでん缶」(鳥取県)

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ゲゲゲの鬼太郎の生みの親、 水木しげる氏の出身地・境港。この街にあるテーマパーク「ゲゲゲの妖怪楽園」で人気なのが、この妖怪おでん缶。
「一反木綿」や「ぬりかべ」の形をした可愛いこんにゃくが入っていて、小さいフォーク付きなのですぐに食べられる。
缶はいろいろなデザインがあり、お土産にすれば話題をさらうこと間違いなし!

味源「包丁切りうどん」(香川県)

包丁切りうどんは、職人が丹精込めて作った讃岐うどんを、好きな形にカットして、楽しく美味しく味わってもらおう、というコンセプトのもと生まれました。
どのような形や太さにカットするかは、作る人次第です。細くしたり太くしたり、ほうとうのように平たくしたりと自分や家族の好みによってアレンジすることができます。

現在はオンラインストアでも販売されています。

清光堂「まるごとみかん大福」(愛媛県)

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愛媛県・今治市で60年続く和菓子屋を継ぐ米国人のビル・リオン・グレローさん(54才)。グアムで救急救命士をしていたが、妻・智恵さんの父が倒れたことで2002年に夫婦で実家へ戻り、和菓子の世界へと飛び込んだ。
愛媛特産のみかんを合わせた「まるごとみかん大福」が店の名物だが、これは2004年にビルさん夫妻が考案したもの。
「ぼくたちがアイディアを出してお父さんとお母さんに食べてもらって完成した“家族の味”です。みかんのサイズ、あんこの甘さとのバランスに苦労して、味が定着するまでに3年。どこのみかんにしようか毎年、悩んでいました」

九州

JR九州×ケンエレファント「九州フィギュアみやげ」(九州7県)

「フィギュアみやげ」は、日本各地の名所・食・自然・文化・風俗など、さまざまなジャンルの"ご当地名物"をミニチュアにしたお土産カプセルフィギュアシリーズ。旅先での感動や体験した思い出をそのまま、手のひらサイズの精巧なフィギュアにしてカプセルに詰め込んだ。空港など旅の拠点となる主要施設を中心にカプセルマシン(ガチャガチャ)で販売している。
今回、九州をテーマにして初めて販売開始するということで、九州を代表するお土産になるよう、また、九州全域での販売を目指して、各県から1種類ずつ代表するものを選んだ。九州外の人々から見て魅力的なラインナップになるよう、お土産にもらってうれしくなるようなものをとこだわって作成したという。

チロルチョコ×デザインステーション「チロルチョコとけこむカレー」(福岡県)

チロルチョコがまさかのコラボ! 新商品「チロルチョコとけこむカレー(全2種類)」(500円)が発売された! チロルチョコの定番商品である「コーヒーヌガー」と「ミルク」のチョコレート原料を提供し、溶け込ませたレトルトカレーだ。
パッケージは見るからにチロルチョコ! 「コーヒーヌガー」と「ミルク」の包装デザインをベースに作成している。発売元のデザインステーションは地元の活性化をめざす会社だけあり、裏面には、チロルチョコ発祥の地である福岡県の田川市をPRするメッセージと写真を掲載しているという郷土愛も好印象!

グランダジュール「ネジチョコ」(福岡県)

食べる前にハメてみたくなる!個包装の袋にネジ&チョコが入っていて、実際のネジのようにくるくるハマる精巧さ。味はシンプルなミルクチョコで飽きがこない。

2015年に北九州市の八幡製鐵所旧本事務所などが世界遺産に選ばれたことで、「北九州をアピールする土産を」と考えられた商品。実際にはめ込みができるようになっているつくりが海外にも受け、今年は米国への発売も決定。今後はより多くの国での販売も計画しているようです。

肥後ばってん堂「大納言いきなり」(熊本県)

「いきなり団子」とは、小麦粉を練ってのばした生地で、サツマイモとあんこを包んで蒸し上げた、熊本の郷土菓子。
肥後ばってん堂の看板商品「大納言いきなり」は、熊本県産のほっこりとしたサツマイモとつぶ餡を使用し、あっさりめに煮た大納言小豆を粒のままトッピング。そのつぶつぶとした食感と、独自配合のもちもちの生地がマッチして、ついつい食べ過ぎてしまう美味しさ。

アビコムデザイン「紬Classicマスキングテープ」(鹿児島県)

伝統工芸である本場大島紬の柄を、若い女性に人気のマスキングテープで表現。高価で手にしづらい大島紬製品を、手軽に購入できる形で商品化したという。
テープのラインアップは西郷柄(黒)、龍郷柄(赤・黄)、秋名バラ柄(赤・青)の3柄5種類。西郷柄は男物として人気の柄だ。龍郷柄は蘇鉄の葉など奄美の自然を図案化したもので、本場大島紬の代表的なデザイン。秋名バラ柄の「バラ」は琉球語で「ザル」を意味し、サンバラというザルの網目を元にしたといわれている。

オキハム「ちゅら海の防人カレー いなむどぅち」(沖縄県)

オキハムが海上自衛隊那覇基地料理長監修の下で作るオリジナルカレー。第一弾「ちゅら海の防人カレー」は以前にも紹介しましたが、とろとろの軟骨ソーキの入った旨味たっぷりカレーは唯一無二の味。
「いなむどぅち」とは、沖縄の祝いの席に欠かせない汁物で、これをベースにしたカレーなんだとか。外箱を開け、レトルトパウチごとあたためたカレーをごはん皿に注ぎます。具材がゴロゴロと大きめでうれしい感じです。

琉球フロント「ぽふぽふ」(沖縄県)

製造元は菊屋株式会社、販売元は株式会社琉球フロント沖縄のスナック菓子で、2017年より販売が開始されています。沖縄で人気のタコスをモチーフにしています。パッケージはシーサー2匹がメキシコの帽子ソンブレロを被り、ギターとマラカスを持った陽気なパッケージとなっています。1袋あたり約18粒入っているとのこと。
食べてみると最初は、周りについているタコス風シーズニングパウダーが舌の上でピリリときて、噛んでみると中からチーズインクリームを感じます。噛めば噛むほど中のチーズクリームとパウダーが混ざり合って後を引く味になっています。