特集2018年3月30日更新

音楽家・俳優・文筆家…星野源の魅力に迫る

2016年の『逃げ恥』で大ブレイクし、今年に入ってからも『映画ドラえもん』主題歌やNHK連続テレビ小説の主題歌を担当するなど、活躍が伝えられている星野源。その活躍っぷりや、俳優・ラジオパーソナリティ・文筆家などの多彩な顔、人気の秘密などについてまとめました。

目次

多彩な才能 星野源のプロフィール

デビューから現在までの簡単な経歴

リーダーを務めていたバンドのデビューと俳優としてのドラマデビューは同年

キャリア初期の頃は、インストゥルメンタルバンド「SAKEROCK」のリーダーとして活動する一方で、俳優として大人計画に所属していた星野源。大人計画の舞台や、さまざまなテレビドラマに出演するなかで、徐々に人気を獲得していった。
星野の活動歴は長く、役者としては2003年夏に放送されたドラマ『WATER BOYS』(フジテレビ系/山田孝之主演)に出演したのがドラマデビュー。その数年前に結成していたバンド「SAKEROCK」のCDデビューも同年で、以降、役者としては劇団大人計画に所属、ミュージシャンとしてはカクバリズムに所属してきた

バンド解散を機に大手事務所に移籍 飛躍を遂げる

11年にはソロとして初のアルバム『ばかのうた』(ビクターエンタテインメント)をリリース。その後、SAKEROCKとしての活動は減り、15年に解散した。
バンド解散を機に大手芸能事務所アミューズがマネジメントをするようになり、仕事の幅が一気にメジャーに広がった。それまでも勿論、人気のある役者でミュージシャンだったし、『LIFE!~人生に捧げるコント~』(NHK)での「うそ太郎」などコント演技の評判も高かったわけだが、市場規模がぐっと巨大化したということである。

一昨年のドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の出演と主題歌『恋』の大ヒット、昨年のドラマ『コウノドリ』出演や3年連続の紅白歌合戦出場など活躍は書ききれないほど。アーティスト、俳優など各方面での魅力は、のちほど詳しくお伝えします。

星野源のプロフィール

生年月日1981年1月28日(37歳)
出身地埼玉県
公式サイト星野源 オフィシャルサイト
公式Twitter星野源 official(@gen_senden)
公式YouTubehoshinogen official channel
公式Facebook星野 源

『映画ドラえもん』主題歌のヒットなど2018年も好発進

2018年最初のリリース作品がオリコンで三冠達成

NHK「紅白歌合戦」に3年連続出場を果たし、2017年の活動を華やかに締めくくった星野源。音楽家・俳優・文筆家のそれぞれのフィールドにおいて活躍し、昨年だけで25もの賞を受賞するなど、エンターテインメント界に圧倒的な存在感を見せつけた星野だが、2018年最初のリリースとして1月10日(水)に、ライブ映像作品『Live Tour“Continues”』がついに発売される。
先週1月10日に発売となった、ライブ映像作品『Live Tour“Continues”』が初日(1月9日付)のオリコンデイリーDVD総合ランキング、DVD音楽ランキング、Blu-ray総合ランキングにて1位を獲得、三冠を達成し2018年好スタートを切った星野源。

2018年初シングルは『映画ドラえもん』主題歌

2月28日、シングル『ドラえもん』リリース

『映画ドラえもん のび太の宝島』(2018年3月3日公開)の主題歌が、星野源のニューシングル「ドラえもん」に決定した。
星野は以前からドラえもんファンを公言しており、本作では主題歌と挿入歌の2曲を手掛けることでも話題に。

「♪どどど…」が耳に残る『ドラえもん』MVが1日で100万回再生

3月3日に公開される「映画ドラえもん のび太の宝島」の主題歌となっている星野源の楽曲「ドラえもん」。そのミュージックビデオが、2月19日に公開されるやわずか1日で再生回数100万回を突破。2月28日のリリースを前に早くも大人気となっている。

『ドラえもん』で2作連続シングルランキング1位

シンガー・ソングライター星野源の半年ぶり通算11枚目のシングル「ドラえもん」(2月28日発売)が初週14.4万枚を売り上げ、3/12付オリコン週間シングルランキング(集計期間:2月26日~3月4日)で初登場1位を獲得した。
シングル首位は前作「Family Song」(昨年8月発売)に続き2作連続2作目。ソロアーティストのシングル1位は、昨年9/25付で福山雅治が「聖域」(2017年9月発売)で記録して以来半年ぶりで、今年初となった。

『映画ドラえもん』の挿入歌も担当 大泉洋も絶賛

『映画ドラえもん のび太の宝島』の脚本を担当した川村元気は、書いている段階から星野の歌声をイメージしていたそうです。また、海賊船の船長・シルバーの声を担当した大泉洋も「泣かされた」とか。

主題歌と挿入歌は星野源が担当。その相性の良さは「シナリオ執筆時から星野さんの曲をイメージして書いていた」と川村が語るほどで、大泉も「挿入歌(「ここにいないあなたへ」)に泣かされた」と告白。

4月開始のNHK朝ドラ『半分、青い。』主題歌を担当

新曲『アイデア』が主題歌に

4月2日(月)スタートの連続テレビ小説「半分、青い。」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか)の主題歌に、星野源の新曲「アイデア」が決定した。

星野源のコメント

オファーを頂き、胸が躍りました。
この「アイデア」という楽曲が、力強く生きる主人公・鈴愛と、いまを生きる皆様の毎朝を支える一曲になればと思います。

『ゲゲゲの女房』出演がきっかけ

星野は2010年放送の連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」に出演。その打ち上げにてソロデビューの報告ををし、ギターで弾き語りを披露していたという。
「半分、青い。」で制作統括を務める勝田夏子氏は、「ゲゲゲの女房」の演出を担当していた一人。「人生の酸いも苦いも甘いも、明るく昇華させたその歌は、まさに『半分、青い。』の世界。日々の暮らしに『アイデア』を。一日の始まりにふさわしい、素晴らしい主題歌です」とコメントを添えている。

1月に新記録樹立で好発進 2018年の目標は?

2018年は「真剣に遊ぶ」

音楽DVDとBDの売上を合算した「総合ミュージック映像ランキング」では、『STRANGER IN BUDOKAN』(2014年8月発売)、『Live Tour “YELLOW VOYAGE”』、『Music Video Tour 2010-2017』に次いで通算4作目の1位を獲得。それにより、星野源の首位獲得数が男性ソロアーティストの歴代トップとなり、新たな記録を樹立した。
今年の目標が「真剣に遊ぶ」とテーマを掲げている星野源だが、今年も活動から目が離せない1年になりそうだ。

風水芸人の占いでは「もっとお金を稼ぐ年になる」

風水芸人・出雲阿国によれば「2018年はもっと人気が出て、もっとお金を稼ぐ年になる」というから驚きだ。「子どもからお年寄りまで、人気の層が広がる」と、さらなる展開が待っているそうだ。

音楽・演技だけじゃない! マルチな活動の履歴

音楽家・アーティストとしての星野源

「SPACE SHOWER MUSIC AWARDS」にて史上初の3年連続受賞

計35万票の一般投票によって決定した優秀アーティスト賞「PEOPLE’S CHOICE」には、星野 源が並みいるアーティストの中から1位を獲得。また、『Family Song』のミュージックビデオで、「BEST ART DIRECTION VIDEO」も受賞しています。
星野は第1回目の「SPACE SHOWER MUSIC AWARDS」から、3年連続で何らかの賞を受賞している唯一のアーティスト。こちらでも新たな記録を樹立する形となった。

ドラマ『過保護のカホコ』主題歌『Family Song』

大ヒットシングル『恋』から約10ヵ月ぶりとなる星野源のニューシングル『Family Song』(日本テレビ系水曜ドラマ「過保護のカホコ」主題歌)のリリースがいよいよ8月16日に迫る中、同曲のミュージックビデオ&特典DVDの予告編が公開された。

家族をテーマにした『Famiy Song』は、「さまざまな形の家族について描いている」と好意的に受け止めている記事が複数ありました。

あの星野源様が、昨年「家族」をテーマにした『Family Song』を発表し、「家族って血の繋がりだけじゃない。例えば、両親が同性同士の家族も、これからどんどん増えてくると思う」と語ってくれたのも記憶に新しいところ。
星野源さん自身も、歌番組で主題歌『Family Song』を披露したとき、ごく自然に“これからは、外国の方とか親がひとりの方とか同性の両親がいる方とか、いろんな家族の形が増えていくと思うんです”と言っていて、素敵だと思いました

出演作が次々ヒット 俳優としての顔

「日清のどん兵衛」CMが特別賞

キツネコスプレで星野源(36)と軽妙な掛け合いを見せる日清「どん兵衛」のCMは人気シリーズとして定着し、CM総合研究所が発表した「2017年度『消費者を動かしたCM展開』」で特別賞を受賞した。

どん兵衛のCM好感度倍増に貢献

2017年5月からの新シリーズは星野源を起用しどん兵衛を食べる男役に、きつねうどんの化身“どんぎつね”役に吉岡里帆を起用した。新旧シリーズとも好評で自己最高位を更新、前年度からCM好感度を倍増させ、年間では自己最高の総合12位につけた。

コント、文筆家、MC…マルチな活動

NHK『LIFE!~人生に捧げるコント~』のコントに出演

内村光良さんを中心に、お笑い芸人や俳優の枠を越えて、個性豊かなメンツにより繰り広げられるコント番組『LIFE!〜人生に捧げるコント〜』。中でも、星野源さんが演じる行動や発言が重すぎる「オモえもん」は人気キャラクターの一つである。

オモえもんのキャラクターとは…?

星野が今回挑むのは、着ぐるみの新キャラ“オモえもん”。同居する小学生のさとしくん(ムロツヨシ)の壊れたおもちゃを直してあげる心優しいキャラクターだが、恩着せがましかったり、独占欲が強かったり、妙に「重い」一面を見せる。

オモえもんの前には「うそ太郎」というキャラクターにも扮しています。

これまで6冊の著書を出版

文筆家としての顔も持ち、これまで『そして生活はつづく』『働く男』『いのちの車窓から』など6冊の著書を出版しています。『そして生活はつづく』『働く男』は累計30万部突破(2017年1月時点)、『いのちの車窓から』は累計発行部数24万部になっているそうです(同4月時点)。

初冠番組『おげんさんといっしょ』でMCに挑戦

同番組は、星野がMCを務める1回きりの特別番組。番宣で、偏愛的音楽&トーク番組と銘打たれ、高畑充希、藤井隆、細野晴臣ら豪華出演者らとトークを展開することが発表されてから、星野ファンだけでなくおもしろいもの好きな一般視聴者からも熱い注目を集めていた。
星野はラジオ番組「星野源のオールナイトニッポン」(ニッポン放送)でMCを担当。変幻自在の司会ぶりで先頃「第54回ギャラクシー賞」の「ラジオ部門 DJパーソナリティ賞」を受賞したばかり。役者、歌手、エッセイストに続くMCでの高評価。今後ますますのマルチな活躍が期待できそうだ。

ラジオ『オールナイトニッポン』でパーソナリティ

星野さんと言えば、ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の平匡さん役の印象が強いのではないでしょうか。ドラマの中では穏やかな草食系でしたが、ラジオの場合はそれと真逆。シモネタが大好きな普通の三十路男性です。
届くお便りは、思春期の男子たちによる妄想から、「主人とご無沙汰だったけど、息子が留守のときに  」なんて主婦からの告白まで盛りだくさん。いつも星野さんは刺激的な投稿に前のめりになっています。パーソナリティとリスナーの距離が近いのは、昔のラジオと同じ。「ばっかじゃないの!」と爆笑する星野さんは、テレビの世界にいるときとまったく違う印象です。女性向けにセクシーなささやき声を披露することもよくあるんですよ。

この記事は「“素の星野源”に最も触れられるのがこの番組」という言葉で締められています。

主人公の声を演じた『夜は短し歩けよ乙女』が最優秀アニメーション作品賞

「第41回日本アカデミー賞」授賞式が3月2日(金)に開催され、最優秀アニメーション作品賞を『夜は短し歩けよ乙女』が獲得した。
京都を舞台に“黒髪の乙女”に焦がれる先輩の姿を、躍動感あふれる演出でポップに描いた本作。俳優や歌手など多彩な顔を持つ星野源が“先輩”役を演じた。

星野源が愛される理由

サブカル好きでガチなアニメ好き

A post shared by nigehaji_tbs (@nigehajigram) on

「アイマス」のライブで号泣

もともとファンには、ガチなアニメ好きとして知られる星野。というのも、彼がリアルタイムで視聴している深夜アニメなどの魅力を自身のラジオ番組「星野源のオールナイトニッポン」やエッセイなどで発信、アニメをテレビで流していないと眠れなかったなど、深い“アニメ愛”は巷のアニメファンをもうならせ、逆に彼のファンにしてしまうほど。

アニメ作品で共演経験のある声優・高森奈津美が自身のラジオ番組にゲスト出演した際はアニメ談義で盛り上がり、高森も出演する『アイドルマスター シンデレラガールズ』のライブに足を運び、感動して号泣したとか。そのほか『ガールズ&パンツァー』にも勇気づけられたなど、ガチなアニメ好きエピソードはいくつもあるようです。

さらにゲーム好きの面も

「星野のゲーム好きはファンの間では有名。2月に放送されたラジオ『星野源のオールナイトニッポン』では、ヒットゲーム『バイオハザード7』の話で盛り上がりましたし、また、『アイドルマスター』というゲームのファンでもあり、番組内で何度も楽曲をかけています」

星野源を語る上で「下ネタ」は欠かせない

以前の公式Twitterアカウントは過激だった!?

星野源さんの公式Twitterでは出演情報などの告知が行われていますが、かつては信じられないほど過激なツイートを連発していました。2010年頃にアカウントが開設されたのですが、当時は「ばかくん」という名前のキャラクターが無茶苦茶な言葉と共に星野源の情報を勝手にツイートするという設定で投稿されていたのです。

今も残る「ばかくん」のツイート

2015年に公式アカウントをリニューアル。

「僕もともと性欲があふれてるんで」

下ネタ大好き・変態、という側面は「僕もともと性欲が溢れてるんで」とラジオなどで公にしているところ。クモ膜下出血での治療中に日常生活で制限されることなどが多かったため、「あれを聞かなければならない」と思いつめて担当医に「自慰行為はしてもいいんでしょうか?」と可否を問うたエピソードをラジオで話したこともある。結局「自慰行為は1カ月我慢しましょう」と諭された星野は大好きなそれを我慢し、最終的に婦人服売り場のマネキンに欲情してしまったそうだ。

「シャイ」「寂しさ」 星野を評するさまざまな言葉

A post shared by nigehaji_tbs (@nigehajigram) on

「ミスター距離感」

星野の大ファンだという、お笑いコンビ「銀シャリ」の橋本直は、夢にまで見た星野との直接対面を果たし、その際の印象を次のように語っています。

「繊細な感じもありつつ、思ってた通りの方でした。シャイな人の距離感で…。ミスター距離感」

「強い意志の持ち主」「脱力感とマイペースさこそ星野源」

コラムニストでテレビ解説者の木村隆志氏は次のように評しています。

もともと星野さんは、俳優、アーティスト、文筆家として活動するマルチタレントでしたが、最近の活動スタンスを見ていると、「『逃げ恥』がブームになって、周りの見る目がどんなに変わっても、僕は変わらないよ」という意志表示のように見えます。
星野さんはかつて演劇の現場に行くと「音楽の人でしょ」、音楽の現場へ行くと「演劇の人でしょ」と言われたほか、何度となく「1つに絞ったほうがいい」と忠告されながらもマルチタレントを貫いてきた強い意志の持ち主。
今後も「ヒットなんてどこ吹く風」「脱力感とマイペースさこそ星野源」という姿を見せてくれるでしょう。

「ときおり伝わる孤独や寂しさ」

子ども時代、星野の母親は風呂に入れば「排水口に吸い込まれる!」と叫び、外から“さおだけや”の声が聞こえれば「行かなきゃ!」と出て行ってしまったという。その度に星野は本気にし、ときには泣くこともあったそう。大人になって、かつての母親の不思議な行動の理由を聞いたところ、学校から帰ってくる息子の顔が日に日に暗くなるので、せめて家の中だけは明るくしようとしたのだとか。
星野源からときおり伝わる孤独や寂しさ。それらを子ども時代に母からしてもらったのと同様に「くだらなさ」や「明るさ」で包み込み、曲や歌詞、ダンスに昇華しているようにも感じられる。だから私たちは、星野源に惹かれてしまうのかもしれない。

星野源の交友関係は?

バナナマン日村に毎年誕生日ソングを贈る

星野源さんは毎年日村さんの誕生日が近くなるとバナナマンのラジオ番組に出演し、日村さんにバースデーソングと称して日村さんをこき下ろす言葉が満載の曲を贈ることが定番となっていました。ところが、星野源さんがクモ膜下出血で闘病していた際、日村さんが星野源さんを気遣うメッセージを留守電に入れてくれたことが嬉しく、たまにはとにかく明るい曲を贈ろうと考えて作られたのが「SUN」だったのです。タイトルは「SUN=太陽=日=日村」と連想されて思いついたのだとか。

中村勘三郎を思って作った『化物』

'12年12月5日、食道がんを患い57歳の若さで亡くなった歌舞伎俳優の中村勘三郎さん。この故人を思い、作られたのが『化物』だ。
「星野さんが、'03年に『大人計画』に所属して初めて出演した舞台、いわばデビュー作で主演を務めたのが勘三郎さんでした。パンフレットに顔写真も載らない“新人”にも気をかける人柄と、芝居にかける情熱に感銘。そんな勘三郎さんの生きざまを歌にしたのです」

勘三郎が運んでくれた縁 中村七之助と松本潤

『化物』を手掛けたばかりの2012年12月、星野を病が襲い、くも膜下出血と診断されます。

「翌年に復帰して『化物』を発表するも、再診、再手術を要して'14年に完全復帰を果たしました。勘三郎さんも見守ってくれていたことでしょう。そして支えてくれた友人に中村勘九郎、七之助兄弟の存在があったといいます」

勘三郎との交友の中で、同年代の七之助らとも親交を深めた星野。嵐の松本潤とも七之助の親友という縁で知り合い、正月に2人で焼肉を食べに行くほど仲良しなんだとか。