特集2017年1月1日更新

明けましておめでとうございます!初詣特集

明けましておめでとうございます。年始といえば初詣。今年一年を充実したものにするためにも、神社やお寺に参詣して幸せを祈願しましょう。参拝の心得や初詣のあれこれ、そしてオススメ参拝スポットなどをご紹介します。

初詣の参拝の心得

初詣に出かける前に、まずは参拝方法を知り、正しい作法で神様に参拝しましょう。

参拝の基本

鳥居をくぐる時は一礼を。鳥居をくぐったら端を歩こう

鳥居の前では一礼、境内の中央は歩かない
次は参拝のルールをご紹介します。神社に到着したら、鳥居の前で左右どちらかに寄り一礼をします。参道や境内の中央は神様の通り道となるので、端に寄って歩くのが基本。食べながら歩いたり、大声で話しながら歩いたりするのは×。

手水(てみず)で心身清めよう

(1)柄杓の水で左手の指と手のひらを洗う。
(2)柄杓を左手に持ちかえ、同様に右手を洗う。
(3)柄杓を右手に持ちかえ、左の手のひらに水をためて、その水で音を立てずに口をすすぐ。すすいだら、左手で口元を隠しながら水を吐き出す。その後、口につけた左手を洗い流す。
(4)柄を下にして柄杓を立て、流れ出た水で柄を洗う。そして、柄杓を元の位置に静かに置く──。

 これらを最初にすくった一杯の水で行ないたいが、途中で水が足りなくなったら、水を汲み足して最後まで続けよう。

 逆に、やってはいけない行為も挙げておこう。水盤の中に手を入れる、柄杓に直接口をつける、水を飲む、といった行為だ──これらは、水や柄杓を穢し、穢れを体内に入れることになる。

拝殿は「二礼二拍手一礼」

 お清めの手水が済んだら拝殿の前に立ち、まずは軽く一礼する。次に、鈴があれば鳴らす。八幡宮など庶民的な神社にはあることが多い。鈴の音には邪気を祓い、神様をお呼びするという意味がある。

 次に、お賽銭を入れ、再び軽く一礼する。このあと「二礼二拍手一礼(二拝二拍手一拝。出雲大社などごく一部の神社では「四拍手」)と呼ばれる手順を踏むが、ここでは少し丁寧なやり方を紹介しよう。

初詣のあれこれ

みんなの参拝事情やお賽銭、お楽しみのおみくじなど、初詣に関する気になるあれこれをご紹介します。

みんなの参拝事情と初詣のタイミング

いつまでに行けば良いの?

正月の三が日(1月1~3日)が一般的ですが、旧暦の正月つまり2月の節分までに初詣をするのが好ましいです。しかし、特にこの日までにお参りをしなくちゃいけない、という決まりはなく、さらに、回数も定められていません。神社では、初詣に来た日=吉日、という考え方なので、いつお参りをしてもいいです。

お賽銭

全国のお賽銭の平均額っていくら?

Suits-woman.jpによると、全国のお賽銭の平均金額は「605円」だそう。

しかし、しらべぇ編集部によると、ほとんどの人が100円以内という調査結果も。一部の参拝客が平均金額を吊り上げているのではないでしょうか。

しらべぇ編集部が全国20代~60代の男女1332人に「今までのお賽銭の最高金額はいくら?」と聞いてみたところ、63%が「100円」と答える結果となった。

おみくじ

初詣のお楽しみのひとつである、おみくじ。普段何気なくひいているおみくじにも、実は色々な謂れやマナーがあります。

運勢が良い順番

神社本庁さんにお聞きしてみました。そこでいただいた前置きは、「各地域によって分かれており、どの順番が良いかという明言はできません」というもの。なんと、そもそもひとつに決まっていないんですね!

その上で、一説では大きく分けて2パターンがあるとのこと。(※あくまで一説です。)

【パターン1】良いものから順に……大吉、吉、中吉、小吉、末吉、凶、大凶
【パターン2】良いものから順に……大吉、中吉、小吉、吉、末吉、凶、大凶

……つまり、吉の中では大吉が一番よく、末吉がそうでもないということは共通しつつも、どうやらそれ以外は各神社や地域によって違いがある! 

おみくじは何回ひいてもOK?

じつは、おみくじは1度きりと決まっているわけではありません。願いごとがちがう場合は、何度もひいてもよいのだそうです。ただし、連続してひくのではなく、日を改めるのがベターです。

引いたあとのおみくじ、どうする?

「木などに結ぶ」人は男性で5割だったのに対し、女性は6割。また、「自分で保管する人」はどちらも3割で、大多数の人はこの2種類で処理方が割れるようである。だが、男性は女性に比べておみくじを捨ててしまう人も多いと判明!

パワースポットとしても人気

ご利益内容別にそれぞれの人気パワースポットのランキングをご紹介します。気になる参拝スポットが見つかればぜひ足を運んでみてもいいかも!?

金運

金運の人気スポットランキング

金運アップ1位は……伊勢神宮!

ご利益たっぷりのパワースポットといえばココ! というわけで、1位は伝統と歴史を持ち、日本の総氏神としても名高い「伊勢神宮」となりました。
2位は、初詣参拝客数日本一の「明治神宮」。そして、3位の「金持神社」は、「かもち」と読むそうなのですが、いかにも縁起が良さそうでお金持ちになれそうな名前の神社ですよね。

【1位】伊勢神宮

「お伊勢さん」の愛称でも親しまれる「伊勢神宮」。
しかし「伊勢神宮」ですら実は通称であり、正式名称は「神宮」だけなんです。
「外宮(げくう)」、「内宮(ないくう)」をはじめ、125もの宮社全てをふくめて「神宮」と言います。

言ってみればこの辺りのエリア全体が「伊勢神宮」みたいなものです。
もう、めっちゃ広い!

【2位】明治神宮

日本で最も有名な初詣スポットと言えば、やはり「明治神宮」でしょう。明治天皇と昭憲皇太后が祀られている、日本を代表する全国有数の神社です。初詣に訪れる人の数は、毎年全国第1位。元旦からの3日間だけで、300万人以上にのぼると言われています。

【3位】金持神社

鳥取の金持神社や茂宇気神社(もうけじんじゃ)。思わず「かねもちじんじゃ」と呼んでしまいそうですが、実際は「かもちじんじゃ」ですね。

金持神社は鳥取県の西部、米子から国道181号線を岡山県の方へ南下した日野町という場所にあります。一方の茂宇気は県の東部、鳥取市の山中にある神社ですね。

恋愛・縁結び

恋愛・縁結びの人気スポットランキング

来年は結婚へ、彼氏ゲット……そんな恋愛成就の1位に選ばれたのは、恋愛だけでなく様々な“良いご縁”をたぐりよせるといわれている「出雲大社」でした!
参拝すると、あなたにも良縁を呼び込んでくれるかもしれません。
2位は、京都の清水寺本殿のすぐ北側にある「地主神社」。観光のついでに寄ってみるのもよさそうですね。そして、3位には、お守りが40種類以上もあることでも有名な「東京大神宮」が選ばれました。

【1位】出雲大社

出雲大社に祭られている神は「大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)」と呼ばれており、あらゆる縁や運命を司る神様です。
毎年、神在月になると神々が出雲に集まり、人々の縁組みについて相談する、という信仰から縁結びが広まったようです。

【2位】地主神社

1位になった地主神社には“恋占いの石”といわれる2つの石があり、「片方の石から反対側の石に目を閉じて歩き、無事たどりつくことができると恋の願いが叶う」と言われています。この恋占いに挑戦したことのある女性は、多いのかもしれません。

【3位】東京大神宮

縁結びの最強パワースポット東京大神宮
「昔は初詣くらいでしたが、いまではもう神社やお寺にお参りすることが普通になってきたのでしょう」と話すのは、東京大神宮の神職の方。一度だけでなく、毎週、毎月、訪れる人も珍しくはないそうです。

いかがでしたか。正しい参拝の作法と知識を身に付けて、神様に日頃の感謝を伝えれば神様もお願いに耳を傾けてくれるかもしれませんね。