特集2018年1月13日更新

トラブル回避!騒音対策テクニック・アイテム

“音”によるトラブルは現代に生きる私たちにとって、とても身近な問題。家の外から聞こえてくる騒音に悩んでいる人もいれば、もしかしたら我が家で出る音も、隣人からすれば騒音ととられている可能性もあります。今回は騒音対策のテクニックやアイテムを紹介します。生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。

目次

周りの騒音に悩む人に…騒音対策のテクニック・アイテム

周りから聞こえてくる騒音がうるさくてしかたがない、ストレスがたまる、ついには生活に支障をきたしてしまう、など騒音に悩む人は多いかと思います。悩める人に、穏やかな生活を取り戻すための対策やテクニック、アイテムをご紹介します。

窓枠のすき間から入ってくる騒音を防ぐ

実は窓の外から聞こえてくる音というのは、窓そのものの振動を通じてというより、窓枠の隙間から漏れて聞こえてくるもの。隙間から漏れてくる音が気になる方には「防音戸当たりテープ」がおすすめです。隙間をふさぐだけでも、音が遮断されて軽減されますので窓の外からの騒音には有効です。

防音加工のカーテンを付ける

防音加工が施されているカーテンも販売されています。インテリア的に、テープなどを貼るのは抵抗がある、という方におすすめです。

全ての騒音を完全に防ぐことはできませんが、防音加工がされているカーテンは用意しましょう。生地の織り方や、生地が複層になっていたり、特殊コーティングがされているものを選ぶとよいでしょう。

遮音シートを壁に貼り付ける

マンション・アパートなどは隣の部屋から聞こえてくる音に悩む人も多いかと思います。でも工事費をかけられない、賃貸なのでそもそも工事が出来ないという方には「遮音シート」がおすすめです。ご自身でカットし貼り付けるには少し手間がかかるかもしれませんが、貼り付けるだけでも一定の効果が期待できます。

遮音シートと吸音材を組み合わせる

先にご紹介した遮音シートは音を遮断する性能がありますが、音を吸収してくれる「吸音材」と組み合わせて使うのがおすすめです。おしゃれなデザインのものも多く販売されているので、遮音シートの上から貼り付けて、デザインも機能性も備えた騒音対策に。

「お金をかけるほどでも…」、「面倒な施工まではちょっと…」という方には、ちょっとした工夫で騒音対策できるテクニックをご紹介します。

シンプルだけど効果テキメン「耳栓」

すごく単純な方法ではありますが、効果はテキメン。耳の穴にぴったりとフィットさせ、耳障りな音をシャットダウンしましょう。

タオルで防音し安眠を

騒音とまでいかなくとも、就寝時には些細な音が気になることもあったり。身近にあるタオルで両耳を包むだけ。騒音の軽減だけでなく、顔周りの寒さも和らぎ、眠りやすくなるかもしれません。

タオルをあごのラインに添うように乗せ、両耳をタオルで包んでみましょう。幾分か騒音は軽減されるので、寝入りの悪さは防ぐことができます。また、冬は寝室が寒く、耳が冷えて眠れない方においてもおすすめです。

周囲の雑音を調節し仕事に集中できるイヤホン

スマートノイズキャンセルイヤフォンTilde(ティルデ)

いわゆる騒音とは少しニュアンスが異なりますが、周囲のノイズを自由に調節して仕事をこなせるノイズキャンセル機能を備えたイヤホンというものもあります。オフィスでの周りの会話や電話・コピー機の音などに邪魔されず集中でき、またテレワークやWEB会議などで周りのノイズをキャンセルし、自分の声だけをクリアに届けるビジネスコミュニケーションに優れたフランス発のイヤホンです。

オロサウンド (Orosound SAS、本社フランス、パリ)は、欧州米国特許技術と8つのマイクが作り出す、世界最高峰のノイズキャンセル体験を提供するスマートノイズキャンセルイヤフォン、Tilde(ティルデ)を開発、2018年12月22日より、クラウドファンディングプラットフォームMakuakeにて、プロジェクト開始、先行発表を行います。

騒音が出ないようにしたい…騒音防止のテクニック・アイテム

ご近所から騒音に関する苦情を受けてしまっている方や「もしかしてうちも騒音を出しているのでは?」と心配な方に、騒音を防止するテクニック、アイテムをご紹介します。

床に防音シートや防音カーペットを敷く

自分の部屋の階下に人が住んでいる場合、足音やものを落とした際の衝撃音には気をつけたいもの。カーペットの下に防音シートを敷いて音の発生を防ぎましょう。

また、カーペットそのものが防音仕様になっているものもあります。気に入ったデザインがあればそちらの購入を検討しても良いかもしれません。

外への音漏れ防止にも「遮音シート」+「吸音材」で対策

部屋の外へ音が漏れるのを防止する場合も、「遮音シート」+「吸音材」の組み合わせが役立ちます。
遮音シートをご自分で設置する際は、つなぎ目を遮音テープで貼り付けると、隙間から漏れる音も遮断できます。

家具の配置を工夫する

家具の配置を見直すことで、壁からの音漏れが軽減される効果があるそうです。ついつい走り回りがちなお子さんがいる場合はあえて移動しにくい配置にするというのも手かも!?

タンスや本棚などの大型の家具は、隣家と接している壁沿いに。これだけでも音漏れを防ぐ効果があります。長めのカーテンも、外から子どもの声が漏れにくくなり、おすすめです。

子供が飛び跳ねて遊べる場所を作る

騒音トラブルで最も多いのは「子供の足音」だそうです。それでも室内で子供を自由に遊ばせてあげたい親心もわかります。あえて音が響きにくい小型トランポリンを用意して思う存分遊ばせてあげるのも手かも!?

室内用のボード型トランポリン「バンバンボード」(19,500円・税別)は、ウレタンスプリングで音が響きにくいので、子どもが力いっぱいジャンプしても騒音の心配がない。また、小さな子どもが落ちてケガをしないよう、一般的な一人用のトランポリンの約半分、12.5cmの高さになっている。
シングルの布団より少し小さいサイズの「ばんばんマット」(13,500円・税別)は、10層に圧縮されたポリエチレンフォームで、子どもが飛び跳ねても騒音が気にならないというもの。成人男性が衝撃の強いかかと着地で直接床の上をジャンプした場合、階下で音を計測すると約55dBだが、このマットを敷くと約30dBまで下がった。この音のレベルは、郊外の深夜や、ささやき声程度だそうだ。

気兼ねなく楽器演奏をしたい方には「音楽マンション」

自宅で趣味の楽器を演奏したいけれど、音漏れやご近所トラブルなどを心配する人も多いようです。そんな人たちが安心して楽器演奏ができる賃貸物件が最近人気を集めています。音楽が趣味という人は検討してみる価値があるかもしれません。

越野建設が“自宅で楽器演奏を満喫できる賃貸住宅”をコンセプトに、楽器演奏愛好家に向け展開するブランドが「音楽マンション」です。独自工法による高密度な「結晶化コンクリート」を建物全体に採用、さらに「遮音換気装置」などの専用設備により高い遮音性を実現。あわせて演奏空間として快適な室内音響性能も追求。運営面では入居者を楽器演奏愛好家に絞り込むことなどにより、音楽を愛する者同士の自然な共同体意識が生まれるよう促し、演奏音などでトラブルが起きにくい良好なコミュニティづくりを図っています。