特集2017年10月8日更新

その発想はなかった!色々なモノの意外な使い道

普段使っている日用品・食材も、本来の用途とはまったく別の用途に役立つ使い道があるのです。効率的だったり節約になったり、知っておくと便利な、ちょっとした裏技を紹介します。

目次

実は意外な使い道があるアイテム

精油(アロマオイル)

美容オイルやバスソルトとして

「アロマオイル」または「エッセンシャルオイル」とも呼ばれ、アロマテレピーなどリラックス効果を求めて使用される植物由来の精油。実は香りを楽しむ以外にも美容オイルやバスソルトとしての使い道があります。

美容アイテムとして使うには、適正な精油の量を知る必要があります。たとえばスキンローションに活用したい場合はベースの化粧水50mlに1滴の割合で加えます。美容オイルの場合はオイル30mlに1~3滴が目安です。
ボディ用のオイルになると30mlに6滴程度。顔より配合率を高くして大丈夫です。精油を加えたあとは容器をよくふり、できれば使用直前にも軽くふるようにしましょう。
また、バスソルトとして使いたい場合は大さじ1杯の塩に1~3滴がベストです。精油を加えたらよく混ぜて湯船にイン! お風呂時間も精油を楽しむことができますね。

リップクリーム

くちびるの保湿以外にも様々な用途が

くちびるの保湿のために使用されているリップクリーム。他に使い道なんて思い浮かばないように思われますが、消費財にまつわるトピックスが掲載されている「From プラネット」(株式会社プラネット)第6号のリップクリームに関する意識調査の「リップクリームの使用目的」のアンケートでは、以下のように保湿目的以外でも「指のささくれ防止」や「靴擦れ防止」など様々な用途で使用されている結果が出ました。

さらに上記以外の使用法を質問した自由回答では意外な回答がありました。みなさん自分なりに様々な目的で使われているようですね。

<「上記以外で“おすすめのリップクリーム使用法”があれば、ご記入ください」の回答>
・イカスミを食べる前に塗ると黒くならない。
・エポキシパテやポリエステルパテの離型剤の代用品。
・マスカラがはみ出た時に使うと、とりやすい。
・怪我した時のワセリン代わり。
・靴の傷隠し。
・まつげに塗ると伸びる。
・虫さされの箇所に塗る。

ハンドクリーム

静電気防止に活躍

手や指のケアに使用するハンドクリーム。乾燥した冬の時期には静電気で不快な思いをする人も多いと思いますが、ハンドクリームがあれば静電気防止に役立ちます。

とくに冬の時期、バチッと痛いイヤな静電気。静電気のせいでスカートが足にまとわりついて困った、という経験がある人も多いのではないでしょうか。
そんなときは、手にハンドクリームを塗り、ストッキングやタイツをはいた脚を2~3回なでてみて。それだけで、イヤな静電気がスッとおさまりますよ。出先で困ったときにもすぐ試せるのでおすすめです。

乳液

一石二鳥のメイク直しに

冬のメイク直しに役立つ乳液。メイク直しだけでなく、保湿で冬の季節の乾燥から肌を守ってくれたり、肌をやわらかくして弾力を復活させてくれるなど肌のケアも出来て一石二鳥の働き。

<乳液メイク直しのやり方>
余分な皮脂を化粧用ティッシュでオフ。
(POINT:ティッシュなら、脂を取り過ぎないのでオススメです)
メイク崩れが気になる部分に乳液をつけたコットン、または綿棒をすべらせてオフする。
(POINT:ファンデーションのヨレなど広範囲のオフにはコットン、目尻のにじんだアイラインなど細かい部分には綿棒と、使い分けると便利!)
メイクをオフした部分に、コンシーラーを指でポンポンとたたき込むようにしてなじませる。
(POINT:ポイントのメイク直しは、コンシーラーだけでOK。厚塗りにならずにカバーすることができますよ)

ドライヤー

肩コリ・冷え性の解消に

髪を乾かすためのドライヤーですが、秋・冬の身体の冷えやすいこの時期、身体を温めることで肩コリ・冷え性の解消に効果があるようです。ただし火傷などしないよう、過度の使用には十分に気を付けて。

寒いと身体がギュッと縮こまり、普段以上に肩や首がコリやすいもの。そんな時は、肩や首から30cmほど離しドライヤーの温風を当ててみると、温まるのでコリが和らぎます。首を温めると身体がポカポカするので、「ちょっと寒いな」なんて時の対策としても便利。
冷え性の女性におすすめなのが、足先をドライヤーで温めるという方法。足裏や足先に、30cmほど離してドライヤーで温めることで、冷えて眠れない...という時にも役立ちます。また、お尻や膝裏を温めることで、血行が悪くなりがちな下半身の血の巡りを良くすることも可能。

歯磨き粉

携帯やスマートフォンの液晶についた傷を取り除ける

歯磨き粉が携帯やスマートフォンの液晶についた傷を取り除くのに役立つそう。歯磨き粉だけでなく「車の傷消しクリーム」、「重曹(ベーキングソーダ)」なども効果があるようです。

意外や意外! なんと、普段使っている歯磨き粉を使って画面の傷を取り除く方法がある。この場合、用意する歯磨き粉はジェル状でなければどんな物でもよいようだ。少量の歯磨き粉を布やコットンにつけ、画面を優しく円を描くように拭くだけで、みるみる傷は消えていくのだという。

タオル

エクササイズの道具になる

自宅でエクササイズをする場合、ジムと違い充実したマシーンも無い状態なので、背中の筋肉を重点的に鍛えることはなかなかむずかしいですよね。そんな場合はタオル1本あれば効率よく背中の筋肉を動かし、エクササイズすることができるようです。

タオル1本でOK!背中の脂肪撃退エクササイズ
1. イスに座り、両脚を腰幅に開き、背筋を伸ばします。逆手でタオルの両端を握り、上半身を前に倒します。
2. ひじを曲げず、タオルをたるませないように気をつけながら、天井に向かってバンザイをします。タオルを軽く引っぱる様なイメージで行うと◎。1~2を15回目安に繰り返しましょう。

古いマニキュア

靴や車の傷の補修、ペイントデコレーションにも

何種類も買っては結局使い切れず余らせてしまうことも多いマニキュア。最後まで使い切ることなく捨ててしまう前に、他の活用方法でが無いか、ぜひチェックしてみてください。

・靴のヒールの修復
あらゆる靴のヒールはとても傷つきやすくなっています。
ヒールと似たようなカラーのマニキュアであれば、塗って傷を修復したり、新しい傷がつくのを予防したりできます。
特にブラウン系のマニキュアであれば、革靴の修復もできます。

・車の傷を隠す
うっかりついていた車の傷。
小さい傷であれば、同色のマニキュアを塗って隠すことができます。
・スマホ・スマホケース
手持ちのスマホや、スマホケースにペイントしてデコレーション。
100均などのシンプルな透明ケースなども、マニキュアでペイントすればオリジナルのスマホケースに変身します。
複数のマニキュアを使って、カラフルなペイントをすることもできます。
不要なラメ入りマニキュアを活用した、キラキラデコレーションもいいですね。

目薬

古くなったマニキュアの復活に

すでに固くなってしまい使い物にならなくなったマニキュア。実は目薬を入れると復活させることができるようです。

古くなったマニキュアは、目薬を数滴入れれば復活します。
入れた後は、かき混ぜましょう。
かき混ぜるときは中に空気が入ってしまうとよくないので、あまりたくさんかき混ぜないようにします。
目薬を常に持っているという人や、すぐにマニキュアうすめ液を用意できないときは、便利な方法だと思います。

レシート

爪がピカピカに

爪は表面を磨いて常にピカピカに保っておきたいもの。しかし外出先などで荒れていることに気付いて、急遽ケアしたくなった時に役立つのがレシート。

やり方はとても簡単で、レシートの印字面を爪にあて、こするだけでかまいません。レシートのような感熱紙はその表面がデコボコになっているため、これを使って爪表面を磨けば、スポンジバッファーを使ったのと同じような効果が得られるのです。

調理を手助け 意外な使い道がある食品・キッチン用品

さまざまな場面で調理を楽にしてくれる

お酢にはたんぱく質を固める働きがあります。この性質を利用して調理を楽にしましょう。

生のイカを調理する際に、面倒なのは皮むきです。手が滑ってむきにくい。そんなときにもお酢が使えます。酢にはたんぱく質を固める働きがあり、イカの皮に少量つけると身からはがれやすくなります。
湯を張った鍋に卵を落として作るポーチドエッグは、火加減などが難しく、上手にできない方も多いでしょう。ここでも、お酢によるたんぱく質を固める性質が役に立ちます。水1リットルに対してお酢大さじ2程度を入れると、白身が固まりやすくなって簡単キレイに作ることができます。

炭酸水

料理の食感を変えたり魚の臭みやぬめり取りにも

そのまま飲んだりお酒を割ったり、飲料として身近な炭酸水ですが、実は調理の段階で使用することで、普段の料理を格段に美味しくすることができます。

お米を炊く際に、普通の水ではなく炭酸水で炊くと、気泡によって米の粒が立つように炊けるため、ふっくらモチモチに炊きあがります。
魚料理の際、炭酸水を使ってボウルなどの中で洗うことで、臭みやぬめりをきれいに取ることができます。

レモンの皮

様々な料理のアクセントに

レモンの皮は「レモンゼスト」と呼ばれ、パスタやベイクドポテト、サラダやグリルなど多くの料理に合い、海外では頻繁に利用されている食材です。日本ではレモン汁のほうを多用しますが、捨てるにはもったいないほど様々な料理のアクセントに使えるのです。

レモンゼストは、レモン汁よりも風味と香りが強いので、料理の味のアクセントにすることができます。レモンは使いたいけど、酸味・水気を料理に加えたくないときに取り入れるのがおすすめ。
使い方によって、削る太さを変えるのもポイント。パスタなどにかけて、風味だけでなく食感も楽しみたい場合は、細かく削ります。
ドレッシングやドリンクなど、液体にレモンの風味をしっかり移したいときは、太めに削ると◎。あまったレモンゼストは、ラップに重ならないように置き、包みましょう。

スライドジッパー袋

食品保存だけではなく調理にも

スライドジッパーの袋は食品保存だけでなく調理の際にも有効活用できます。食材を湯せんにかける際に使用したり、以下のような方法で真空に近い状態にすることもできます。

また、例えば漬物やピクルスも、スライドジッパー袋を使えば簡単! 真空にしたい場合は、ストローをさして息を吸い込むという方法もありますが、水を入れた大きめの鍋やザルの中に、食材を入れたスライドジッパー袋を少しだけ開けたまま、水が入り込まないように沈めていくと、ピタッと真空に近い状態にできるんです。最後に空気の抜き口となっていたスライドジッパー部分を閉めればOKですよ。

卵のカラ

焦げ落としの洗剤代わりに

卵のカラは焦げ落としの洗剤代わりに使えるそう。本来捨てるはずのものを有効活用できるのは節約になりうれしいですね。

お鍋の焦げ付きに困ったことはありませんか?卵のカラを細かくし、洗剤代わりに鍋にのせ、アルミたわしでこすってみてください。筆者は重曹やクレンザーより良く焦げ付きが落ちると実感しています。

アルミホイル

排水溝の嫌な臭い防止に

排水溝の嫌な臭いをどうにかしたいという方におすすめなのがアルミホイル。

直径3~4センチに小さく丸めたアルミホイルを3~4個、排水口の中に入れておきましょう。水に触れたアルミホイルは金属イオンを放出するため、菌の増殖を防いでくれるそうです。これで排水口のヌメリも臭いも防ぐことができます。表面が汚れると効果が減るので、一週間ごとに交換してくださいね。

成分が「吸水ポリマー」の保冷剤

冷蔵庫の脱臭剤に

要冷蔵の食品購入時についてくる保冷剤の中身を容器に移し、冷蔵庫の脱臭剤として使うことができます。中身の成分が「吸水ポリマー」の保冷剤は、消臭剤として再利用できるのです。アロマオイルを入れて香りつきにしたり、絵具を入れて色をつけたりして、消臭アロマポット作りもできるそうですよ。


新しい発見はあったでしょうか。今回は、意外な使い方・使い道のあるアイテムや食品を紹介しました。次の機会がありましたら、残り物料理や食材のリメイクやアレンジなども紹介したいと思います。