特集2017年1月7日更新

「おんな城主 直虎」放送開始!NHK大河ドラマ特集

1月8日(日)からNHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」の放送がスタートします。戦国時代に女性でありながら男の名で家督を継いだ「直虎」の生涯を描くドラマ。そのあらすじや、柴咲コウをはじめとした出演者陣のコメント、ドラマに関連する話題についてご紹介します。

最新ニュース

(上段左から)井之脇海、木戸大聖、綱啓永(下段左から)曽田陵介、山下幸輝、兵頭功海、尾崎匠海(C)モデルプレス

【2024年4月期】今期ドラマのネクストブレイク俳優は?「リュウソウジャー」「君の花になる」「下剋上球児」過去作共演者が彩る

モデルプレス / 2024年4月23日 20時30分

【モデルプレス=2024/04/23】2024年4月期のドラマから、ネクストブレイクが期待される若手俳優9人をピックアップして紹介する。◆「366日」綱啓永・中沢元紀広瀬アリスが主演を務めるフジテレビ系月9ドラマ「366日」(毎週月曜よる9時~)から綱啓永(つな・けいと/25)、中沢元紀(なかざわ・もとき/24)を紹介。 [全文を読む]

「おんな城主 直虎」の概要

「おんな城主 直虎」のあらすじ

同作は、戦国時代に男の名で家督を継いだおんな城主・遠江(静岡県西部)井伊家の当主「井伊直虎」の生涯を描く。直虎は、駿河の今川、甲斐の武田、三河の徳川と3つの大国に囲まれながらも、仲間と力を合わせて国を治め、幼い世継ぎの命を守ってたくましく生き延びていく。

「おんな城主 直虎」とはどんな人物?

主人公の名前は「井伊直虎」。読みは「いい なおとら」。

 井伊直虎は強そうな名前だが、れっきとした女性であることが記された、戦国には珍しい女性武将だ。直虎は、遠江井伊谷(現在の静岡県・浜松市)の当主。10歳のときに婚約者が謀反の疑いをかけられて逃亡したため婚期を逃し、一旦は出家。だが、父や従兄弟が相次いで跡継ぎができないまま亡くなったため、女性の身でありながら当主を継ぐ。その後、徳川家康に仕え、乱世から井伊家を守り抜いた人物だ。

「おんな城主 直虎」の出演者陣

主演の井伊直虎役は柴咲コウ

柴咲コウのコメント

大河ドラマ初出演となる柴咲は「私に声をかけてもらえたのは喜ばしいことです。大河ドラマに一度も出ていないにもかかわらず、いきなりの大役で驚きました」と抜擢の心境を明かした。演じる直虎については「ご縁を頂いてから、直虎という人物を知ったんですけど、これから彼女の魅力を模索して掴んでいく次第です。美しさとしなやかさを併せ持った人物になることは間違いないと思います」と話した。

チーフプロデューサーよる柴咲コウの起用理由

岡本氏は、柴咲の起用の理由として「直虎は波瀾万丈に満ちた珍しい人生。この役は柴咲さんしかいらっしゃらないと思いました。虎のような美しさとしなやかさを併せ持つ、稀有な俳優さん。NHKの大河ドラマを舞台にイキイキと大暴れしてもらいたい」とコメント。さらに「ドラマ『ガリレオ』や、映画『メゾン・ド・ヒミコ』などを拝見し、一色のわかりやすさではない女優さんだと感じます」と柴咲を評価した。

脇を固める豪華出演者陣

そうそうたる顔ぶれ

主人公・井伊直虎(柴咲)を脇を固める出演者たちが集結。杉本哲太(井伊直盛)、財前直見(千賀)、前田吟(井伊直平)、小林薫(南渓和尚)、三浦春馬(亀之丞/井伊直親)、高橋一生(鶴丸/小野政次)、柳楽優弥(龍雲丸)、貫地谷しほり(しの)、ムロツヨシ(瀬戸方久)が会見に出席した。

なお、会見は欠席となったが、宇梶剛士(井伊直満)、吹越満(小野直政)、苅谷俊介(新野左馬之助)、でんでん(奥山朝利)、筧利夫(中野直由)、語り・中村梅雀の出演も発表された。

「おんな城主 直虎」出演者のコメント

三浦春馬は3度目の大河出演

今回演じる井伊直虎(柴咲)の幼なじみであり許嫁・亀之丞/井伊直親については「武術が堪能な設定なので、馬術、弓を練習しなければいけないなと思います」と特徴を紹介。「笛と太鼓が重要なアイテムになると伺っています。(妻役の)貫地谷さんと一緒にやる描写があるので、足を引っ張らないように練習をしていきたい」と意欲を語った。

初めての時代劇に臨む菅田将暉

初めての時代劇に臨むにあたって「所作だったり歴史だったり無知なところがあるんですけど、徳川四天王の中で一番若い直政をやらせていただくにあたり、優しい先輩に甘えながらキレッキレでかっこいい直政を演じられたらと思います」と力強く意気込み。

大河ドラマ初出演となる柳楽優弥

今作が“大河デビュー”となった柳楽は、「このキャストの一員となって参加できることを光栄に思っています」と語った後、緊張していたのか「何を話そうか忘れちゃった」と隣に座るムロツヨシに助けを求めつつ、「楽しみながら頑張ります」となんとか挨拶。

5度目の大河ドラマ出演となる高橋一生

今作で5度目の大河ドラマ出演となる高橋は、「幼年期を経て19~20歳ぐらいから自分の体で演じることになるのですが 僕はただの童顔の35歳なので、シワが目立たないように、20歳に説得力を持たせられるように…なにも手段がないですけど(笑)」と落ち着いた挨拶で、会場の空気を和ませた。

大河ドラマ初出演となる菜々緒

初めての大河ドラマ出演は「非常に緊張しております。あまり緊張しないほうなのですが、人生の中で一番緊張」と語るほど。それでも「大先輩と携われて光栄です」と目を輝かせ「幅広い方に見ていただけると思いますが、多くの同じ世代の方に見ていただけるように自分なりに何かしていければ」と意気込んだ。

貫地谷しほりは4度目の大河

夫・井伊直親(三浦春馬)の許嫁だった直虎(柴咲)に嫉妬の炎を燃やす「しの」役の貫地谷だが、「私自身は楽しくやっていけたらなと思います」と笑顔。三浦が「笛と太鼓」を重要なアイテムとして挙げ、「(妻役の)貫地谷さんと一緒にやる描写があるので、足を引っ張らないように練習をしていきたい」と意気込んでいたが、貫地谷は「太鼓と笛…初耳でした。頑張ります」と驚いていた。

「おんな城主 直虎」に関する話題

スタート前に盛り上がりを見せる一方、疑惑やネガティブなジンクスも。

「おんな城主 直虎」は男だった?

「おんな城主」とされているが、「直虎」は男だったという資料の存在も取りざたされる。

 そう語るのは、井伊家ゆかりの美術品などを保存・展示する井伊美術館(京都)の井伊達夫・館長だ。井伊家末裔でもある達夫氏は、井伊家が当主を務めた彦根藩の記録を調査し、「直虎は、女ではなく男だった」との結論に至ったという。

女性主人公の大河ドラマは不振が目立つ?

近年、女性主人公の大河ドラマは増加傾向にあるというものの、視聴率の低迷が叫ばれている。

2008年に放送された宮崎あおい(29)主演の『篤姫』、2011年の上野樹里(29)の『江~姫たちの戦国~』、2013年の綾瀬はるか(30)の『八重の桜』、そして井上の『花燃ゆ』があり、女性主人公の作品は増加傾向にある。

 これらの作品の平均視聴率を比較すると、『篤姫』が24.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、ここ10年間の大河ドラマで最高記録を叩き出したものの、『江』が17.7%、『八重の桜』は14.6%と大河的には低迷してしまった。ちなみに放送中の『花燃ゆ』は、今のところ12%程度となっている。

「おんな城主 直虎」に臨む柴咲コウ

井伊直虎を墓参り

主人公・井伊直虎を演じる柴咲コウが、直虎の命日といわれる8月26日、菩提寺の静岡・龍潭寺(りゅうたんじ)を訪れた。
墓参りを終えた柴咲は、「このたび、井伊直虎様をやらせていただきますとご報告しました」と笑顔で語った。

続けて、「もし、私がこの世からいなくなった後に、万が一、自分のことが物語になるよといった時に、何か思う気持ちがあるとしたら、それはやはり、信念と覚悟と真心の愛を持って表現してほしいなと望むところがあると思うので、同じように信念と覚悟と真実の愛、真心の愛を込めて務めさせていただきますと心の中でご報告をいたしました」と、実在した人物を演じるに当たっての強い思いをにじませた。

茶の稽古を行っている姿を公開

柴咲コウは自身のインスタグラムにて、お茶の稽古をしている画像を公開。ハッシュタグには「忙中閑あり」とあり、撮影に向けて忙しくなる中、束の間の休息を楽しんでいる模様。

久方ぶりのお茶のお稽古 #kostagram #お稽古 #茶道 #お経も #時瞬く間に過ぎ #忙中閑あり

柴咲コウ Ko Shibasakiさん(@ko_shibasaki)が投稿した写真 -

滝行シーンにも挑戦する柴咲コウ

 本作で挑戦した滝行シーンについて感想を求められると、「またしたいです。やみつきになるかも」とにっこり。「早朝からの撮影で、(10月だったけど)意外に寒くて大変でした」と言いながらも、「いざ滝に打たれると、撮影であることがどこかに行って、わたしは般若心経を唱えるんだ! という一心になれました」

「おんな城主 直虎」に沸く浜松

物語の舞台では「浜松出世の館」を設置

物語の舞台となる浜松では、ドラマ放送をきっかけに来訪する観光客をもてなし、浜松をより知ってもらうために、「浜松出世の館」を設置。2017年1月8日(日)から2018年1月31日(水)まで、1年間にわたって開館する。

「まっぷる 浜松・浜名湖」も便乗

ドラマの主人公「井伊直虎」の年表などドラマを楽しむための情報をふんだんに盛り込み、ゆかりの地を訪れて往時に思いを馳せたい方向けに、名所、グルメ等の観光ガイド情報を編集部が厳選。

いかがでしたか。激動の戦国時代を生き抜いた女性の生涯。主演の柴咲コウさんの意気込みや豪華出演陣のコメントからも、ますますドラマに期待をしてしまいますね。

関連ニュース