一足早い?2016年流行語特集

今年もあと2カ月!(早い)。ユーキャンの流行語大賞が発表されるのは毎年12月ですが、今年は例年にもましていろんなことがありましたので、ちょっと早めに紹介します!(2016年11月4日更新)

[写真] ポケGO、ゲス不倫…豊作の2016年「新語・流行語大賞」を大予想 / ORICON STYLE

センテンススプリング

タレント・ベッキーが不倫相手の「ゲスの極み乙女」川谷絵音とLINEでやり取りしている中で、彼らの不倫をすっぱ抜いた文春のことを指した言葉。「文=センテンス」「春=スプリング」と言い換えるベッキーの言葉のセンスには脱帽。

(写真:マイナビニュース)

「週刊文春」には、今回の不倫疑惑に関する謝罪会見“前日”の、2人のLINE画像が掲載されている。ベッキーは「友達で押し通す予定!笑」と謝罪会見での発言内容について語れば、川谷が「逆に堂々とできるキッカケになるかも」と返信、そして2人そろって「ありがとう文春!」と発言する始末だ。ベッキーにいたっては「センテンススプリング!」と、「文」「春」の直訳英語を披露するハシャギッぷり。

文春砲

ベッキー&川谷の不倫、甘利大臣を辞任に追い込んだ金銭授受問題、宮崎謙介議員の不倫、ショーン川上の経歴詐称、野球賭博報道、舛添氏の政治資金規正法違反疑惑…など、対象の人物が致命的なダメージを受けるような「週刊文春」によるスクープの数々のこと。「文春砲」という言葉自体は2016年以前からあったが、今年は年明けからインパクトの強い文春砲が炸裂し続け、改めてクローズアップされた。

(写真:日刊SPA!)

2016年は「週刊文春の年」と言っても過言ではない。10月1日には福山雅治主演の映画『SCOOP!』が公開され、スクープ記者への注目が高まっている。今回は、宮崎謙介議員から、とにかく明るい安村や小倉優子の夫の不倫、そしてゲスの極み乙女。川谷の新恋人といった数々の芸能スクープを連発している名物記者“文春砲”ことスズキ氏を直撃。

ゲス不倫

元々は「ゲスの極み乙女」川谷絵音とベッキーの不倫から生まれた言葉。その後宮崎謙介議員や乙武洋匡氏、ファンキー加藤、桂文枝など次々と発覚した著名人・芸能人による不倫騒動をなぜか「ゲス不倫」と呼ぶことが多くなり、「不倫=ゲス」のイメージが定着。

(写真:デイリーニュースオンライン)

「ゲス不倫」でニュース検索していくつかピックアップしてみました。

日本死ね

誰でも匿名でブログが書ける「はてな匿名ダイアリー」に2016年2月15日に投稿された「保育園落ちた日本死ね!!! 」というエントリーで使われていたフレーズ。子供を保育園に預けて働こうとしたが保育園に落ちた、これでは働くことが出来ない…。その「魂の叫び」が共感を呼び、国会で取り上げられたり、ネットで数万人の署名を集めたりした。

(写真:弁護士ドットコムニュース)

ネット上で話題になった「保育園落ちた日本死ね」のブログについては、「あのブログは言葉が乱暴だとか言われているが、ママたちの本当の叫びはあんなものじゃない。個人的には、保育園作らないなら助成金を出してというところに共感した。保育園自体が作れない現状があるとしても、お金で解決できることがあるのではないか」と語気を強めた。

該当のエントリー

不謹慎狩り

4月に発生した熊本地震。芸能人が地震に関してSNSなどで発信すると、「不謹慎」と批判が殺到する事態が続出した。被災者への配慮に欠けるエントリーもあったが、単なる「憂さ晴らし」という見方もあり、賛否両論となった。

(写真:東洋経済オンライン)

タレントの井上晴美さん(41)は今回の震災で実家が全壊してしまった被災者、その被害状況や心情等を自身のブログで綴ったところ「愚痴りたいのはお前だけではない、不謹慎」というネットの言葉を受けて更新をストップしている。
不適切だが違法ではない

家族旅行で高級ホテルに宿泊したり、「クレヨンしんちゃん」の購入など、政治資金の私的流用疑惑を指摘された舛添東京都知事の依頼で調査した弁護士が会見で連発した言葉。その言い分に呆れたネットでは大喜利状態となり盛り上がった。舛添知事はその後、辞任した。

(写真:東洋経済オンライン)

「第三者」である彼が選んだ2人の弁護士による調査報告のあたりまでは、舛添さんは何を追及されても「お前ら、法律や行政を知らないな」と言いたげな、人を食った素振りでした。彼は法律や政治の第一級の専門家であり、大臣まで務めた経験豊かな政治家でもあって、まさに「俺は裏の裏まで政治の世界を知っている、素人やザコは黙れ」という、高をくくったような態度でしたねえ。

大喜利と化した「#違法ではないが一部不適切」な例?

バージンだと病気と思われるよ

舛添都知事の辞任を受けての都知事選に立候補した鳥越俊太郎氏。その鳥越氏に選挙戦のさなかに炸裂した「文春砲」。14年前の女子大生淫行疑惑を報じた記事の中で、肉体関係を迫った際に言ったとされる言葉だが、鳥越氏は「事実無根」と否定しているので本当に言ったかどうかは定かでないが、世間に大きなインパクトを与えた。鳥越氏が都知事選で敗北したのは、この言葉のせいかどうかは定かではない。

(写真:アサ芸プラス)

記事では、14年前に鳥越氏が女子大生に性交渉を強要しようとしたことを暴露している。相手は、当時20歳の女子大生で、鳥越氏は富士山麓の別荘で女性の誕生日を祝い、強引に唇を奪ったという。また、
「バージンだと病気だと思われるよ」
などの甘言で肉体関係を迫り、ラブホテルへ誘ったというのだ。

ポケモンGO

Googleの関連企業)であるNIANTICがリリースした、スマートフォン向けゲームのこと。位置情報を活用し、現実世界の中でポケモンを捕まえるという「AR(拡張現実)」を体験出来るゲーム。先に海外で大ブームとなり、その後日本でも夏にリリースされ、社会現象を巻き起こすほどの大ヒットとなった。

(写真:東洋経済オンライン)

水素水

水素水とは水素ガスが一定以上含まれている水のこと。天然添加物(既存添加物)としての使用が厚生労働省によって認められており、老化やがん、動脈硬化などの一因とされる活性酸素を除去する作用があるとして注目されるようになった。様々なメーカーが関連商品を発売し、市場規模は200億円とも言われている。芸能人にも愛用する人も多いが、過大な効果をうたう商品も少なくなく、疑問視する向きもある。

(写真:デイリー新潮)

伊藤園やパナソニックなど大企業も参入し、水素水の市場規模は間もなく300億円台に達するという。日本医科大学の太田成男教授(細胞生物学)らが2007年に論文を発表したことで知られるようになったこの水は、脳梗塞や認知症などに効果抜群と喧伝されているが、これに否定的な向きも少なくない。
ホラッチョ

(写真:WEB女性自身)

経歴詐称が報じられたショーン・マクアードル川上氏が中学時代に呼ばれていたとされる「ホラ吹き」を意味する言葉。

KSK

(写真:VenusTap)

ミュージシャンのDAIGOが、北川景子にプロポーズした時の言葉。「結婚してください」の意味。このタイトルのラブソングも作成した。

SMAP解散

(写真:クランクイン! 取材記事・エンタメ)

いまさら説明不要、日本中を揺るがせたジャニーズ事務所所属の国民的アイドルグループの解散宣言。年明けに事務所トップと担当マネージャーの確執が報道された。さらにメンバー間の不仲などもあり、スポーツ新聞、週刊誌などで一斉に解散と報道された。いったんは番組内で謝罪し騒動が収まるかに見えたが、夏に正式に解散が発表された。

野球賭博

(写真:アサ芸プラス)

発端は昨年、野球賭博に関わっていたとして巨人軍所属の現役選手が無期失格処分となった。これで沈静化するかと思いきや、今年3月に「週刊文春」の取材で新たな関与者が明らかになり、巨人の高木京介投手(26)が契約解除となった。また、その余波で複数球団で「円陣声出し」という、チーム内での金銭授受の事実も明らかになった。

18歳選挙権

(写真:ウートピ)

昨年6月に公職選挙法が改正され、選挙の投票が出来る年齢が20歳以上に18歳以上に引き下げとなった。今年7月のの参議院選挙から実施された。

安倍マリオ

(写真:CinemaCafe.net)

リオデジャネイロオリンピックの閉会式で、次回開催となる東京オリンピックのプレゼンテーションとして登場したキャラクター。映像でパックマン、ドラえもん、キャプテン翼など日本生まれのキャラクターが次々と現れ、最後に会場に設置された土管の中からマリオに扮した安倍晋三首相が登場するという趣向で、海外でも話題となった。

盛り土

(写真:プレジデントオンライン)

盛り土とは斜面などに土砂を盛り上げて高くし平らにすること。築地市場の豊洲移転問題を調査する中、豊洲の建物の地下で土壌汚染解消のために必要な「盛り土」が、実施されてないことが明らかになった。誰が、なぜ、いつ…と言った数々の問題について明らかにされず、歴代の都知事を巻き込む大問題となっている。

オートファジー

(写真:THE PAGE)

今年のノーベル生理学・医学賞を受賞した大隅良典氏の研究テーマ。自食作用ともいい、細胞が自身の細胞内にあるタンパク質を分解してエネルギーを得るための仕組み。

人工知能

(写真:DreamNews)

人間の知能及び知能によって行われる作業を、コンピュータなどによって再現しようとすること。また、その再現したもの。AIともいう。人工知能自体は以前より研究が進められていたが、今年に入ってグーグルの人工知能「Alpha GO」が囲碁の世界チャンピオンに勝利したり、自動車の自動運転技術が市場に浸透しつつあるなど、「実用的な人工知能」の話題が増えてきている。

電力自由化

(写真:@DIME)

これまで電気の販売に関しては、東京電力など全国9つの電力会社が独占していた。それが今年4月から「家庭用電気小売り」が自由化され、他の企業も参入が可能になり、電気代をはじめとしてサービスの選択肢が増える事になった。

その他、世間を賑わせたニュースからピックアップ

卒論

PERFECT HUMAN

ペンパイナッポーアッポーペン(PPAP)

黙れ小童

シン・ゴジラ

君の名は。

琴バウアー

アモーレ

神ってる

車中泊

ニホニウム

SEKOI(せこい)

東京五輪エンブレム

EU離脱(ブレグジット)

政務活動費

地球5週分のガソリン代

二重国籍

生前退位

私のど真ん中はソナタ

VR

グラブる

マイナス金利

北海道新幹線

増税延期

新しい判断

燃費不正

毎年、盛り上がりを見せる流行語大賞。その年を象徴する流行語には何が選ばれるのか。注目が集まる。