ロシアW杯出場を逃した国・出場できない名選手

2018年6月20日更新

日本の初戦、コロンビア戦の勝利という嬉しいニュースがあったということは、グループリーグ最後となるグループHの試合も行われ、今W杯の出場国すべてがお目見えしたということ。そんな中、“あの”鮮やかな青やオレンジといったおなじみのユニフォームを目にしないことに寂しい気持ちを抱いている人も多いのでは? そんな、ロシアW杯出場を逃した国、さらに選出漏れで見ることができない名プレイヤーたちをまとめてみました。

W杯本戦出場を逃した強豪国・常連国

イタリア

W杯優勝4回の強豪 60年ぶりに本戦出場を逃す

イタリアは、前回ブラジル大会まで14大会連続18回の本戦出場、通算4回の優勝という輝かしい経歴を誇るW杯常連国かつ強豪国。今大会は欧州予選プレーオフで予選敗退してしまいました。

W杯欧州予選プレーオフの第2戦が13日に行われ、イタリア代表とスウェーデン代表が対戦。スコアレスドローに終わり、第1戦を制したスウェーデンが2戦合計1-0で3大会ぶり12回目の本大会出場を決めた。一方でイタリアは、1958年スウェーデン大会以来、60年ぶりの予選敗退となった。

イタリアがいないW杯は過去に2回だけ

過去にイタリアがいなかったW杯は、不参加だった1930年の第1回大会と予選敗退を喫した58年のスウェーデン大会のみで、今回が3回目です。
それだけにTwitterなどでは、いまだに「イタリアがいないワールドカップとか寂しすぎる」といった声があがっています。確かに、鮮やかな青いユニフォームが見られないのは寂しい気がしますね。

チリ

コパ・アメリカ連覇の“現・南米王者” W杯プレ大会でも準優勝も…

ブラジルやアルゼンチンといった強豪がひしめく南米大陸の王者を決める「コパ・アメリカ」を2015年、16年(特別記念大会)と連覇している“現・南米王者”のチリは、W杯のプレ大会となる17年のコンフェデレーションズカップでも準優勝という好成績を残していました。しかし…

チリは10日、ロシア・ワールドカップ(W杯)南米予選最終節のブラジル代表戦で0-3の敗戦を喫した結果、3位から出場圏外の6位に転落し、3大会連続での本大会行きを逃した。
▽2大会連続でW杯に出場し、コパ・アメリカ2連覇中だったチリの予選敗退は世界中でショッキングなニュースとして報じられた

FIFAランクTOP10内で本戦を逃したのはチリだけ

近年、上記のようなめざましい戦績を誇るチリだけに、最新のFIFAランキングは9位。トップ10圏内に位置する国で本戦に出場していないのはチリだけです。さらに、15位以内で見てもチリだけという寂しい結果に…。

オランダ

前々回は準優勝、前回は3位の強豪が02年大会以来の予選敗退

2010年南アフリカ大会で準優勝、14年ブラジル大会3位という結果を収めてきたオランダですが、今大会の予選ではまさかの大苦戦。3位で迎えた最終節は2位スウェーデンとの直接対決で、プレーオフ進出には“7点差以上での勝利”が必要という厳しい条件で試合にのぞみましたが…

グループAのオランダ代表はホームでスウェーデン代表と対戦し、2-0で勝利。しかし、“7点差以上での勝利”とはならず、2002年大会以来の予選敗退となった。

オランダは16年のUEFA欧州選手権(EURO)本戦出場も逃しています。W杯2大会連続で好成績を収める原動力となった“黄金世代”の名プレイヤーたちに次ぐ若いタレントが出てこず、低迷期へ突入している印象があります。

アメリカ

連続出場7回の常連が予選最終節で最下位チームに敗れる波乱 

1990年大会で40年ぶりに本戦出場を果たしてからは7回連続出場とすっかり常連となっていたアメリカですが…

自力でW杯出場を決める可能性があったアメリカ代表が、すでに敗退が決まっている最下位のトリニダード・トバゴ代表に敗れる波乱。パナマ代表、ホンジュラス代表に逆転を許し、一気に出場圏外まで転落した。1990年大会以降続いていた連続出場が7で途切れた。

アメフト(NFL)、野球(MLB)、バスケ(NBA)、アイスホッケー(NHL)の「4大スポーツ」のイメージが強いアメリカですが、最近は「サッカー後進国」のイメージを払拭していて、90年大会以降はベスト16以上が4回という好成績を収めるとともに、優勝候補とされるような強豪相手に勝ったり善戦したりして、大会を盛り上げる存在でした。

ウェールズ

EURO2016ベスト4 60年ぶりの出場へ期待高まるも…

レアル・マドリードで“BBC”の一角を占めるガレス・ベイルやアーセナルのアーロン・ラムジーといったスター選手が台頭し、EURO2016では初出場ながらベスト4まで勝ち進む快進撃を見せたウェールズ。その勢いのまま、1958年以来60年ぶり2度目のW杯出場に期待がかかっていましたが…

結果次第では本大会出場が決まる大一番だったが、後半12分にMFジェームズ・マクレーンに先制点を決められ、0-1で敗れた。
この結果、アイルランドが2位にプレーオフ圏内の2位に浮上。一方、ウェールズは昨年EURO初出場でベスト4進出の快進撃をみせたが、3位に順位を落としてしまい、1958年大会以来、60年ぶりとなる本大会出場を逃した。

直前にUEFAチャンピオンズリーグの試合でエースのベイルが負傷して、この大一番に欠場するという不運も。監督も「黄金期を迎えている」と自信を見せ、FIFAランクでは過去最低だった11年8月の117位から急上昇させていたウェールズの“黄金世代”による60年ぶりの夢は、儚くついえました。

カメルーン

“現・アフリカ王者”が3大会ぶりの予選敗退

昨年開催されたアフリカ大陸王者を決める「アフリカネイションズカップ」(ANC)を制し、“現・アフリカ王者”としてW杯予選に挑んでいたカメルーンでしたが、06年ドイツ大会以来、3大会ぶりの予選敗退となりました。

アフリカ最終予選グループB第4節のカメルーン代表vsナイジェリア代表が4日に行われ、1-1のドローに終わった。この結果、2節を残してカメルーンの敗退が決定した。

「不屈のライオン」の愛称でおなじみのカメルーンは、直近のW杯7大会中6回本戦出場という実績を持つW杯常連国。しかし、前回ブラジル大会にも出場したナイジェリアとアルジェリア、さらに2012年のANC王者であるザンビアが同居する“死のグループ”に入った影響もあり、予選敗退となりました。

コートジボワールやウクライナも

「強豪国」や「常連国」とまでは言えないまでも、人々の記憶に残る代表チームがいくつか本戦出場を逃しています。
前回大会のグループリーグで日本に逆転勝ちしたコートジボワールは、06年ドイツ大会に初出場して以来、3大会連続で本戦に駒を進めていましたが、アフリカ最終予選で姿を消しました。
ちなみに、アフリカ予選では上で紹介したカメルーンやアルジェリア、ガーナも敗退。前回大会出場の5カ国のうち4カ国が出場権を逃すという波乱となりました。

また、W杯出場は06年大会の1回だけながら、その大会でベスト8に進出したウクライナは、ベスト8の立役者と言える「ウクライナの英雄」アンドリー・シェフチェンコが監督として予選に挑みましたが、惜しくも予選グループ3位で3大会ぶり2度目の本戦出場とはなりませんでした。

ロシアW杯で見ることができない選手たち

ロシアW杯で見ることができない選手は、海外メディアを中心に「ロシアW杯行けないイレブン」「W杯不在ベスト11」「W杯欠場オールスター11人」といったふうに、主にベストイレブン形式で数多く紹介されています。
そして「W杯で見ることができない選手」は、自国の代表チームが予選落ちするパターンはもちろんのこと、代表チームは出場するもののケガの影響やコンディション、監督との折り合い、素行の問題などで代表に選出されない…というパターンもあります。
数多くの「見られないベストイレブン」記事を網羅し、名前が挙がっている選手をパターン別に見ていきましょう。

「代表チームが予選落ち」パターン

GK
ジャンルイジ・ブッフォン(イタリア)
ジャンルイジ・ドンナルンマ(イタリア)
ヤン・オブラク(スロベニア)
ヤスペル・シレッセン(オランダ)
DF
ダヴィド・アラバ(オーストリア)
ジョルジョ・キエッリーニ(イタリア)
レオナルド・ボヌッチ(イタリア)
ステファン・サビッチ(モンテネグロ)
リック・カルスドルプ(オランダ)
ヴィルヒル・ファン・ダイク(オランダ)
デイリー・ブリント(オランダ)
アントニオ・バレンシア(エクアドル)
ダビド・アラバ(オーストリア)
エリック・バイリー(コートジボワール)
セルジュ・オリエ(コートジボワール)
ガリー・メデル(チリ)
ファウジ・グラム(アルジェリア)
MF
アルトゥーロ・ビダル(チリ)
リヤド・マフレズ(アルジェリア)
ナビ・ケイタ(ギニア)
クリスティアン・プリシッチ(アメリカ)
マレク・ハムシク(スロバキア)
ヘンリク・ムヒタリアン(アルメニア)
マルコ・ヴェラッティ(イタリア)
ミラレム・ピャニッチ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)
ヤヤ・トゥーレ(コートジボワール)
ビクター・ワニアマ(ケニア)
FW
ガレス・ベイル(ウェールズ)
アレクシス・サンチェス(チリ)
アリエン・ロッベン(オランダ)
チロ・インモビーレ(イタリア)
ピエール・エメリク・オーバメヤン(ガボン)
エディン・ジェコ(ボスニア・ヘルツェゴビナ)
ステヴァン・ヨヴェティッチ(モンテネグロ)
ウィルフレッド・ザハ(コートジボワール)

「チームは出場するけど選出落ち」パターン

GK
ジョー・ハート(イングランド)
ネト(ブラジル)
スベン・ウルライヒ(ドイツ)
セルヒオ・アセンホ(スペイン)
セルヒオ・ロメロ(アルゼンチン)
DF
アレックス・サンドロ(ブラジル)
ダビド・ルイス(ブラジル)
ダニエウ・アウベス(ブラジル)
エセキエル・ガライ(アルゼンチン)
リュカ・ディーニュ(フランス)
クレマン・ラングレ(フランス)
アイメリク・ラポルテ(フランス)
ロラン・コシエルニー(フランス)
シュコドラン・ムスタフィ(ドイツ)
ネルソン・セメド(ポルトガル)
ファビオ・コエントラン(ポルトガル)
ジョアン・カンセロ(ポルトガル)
ジェイソン・ムリージョ(コロンビア)
マルコス・アロンソ(スペイン)
セルジ・ロベルト(スペイン)
マティヤ・ナスタシッチ(セルビア)
ジョー・ゴメス(イングランド)
MF
ハビエル・パストーレ(アルゼンチン)
エリック・ラメラ(アルゼンチン)
ルーカス・モウラ(ブラジル)
ファビーニョ(ブラジル)
アラン(ブラジル)
ジョフレイ・コンドグビア(フランス)
アドリアン・ラビオ(フランス)
ディミトリ・パイェ(フランス)
アンソニー・マルシアル(フランス)
キングスレイ・コマン(フランス)
マリオ・ゲッツェ(ドイツ)
エムレ・ジャン(ドイツ)
レロイ・ザネ(ドイツ)
ジャック・ウィルシャー(イングランド)
アレックス・オックスレイド=チェンバレン(イングランド)
アダム・ララーナ(イングランド)
アンドレ・ゴメス(ポルトガル)
ダニーロ・ペレイラ(ポルトガル)
ラジャ・ナインゴラン(ベルギー)
セスク・ファブレガス(スペイン)
アレクサンドル・ココリン(ロシア)
FW
マウロ・イカルディ(アルゼンチン)
アレハンドロ・ゴメス(アルゼンチン)
カリム・ベンゼマ(フランス)
アレクサンドル・ラカゼット(フランス)
ズラタン・イブラヒモビッチ(スウェーデン)
パオロ・ゲレーロ(ペルー)
アルバロ・モラタ(スペイン)
ラース・シュティンドル(ドイツ)
ニクラス・ベントナー(デンマーク)

W杯のツボ選出の「W杯欠場ベストイレブン」

選手数が膨大すぎたのでまとめてみた

さまざまな記事を漁っていたら、すごい人数に…。さらに、「代表チームが予選落ち」パターンと「チームは出場するけど選出落ち」パターンを総合したベストイレブンの記事は(探した範囲では)見当たらなかったので、当企画「W杯のツボ」選出の「ロシアW杯で見れないイレブン」を勝手に決定!
数多くの記事に目を通して、なるべく客観的に「名前が多く目についた」を基準に選んでいますが、多少の主観も入っているかもしれない点はご了承ください…。