ロシアW杯で達成された・されそうな記録

2018年6月21日更新

強豪国が敗れるなど波乱の序盤となったワールドカップ ロシア大会。今大会で達成された、あるいは達成されそうな様々な記録や数字について見ていきましょう。勝敗やプレーだけではない楽しみが増えるかも?

ワールドカップロシア大会で達成された記録

クリスティアーノ・ロナウドの「最年長ハットトリック」

スペイン戦で圧巻の1試合3ゴール、つまりハットトリックというゴールショーを見せたクリスティアーノ・ロナウド。あのハットトリックは大会史上「最年長」のゴールでもありました。また4大会連続のゴールも史上4人目の快挙です。

C・ロナウド(ポルトガル)がW杯史上通算47人目51回目のハットトリックを達成。ポルトガルでは66年エウゼビオ、02年パウレタに次いで3人目だ。33歳130日での達成は78年レンセンブリンク(オランダ)の30歳335日を上回り、最年長。
これで06年大会から4大会連続でゴールを記録。4大会連続はペレ(ブラジル)ゼーラー(西ドイツ)クローゼ(ドイツ)に次いで史上4人目。

モロッコ戦のゴールで「欧州ナンバー1に」

グループB第2節のモロッコ戦でも決勝ゴールを挙げたロナウド。このゴールもとある記録がかかっていたそうで…。

▽『Opta joe』が伝えるところによれば、今回のモロッコ戦でのC・ロナウドのゴールは自身の代表通算85点目となり、元ハンガリー代表FWフェレンツ・プスカシュ氏と並んでいたヨーロッパ歴代最多得点(84点)を抜き、歴代最多記録となった。

さらにはこんな記録も…

ここまでのロナウドのゴールの内訳は「右足で2点、左足で1点、頭で1点」。これもまた記録なんだそうです。彼のどこからでも点の取れる万能ぶりが証明されたことにあんりますね。

▽さらに、今大会では右足で2点、左足で1点、頭で1点を記録しているC・ロナウドだが、これは1966年イングランド大会でジョゼ・トーレス氏が記録して以来、ポルトガル人として2人目の記録となった。

5大会連続出場の歴代タイ記録

メキシコ代表ラファエル·マルケス(39)が偉業

▽その試合、ベンチスタートのマルケスは74分からピッチへ。これにより、元ドイツ代表MFのローター・マテウス氏、元メキシコ代表GKのアントニオ・カルバハル氏に次ぐW杯史上3人目の5大会連続出場を達成した。
▽メキシコの英雄として高い知名度を誇るマルケスは、かつてモナコ、バルセロナ、ニューヨーク・レッドブルズなどでもプレー。メキシコ代表として、144試合(17得点)の通算キャップ数を誇る。
◆過去W杯個人成績
2002年:日韓大会/4試合
2006年:ドイツ大会/4試合
2010年:南アフリカ大会/4試合
2014年:ブラジル代表/4試合
2018年:ロシア大会/1試合

1試合で2人のゴールキーパーからゴール!?

イングランド代表キャプテンはチュニジア戦で2ゴールを記録。この2つ、奪った相手が違うGKからだったそうで…

チュニジアは1点ビハインドの前半13分にGKムーズ・アサンが左肩を痛め、GKファルク・ベン・ムスタファと交代していた。
ケインは1試合で2人のGKからゴールを記録。データサイト『オプタ』によると、これはかつてセレッソ大阪に所属していたウルグアイ代表FWディエゴ・フォルランが2010年南アフリカW杯グループリーグ第2節南アフリカ戦で記録して以来、8年ぶりのことだという。

メッシ屈辱の“珍記録”

シュート11本でノーゴール…

誤算だったのはFWリオネル・メッシのシュート決定率。苦し紛れのシュートも多かったが、11本でノーゴールは48年ぶりの珍記録だという。
イギリスメディア『BBC』によると、データが残っている1966年以降、ノーゴールでの最多シュート記録は1970年にスウェーデン戦で記録した元イタリア代表FWルイジ・リーバの13本。メッシの記録はそれに続くもので、48年ぶりの珍事となってしまった。

“ゴールキーパーなみ”の走行距離も話題に

ちなみにこの試合でのメッシの走行距離は7.6キロ。通常、フィールドプレイヤーは10キロ、運動量の多い選手なら12キロと言われているなかで彼の“走らなさ”は話題になりました。横浜F・マリノスのGK・飯倉大樹はキーパーとしては異例の7キロ超えも記録する「走るキーパー」として知られていますが、下手するとメッシはGKなみの運動量と言っていいかもしれません。
もちろん彼に求められているのは運動量ではないので、走行距離があろうがなかろうが、全く関係ないんですけどね。

日本代表がコロンビア戦で達成した“快挙”

アジア勢初の南米チーム撃破!

アジア勢が南米勢に勝利するのは21回目のW杯で初めて。前回大会の屈辱を知るMF本田圭佑(パチューカ)とFW大迫勇也(ブレーメン)が、歴史を塗り替える決勝ゴールを生んだ。

欧州開催のW杯で初白星

『BBC』は「日本にとって、夢のスタート」と小見出しを掲げ、欧州開催のW杯で初めて勝利を収めたこと、南米勢を破ったことに言及。「歴史を残した」と、勝利を称えている。

本田圭佑の「アジア人史上初」の記録

3大会連続のアシストを記録

日本は途中出場のMF本田圭佑がコロンビア戦の後半28分、CKからFW大迫勇也の決勝ゴールをおぜん立て。本田は2010年南アフリカ大会から3大会連続でのアシストをマークしたことになり、これはアジア人選手では史上初の快挙となった。

ロシア大会で達成されそうな?記録

最年長出場記録

エサム・エルハダリィ(エジプト)

ロシア・ワールドカップ(W杯)で、最年長出場記録が更新される可能性がある。エジプト代表GKエサム・エルハダリィが出場すれば、前回のブラジルW杯の日本戦に出場したコロンビア代表GKファリド・モンドラゴンの43歳と3日という記録を更新することになる。このエジプト代表GKは大会開幕日の時点で45歳150日。すでに出場した時点で、記録更新が決まっている。

エジプトは現在2連敗とGL敗退濃厚。正GKのアルシャナウィが失点しているとは言え悪くないパフォーマンスを見せているだけに、出場記録は微妙ですが…
ちなみにエルハダリィが出場してゴールも決めるようなことになった場合、最年長ゴール記録も更新することになります。出場以上に難しいことですが…。

元カメルーン代表のロジェ・ミラ氏は、42歳39日で迎えた1994年アメリカ大会のロシア戦でゴールを挙げ、最年長得点者となっている。

通算ゴール数

トーマス・ミュラー、現在通算10ゴール

ここまでの通算ゴール記録はミロスラフ・クローゼの16ゴール。過去には1大会で13ゴール挙げた選手もいるのですべての選手に全く可能性がないとは言いませんが、現実的なところで、最も可能性が高いのがこの選手でしょう。

▽現在この記録の更新に一番近い男が、同じドイツ代表でバイエルンに所属するMFトーマス・ミュラー(28)だ。ここまでW杯通算10ゴールを記録しており、14日に開幕するロシアW杯メンバーにも選出されている。果たしてクローゼ氏が打ち立てた記録を塗り替える者は現われるのだろうか…。

ミュラーのプレースタイルは…

▽ミュラーの特徴は幅広いプレーエリアに柔軟な対応力、そして神出鬼没なポジショニングだ。サイドやウイング、トップ下でもプレー可能で、トップならばタイミング抜群の飛び出しや相手の裏をかくポジショニングでゴールとアシストを量産する。今大会でもその予測不能な動きに注目だ。ディフェンディングチャンピオンのマン・シャフトをどこまで導けるか…。

選手・監督両方でワールドカップ優勝

フランス代表監督・ディディエ・デシャン

デシャン監督は現役時代に地元開催のワールドカップで優勝。この大会で監督しても優勝すると、ブラジル代表マリオ・ザガロ、西ドイツ代表フランツ・ベッケンバウアーに次ぐ3人目の記録となります。

▽現役時代にキャプテンとして1998年フランス・ワールドカップ(W杯)、ユーロ2000を制覇するなど輝かしい成績を収めてきたデシャン監督は、モナコや古巣ユベントス、マルセイユの指揮官を経てユーロ2012終了後にフランス代表の新指揮官に就任した。