データから探る「最も〇〇」な選手・国ランキング

2018年6月26日更新

グループリーグも終盤戦に突入し、すでに敗退が決まったチームや決勝トーナメント進出が決まったチームも出始めてきました。こんなタイミングでなんですが、出場選手のデータから導き出された「最年長」「最高身長」「最多出場」といった「最も〇〇」なものをランキング形式でまとめてみました。

FIFAの公式選手リストから探る「最も〇〇」な選手

まずは、FIFAが発表している選手リストのデータを元に、いろんな要素をランキング形式でまとめてみます。
参考にしたのは下の参考リンクの2つめからリンクされているPDFファイル。このファイルは、ケガなどに伴う登録選手の変更、誤字などの修正、キャップ数やゴール数の増加などで毎日のように更新されていますが、今回は6月22日時点(更新は21日)でのデータを参照してランキングを作成しています(年齢は6月26日を基準に算出)。

最も年齢が高い選手は?

順位選手名ポジション誕生日年齢
1位 エサム・エルハダリィ エジプト GK 1973/1/15 45
2位 ラファエル・マルケス メキシコ DF 1979/2/13 39
3位 セルゲイ・イグナシェビッチ ロシア DF 1979/7/14 38
4位 ティム・ケーヒル オーストラリア FW 1979/12/6 38
5位 ホセ・コロナ メキシコ GK 1981/1/26 37

サウジ戦出場で今大会最年長どころか歴代最年長記録を更新

エジプト代表GKエサム・エル・ハダリが、25日のロシア・ワールドカップ(W杯)グループリーグ第3戦のサウジアラビア戦にスタメン出場。W杯の最年長出場記録を更新した。
これまでの最年長記録は前回大会の日本戦でコロンビア代表GKファリド・モンドラゴンが記録した43歳3日だった。1973年1月15日生まれのエル・ハダリは、45歳161日での出場となり、これまでの記録を2年以上更新した。

最も若い選手は?

順位選手名ポジション誕生日年齢
1位 ダニエル・アーザニ オーストラリア FW 1999/1/4 19
2位 キリアン・ムバッペ フランス FW 1998/12/20 19
3位 アシュラフ・ハキミ モロッコ DF 1998/11/4 19
4位 フランシス・ウゾホ ナイジェリア GK 1998/10/28 19
5位 ニック・ポープ イングランド DF 1998/10/7 19

「違いをつくり出せる」“豪速”ドリブラー

今大会最年少となるオーストラリアのアーザニは、16日のフランス戦と21日のデンマーク戦、いずれも途中出場をしています。

19歳の選手は32チームに計7人いるが、アーザニは99年1月生まれの今大会最年少。フル代表は5月に初招集され、6月の親善試合に2戦出ただけだ。それでも9日のハンガリー戦で途中出場から1分後、左サイドからドリブルで切れ込んで代表初ゴール。オーストラリアAリーグで今季の最優秀若手選手に選ばれた実力を見せつけた。「フル出場は難しいが、20分か25分なら違いをつくり出せる」とファンマルウェイク監督の期待は大きい。

ムバッペはフランスの最年少得点記録を更新

2位のムバッペはエースナンバー10番を背負って大活躍中です。

フランス代表FWキリアン・ムバッペは、ロシアW杯グループリーグ第2節ペルー戦の前半34分にネットを揺らし、大会初ゴールを記録した。
19歳183日でのゴールは今大会最年少ゴールとなるだけでなく、98年フランスW杯でダビド・トレゼゲ氏が記録した20歳246日を上回り、国際主要大会におけるフランス代表の最年少ゴールとなった。

最も身長が高い選手は?

順位選手名ポジション身長
1位 ロブレ・カリニッチ クロアチア GK 201
2位 ヤニク・ベステゴー デンマーク DF 200
3位 ティボー・クルトワ ベルギー GK 199
4位 フェデリコ・ファシオ アルゼンチン DF 199
5位 フレデリック・スクラム アイスランド GK 198
5位 ロビン・オルセン スウェーデン GK 198

GKが多め 2連勝ベルギーを支えるクルトワは3位

トップ6人中、4人がゴールキーパー、2人がディフェンダーで、全員が守備的ポジションの選手という結果に。背が高いことがある程度有利とされるだけに納得の結果でしょうか。
ただ、6人の中で26日までに試合に出場しているのはベルギーのクルトワとスウェーデンのオルセンの2人のみ。クルトワはプレミアリーグの強豪チェルシーで「世界最高峰のゴールキーパー」と言われていたペトル・チェフを押しのけ、現在も正GKとして活躍している選手だけに、今大会でもFIFAランク3位で優勝候補の一角とされる好調ベルギーを最後尾から支えています。

最も身長が低い選手は?

順位選手名ポジション身長
1位 ヤヒア・シェハリ サウジアラビア MF 165
2位 ハビエル・アキノ メキシコ MF 166
3位 エドゥアルド・サルビオ アルゼンチン DF 167
4位 アンドレス・グアルダド メキシコ MF 167
5位 ムバルク・ブスファ モロッコ MF 167

データによってはスイスのシャキリも165cmで「最も低身長」

記事(データ)によってはスイスのシェルダン・シャキリも「165」で最も低身長としているものも。

最も低身長なのは165cmのスイス代表のMFシェルダン・シャキリ、パナマのMFアルベルト・キンテロ、サウジアラビア代表のMFヤヒア・アル・シェフリとなっている。

最もキャップ数が多い選手は?

順位選手名ポジションキャップ数
1位 エサム・エルハダリィ エジプト GK 158
2位 セルヒオ・ラモス スペイン DF 154
3位 クリスティアーノ・ロナウド ポルトガル FW 152
4位 アンドレス・グアルダド メキシコ MF 148
5位 ラファエル・マルケス メキシコ DF 146

C・ロナウドもランクイン

代表での国際Aマッチ出場試合数を示す「キャップ数」で見ると、当然ながらレジェンドだらけのランキングに。最年長に続き1位となったエサム・エルハダリィに続くのはスペイン不動のセンターバック、セルヒオ・ラモス。3位には10代からポルトガル代表の中心選手として活躍してきたC・ロナウド、4位、5位にはメキシコ代表から、プロデビュー後すぐに代表入りした“韋駄天レフティー”グアルダドとバルセロナでも長年活躍した“アステカの皇帝”マルケスがランクインしました。

最も代表ゴール数が多い選手は?

順位選手名ポジションゴール数
1位 クリスティアーノ・ロナウド ポルトガル FW 85
2位 リオネル・メッシ アルゼンチン FW 64
3位 ネイマール ブラジル FW 55
3位 ロベルト・レバンドフスキ ポーランド FW 55
5位 ルイス・スアレス ウルグアイ FW 52

説明不要の点取り屋やエースが勢ぞろい

代表ゴール数では、C・ロナウド、メッシ、ネイマールの“世界のビッグ3”が上位にランクイン。さらに日本が決勝トーナメント進出をかけて28日に対戦するポーランドの絶対的エース、レバンドフスキもトップ5入り(26日確認のデータではネイマールのゴール数が追加されて4位に)。ちなみに、日本の岡崎慎司は50ゴールで6位に位置しています。

FIFAの公式選手リストから探る「最も〇〇」な国・クラブ

続いても上のブロックと同じFIFAの公式データを元に、国や所属クラブにスポットをあててまとめてみました。

最も平均年齢が高いor低い国は?

最も平均年齢が高い国

順位平均年齢
1位 コスタリカ 29.43
2位 アルゼンチン 29.09
3位 メキシコ 28.83
4位 エジプト 28.48
4位 パナマ 28.48

最も平均年齢が低い国

順位平均年齢
1位 フランス 25.57
1位 ナイジェリア 25.57
3位 イングランド 25.61
4位 チュニジア 26.13
5位 セルビア 26.26

「おっさんジャパン」とも呼ばれた日本は7位の高さ

日本代表は28.26歳で、6位ロシアに次ぐ7番目の高さ。開幕前は「おっさんジャパン」などと言われていましたが、強豪アルゼンチンなど上には上がいるもんですね。また、第2戦までの戦いっぷりに「おっさんの逆襲」「おっさんたちの底力」などと見直す向きの記事が増えてきています。

今大会のチームの平均年齢は28.26歳で、過去の出場大会で最高齢。平均年齢を上げる側と移った彼らの存在もあって、メディアからは「おっさんジャパン」「年功序列ジャパン」などと揶揄されることもあった。
〈年功序列ジャパン〉(スポニチ)、〈おっさんジャパン〉(サンスポ)、そして極めつけは、〈忖度ジャパン〉(ニッカン)……。
5月31日にロシアW杯に臨むサッカー日本代表23人が発表された翌日のスポーツ紙は軒並み辛辣だった。

最も平均身長が高いor低い国は?

最も平均身長が高い国

順位平均身長
1位 セルビア 186.70
2位 デンマーク 186.61
3位 ドイツ 185.78
4位 スウェーデン 185.74
5位 アイスランド 185.52

最も平均身長が低い国

順位平均身長
1位 ペルー 177.61
2位 サウジアラビア 177.65
3位 日本 178.78
4位 アルゼンチン 178.91
5位 メキシコ 179.17

日本は低いほうから3番目

セルビアが186.70cmで1位。背が高いほうには欧州のチームがずらりと並び、低いほうにはアジアと中南米の国が並びました。その中で日本は低いほうの3位、続いて今大会は不調ながらも強豪のアルゼンチンが4位、よく「日本と平均身長が近いから戦い方の参考にすべき」と指摘されるメキシコは5位。この「メキシコのサッカーをお手本に」論については、今大会でも話題になっています。

メキシコの平均身長は日本と同程度だが、6大会連続でW杯ベスト16に進出している。体格で劣る日本にとって、参考にすべき要素があることはかねてから指摘されてきた。ドイツ戦後もこの点に言及する専門家もいる。一方で「真似できるわけない」という声も少なくない。いったいなぜか。

最も“海外組”が多いor少ない国は?

最も“海外組”が多い国

順位自国リーグ所属人数
1位 セネガル 0
1位 スウェーデン 0
3位 ベルギー 1
3位 アイスランド 1
3位 ナイジェリア 1
3位 スイス 1

最も“国内組”が多い国

順位自国リーグ所属人数
1位 イングランド 23
2位 ロシア 21
3位 サウジアラビア 20
4位 スペイン 17
5位 ドイツ 15

イングランドはオール“国内組”

ロシアW杯に出場する32カ国のうち、“海外組”が一人もいない唯一の代表チームとなったのがイングランドだ。同代表は、23名全員がプレミアリーグに所属する選手たちで構成されている。チームを率いるのもイングランド出身のギャレス・サウスゲイト監督であり、まさに「オール・イングランド」と呼べる陣容だ。
一方、23名全員が“海外組”で構成されているのは、スウェーデンとセネガルの2カ国だった。

ちなみに、日本は8人が“国内組”で、国内組の多さで見るとエジプトと並んで10位となっています。

最もW杯選手が多く所属しているクラブは?

順位所属クラブ所属人数
1位 マンチェスター・シティ(イングランド) 16
2位 レアル・マドリード(スペイン) 15
3位 バルセロナ(スペイン) 14
4位 パリ・サンジェルマン(フランス) 12
4位 チェルシー(イングランド) 12
4位 トッテナム(イングランド) 12

やはり強豪クラブが上位に

全選手の所属クラブを見ると、前人未到の「勝ち点100」到達をはじめ数々のプレミアリーグ新記録を打ち立てて優勝したマンチェスター・シティの所属選手が最多の16人。以下、UEFAチャンピオンズリーグ3連覇のレアル・マドリード、リーガ・エスパニョーラ優勝のバルセロナなど、強豪クラブが上位にランクイン。続く7位の11人にもマンチェスター・ユナイテッド、バイエルン・ミュンヘン、ユベントスと強豪クラブが名を連ねています。

最もW杯選手が多く所属しているリーグ(国)は?

順位所属リーグ(国)所属人数
1位 イングランド 123
2位 スペイン 81
3位 ドイツ 67
4位 イタリア 58
5位 フランス 49

イングランドのリーグがダントツ

全選手の所属リーグを見ると、イングランドが123人、スペインが81人、ドイツが67人、イタリアが58人、フランスが49人と「欧州5大リーグ」が上位に。自国の代表はW杯本戦出場を逃しているのにも関わらず、イタリアのリーグに58人も所属しているのは意外?

そのほかの「最も〇〇」

最後に、FIFAの公式データ以外のところ、海外メディアのまとめなどから導き出された「最も〇〇」なものを紹介していきます。

最もW杯に出場している選手

ラファエル・マルケスが史上最多タイ5大会連続出場

「年齢が高い」で2位、キャップ数で5位にランクインしているメキシコのラファエル・マルケスがW杯史上3人目の偉業を達成しています。

マルケスは74分からピッチへ。これにより、元ドイツ代表MFのローター・マテウス氏、元メキシコ代表GKのアントニオ・カルバハル氏に次ぐW杯史上3人目の5大会連続出場を達成した。
◆過去W杯個人成績
2002年:日韓大会/4試合
2006年:ドイツ大会/4試合
2010年:南アフリカ大会/4試合
2014年:ブラジル代表/4試合
2018年:ロシア大会/1試合

ちなみに、「あれ、ブッフォンは!?」と思った方もいるかもしれません。今大会では予選敗退となったイタリアの元代表GKジャンルイジ・ブッフォンは、前回のブラジル大会まで5大会連続でW杯メンバーに選出されていましたが、98年フランス大会では出場していないため、連続出場は「4」となっています。

最も体重が軽い選手は?

日本代表の乾貴士ら3人が59kg

今回、上のほうで参照したFIFAのデータには体重が載っていなかったため、体重に関するランキングは出せず…。ただ、記事はいくつかありました。

全登録選手のうち体重が最も軽かったのが、日本代表MF乾貴士。初のW杯メンバー入りを果たした同選手は、メキシコ代表MFハビエル・アキーノやモロッコ代表MFムバラク・ブスファと並ぶ「59キログラム」となっている。一方、最重量プレーヤーはパナマ代表DFロマン・トーレスで「99キログラム」。その差は実に40キログラムとなる。

最も代表監督を輩出している国は?

アルゼンチン出身が最多で5人

今大会、最も多くの代表監督を輩出している国はアルゼンチン。同国代表を率いるホルヘ・サンパオリ監督を筆頭に、ホセ・ペケルマン監督(コロンビア代表)、リカルド・ガレカ監督(ペルー代表)、エクトル・クーペル監督(エジプト代表)、フアン・アントニオ・ピッツィ監督(サウジアラビア代表)の5人がアルゼンチン出身となっている。

最も選手1人当たりの平均年俸が高い国は?

決勝戦はブラジル対スペイン

『デイリーメール』紙のウェブ版で発表された各国代表選手の平均年俸を見てみると、給料の金額で勝負した場合、決勝戦はブラジル対スペインというカードに。
「選手一人当たりの平均年俸」
上位5か国
1位 ブラジル (約8億5000万円)
2位 スペイン (約8億円)
3位 ベルギー (約7億6800万円)
4位 フランス (約7億6700万円)
5位 ドイツ (約7億1700万円)
下位5か国
28位 コスタリカ (約9300万円)
29位 ペルー (約8200万円)
30位 チュニジア(約6500万円)
31位 イラン (約5300万円)
32位 パナマ (約2200万円)

最も市場価値が高い国は?

1位はフランスで約1390億円

ドイツの移籍データサイト「Transfermarkt」によるW杯出場各国の市場価値ランキングによると…

トップに立ったのは、FWアントワーヌ・グリエーズマン(A・マドリー)、MFポール・ポグバ(マンチェスター・U)、FWキリアン・ムバッペ(パリSG)、FWウスマン・デンベレ(バルセロナ)らを擁するフランス代表(約1390億円)。2位にスペイン代表(約1338億円)、3位にブラジル代表(約1225億円)と続いている。
日本代表(約94億円)は参加国中25位。
W杯出場国の市場価値ランキング

1. フランス/10億8000万ユーロ(約1390億円)
2. スペイン/10億4000万ユーロ(約1338億円)
3. ブラジル/9億5200万ユーロ(約1225億円)
4. ドイツ/8億8500万ユーロ(約1139億円)
5. イングランド/8億7400万ユーロ(約1125億円)

最もユニフォームの人気が高い国は?

意外なダークホースが優勝

米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」が、ツイッターで各国のユニフォームの人気投票企画を実施。日本のユニフォームは、グループリーグを順当に勝ち上がったが、決勝トーナメント1回戦で惜しくも涙を呑んだ。
意外なダークホースが、この“もう一つのW杯”で快進撃を続けた。それがサウジアラビアのユニフォーム。準々決勝では、大会前から大きな話題を呼んだ、あのナイジェリアのユニフォームに競り勝ち、準決勝ではコロンビアを破ったドイツに勝利。そして、決勝では「レ・ブルー(青)」の愛称で知られるフランスと激突し、投票数16万5966のうち、68%を獲得する圧倒的な大差でナイキ社対決を制して優勝を飾った。

英紙『Telegraph』による出場32カ国のホーム&アウェイ全64着のランキングでは、コロンビア代表(ホーム)が1位に。このランキングでは日本代表のホームユニフォームが4位と健闘しています。