特集2017年7月17日更新

おカタいばかりじゃない!行政のやわらか~い企画

何かと硬いイメージのある政府や行政の企画ですが、最近変化があらわれ始めました。漫画やアニメとコラボしたり、twitterなどでもゆるめの発信をしたり…。若者を中心とした“政治離れ”を食い止めようと奮闘する、行政のあの手この手のやわらか~い企画を紹介します。

小池百合子都知事とピコ太郎

ピコ太郎は、「家庭におけるLED省エネムーブメント促進事業」のPR動画で小池都知事と共演。キャンペーンの内容を「PPAP」の替え歌で説明し、2人がダンスを披露している。

宮城県と壇蜜

宮城県や仙台市などが展開する観光キャンペーン「仙台・宮城『伊達な旅』夏キャンペーン2017」のPR動画が賛否を呼んでいる。タレントの壇蜜さん(36)が出演するPR動画は、動画配信サイト「ユーチューブ」で閲覧数が36万を超えているが、高評価よりも低評価の方が多く、ツイッターなどのSNSでは「風俗店のようだ」という声も出ている。

外務省とゴルゴ13

漫画家さいとうたかを氏の超ロングセラー「ゴルゴ13」が、日本人や日本企業の安全対策の指南に乗り出した。ゴルゴ13ことデューク東郷を助っ人に仰いだのは外務省で、題して「ゴルゴ13の中堅・中小企業向け安全対策マニュアル」という。 同省ホームページから安全対策の劇画と解説のセットで毎週1回1話ずつ、すでに4話を配信、ゴルゴ13らしく13話(6月半ば)になったところでミッション完了となる。

6月13日に最終話を迎え、ミッション完了

外務省やわらかツイート

外務省は『外務省やわらかツイート』というTwitterアカウントを運用しており、お役立ちツイートや、可愛い動物ネタなど、ゆるいツイートが人気を呼んでいます。

「彼女とデートなうに使っていいよ」というツイートが流行したのを受けて、こんなツイートをしたり、なかなかお茶目です。

中には、ついついいつもの調子?で投稿してしまい、「やわらかくない!」とツッコミが入ってしまうツイートがあるのもご愛嬌。

内閣府と福本伸行

内閣府政府広報および警察庁、消費者庁、財務省、文部科学省、厚生労働省などでは、これら合法ハーブ等と称して販売される薬物(以下、合法ハーブ等)の有害性について周知することで、乱用の防止につなげることを目的に、3月17日より薬物乱用防止広報を行ってまいります。 広報物には、若年層を中心に幅広い人気を得ている作品『カイジ』『アカギ』などで知られるマンガ家・福本伸行氏が描き起こしたオリジナルイラストを使用します。また、合法ハーブ等と称して販売される薬物に、安易に手を出して苦しむ若者の姿を描いた福本氏のオリジナル短編マンガ(8ページ)を、政府広報サイト「あしたの暮らしをわかりやすく~政府広報オンライン」上で、3月17日から公開します。福本伸行氏という人気クリエイターと政府広報の連携により、合法ハーブ等の乱用防止を強力に訴えてまいります。

カイジ×海自×かいじ

<“三大「カイジ」の共演!!”とは> 三大「カイジ」とは、本市出身の漫画家福本先生の代表作『カイジ』、海上自衛隊横須賀地方総監部の「海自」、中央線特急「かいじ」のことを指し、現在も臨時列車として中央線特急「かいじ」で使用している189系特急形電車の車内にて、福本先生描き下ろしのオリジナルデザインのヘッドマークや車内ポスター装飾を眺めながら、横須賀グルメの「横須賀海自カレー」(別途ご購入)をお召し上がりいただけるイベントです。

こちらはすでに終了したイベントですが、大盛況だったようです。

総務省とデーモン小暮

総務省は今年の「電波の日」のイメージキャラクターにデーモン小暮閣下を起用。6月1日に開催されたデーモン閣下のライブ会場で高市早苗総務大臣の会見が行われた。その記者会見で高市大臣が「デーモン閣下をリスペクトしまくっている」と発言、ネットで話題になっている。
高市はデーモン閣下の起用理由について、
「この迫力と、『電波のルールを遵守せよ』と上から目線で命令されると、閣下に言われたら絶対に逆らえないこと」と説明。
「閣下は、10万54歳という年齢にもかかわらず、素晴らしい声と音楽で本当にたくさんの方を魅了されています」
ウイットに富んだ高市氏の言葉が、総務省のホームページに公開されているのだ。

下のリンクが高市大臣の会見の模様です。なんでも大臣は大学時代に軽音楽部でヘヴィメタバンドのドラムをやっていたそうで、「目標の人」だったというデーモン閣下への並々ならぬ尊敬ぶりがうかがえます。

内閣サイバーセキュリティセンターとアニメ

「ソードアート・オンライン」とコラボ

内閣サイバーセキュリティセンターは、2017年2月1日~3月18日の「サイバーセキュリティ月間」に人気ライトノベル「ソードアート・オンライン」の劇場版「劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-」とタイアップ。主人公・キリト(桐ケ谷和人)を同月間のイメージキャラクターとして、「サイバーセキュリティ調査官」に任命しました。また、イベントでサイバーセキュリティに関する漫画を冊子として配布もしていました。

前年には「攻殻機動隊」ともコラボ

前年の同月間にも人気漫画&アニメ「攻殻機動隊」のTVアニメ「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」とコラボ。イベントもを開催しました。

ニコニコ超会議

今回の目玉なのが、自民党食堂の総料理長・相澤利之氏が来場し、歴代総理大臣も舌鼓を打ったというカレーライスを振る舞ったことでしょう。広報担当者によると、「各日3000人の方に食べてもらいました。自民党本部でないと食べれないものを、一般の方にも食べて頂こうと出しました」といい、14時~15時にはなくなる好評ぶりでした。
筆者も『VR蓮舫』を体験。蓮舫代表が語気鋭く「ニコニコの理念にあなたは賛同しているのですか!!」などと参加者に迫るもので、周囲を取り囲む議員が「そうだ」「どうなんだ」と大声でヤジるという内容で、その追求に耐えられるか脳波を測定します。

地方のやわらか企画

鯖江市と女子高生

福井県鯖江市(市長:牧野 百男)は、「自分たちのまちは自分たちでつくる」という基本理念のもと、鯖江市総務部市民協働課と鯖江市民主役条例推進委員会が中心となり、2014年4月より「鯖江市役所JK課」プロジェクトをスタートします。これは、これまで市役所や公共サービスに直接関わることの少なかった女子高校生(JK)たちが、様々な市民団体や地元企業、大学、地域メディアなどと連携し、新しいまちづくりを模索していく実験的な市民協働推進プロジェクトです。

朝来市と銀山ボーイズ

兵庫県朝来(あさご)市の史跡・生野銀山にて、おそらく日本一、あるいは世界一深い地下で活動する「超スーパー地下アイドル」が誕生いたします。彼らの名は「GINZAN BOYZ」。戦国時代・江戸時代・昭和時代と、この生野銀山では数多くの労働者が鉱物の採掘に従事しました。その男達の魂がマネキンの姿を借りて今、よみがえります。
楽曲発表に先立ち、メンバーは大規模な銀山ロケを敢行。プロモーションビデオを完成させました。デビューしたばかりの彼らですが、今後のギンギラな活躍にご期待ください。

デビューイベントが7月26日という、結成したばかりの地下アイドル。総勢60名のメンバーは見るだけでも大変です。デビュー曲のMVにはマネキンに混じって、本物の朝来市長が出演しているので、探してみてください。

アニメやゲームとのコラボ

聖地巡礼の流行にあやかる地方が続出

テレビアニメの「聖地」といえば、「ユーリ!!! on ICE」の舞台になった佐賀県唐津市がいま熱い。唐津をモチーフにした架空の町「長谷津町」出身のフィギュアスケーターが活躍するストーリーで、2016年10月から12月までテレビ朝日系列で放送された。2017年に入ると、「唐津駅」や「唐津城」に聖地巡礼者の姿が目立ち始めたという。 唐津のほかにも、映画「君の名は。」の舞台・飛騨など、聖地巡礼する観光客が増えている。そんな中、外国人観光客のインバウンド需要も取り込めるように、「聖地」のルートづくりをしようという動きがある。

コラボ県として有名な佐賀

佐賀県の地方創生プロジェクト「サガプライズ!」は、『おそ松さん』や『ユーリ!!!onICE』といった人気アニメとコラボし、話題を呼んでいます。最近ではアニメではなく有名ラッパーとコラボするなど、活躍の場を広げている模様。人気ゲーム『ロマンシングサガ』とのコラボ企画『ロマンシング佐賀』はSNSでもかなり話題になりました。

おそ松さん

「おそ松さん」が佐賀県とコラボ。日本三大松原のひとつ「虹の松原」や、松のつく地名、名産品など、たくさんの「松」が佐賀にはあることが理由らしい。
 佐賀県唐津市を舞台に、この夏おそ松さんと「松」つながりのコラボ企画が展開される。その一環として「さが松り」の魅力を楽しんでもらうため、さが松り 〜佐賀も最高!!!!!!〜「さが松り居酒屋」 が期間限定でオープン。

ユーリ!!!onICE

佐賀県は、情報発信による地方創生プロジェクト「サガプライズ!」の企画として、人気アニメ「ユーリ!!!onICE」とのコラボレーションを実施する
10月より放送された人気フィギュアスケートアニメ「ユーリ!!!onICE」。同作品の主人公・勝生勇利の出身地である架空の町「九州・長谷津町」のモデルは、佐賀県唐津市だ。

有名ラッパー

佐賀県と歴史好きラッパー(MC)4人がコラボした本企画。特設WEBサイトでは動画はもちろん、背景となった時代の説明、各出演者のコメントなどが掲載され、音源は無料でダウンロードできるようになっている。
HIP HOPの大御所、DJ WATARAIがトラックを制作し、4人のアーティストがラップをリレーで担当。

スプラトゥーン

佐賀県の唐津市呼子町は「呼子のイカ」と呼ばれ、ケンサキイカをはじめとするイカの国内有数の水揚げ地となっている。鮮度の管理上なかなか食べられないイカの活作りなどが食べられるとあり、現在では年間100万人が訪れる「イカの聖地」だ。
 今回コラボレーションする「スプラトゥーン」は、今年5月に発売された世界売上げ240万本を超えるWii U用ゲームソフト。イカがモチーフのキャラクターがインクを塗り合う陣取りゲームで、イカが主役のゲームということからコラボレーションが実現した。

ロマンシングサガ

2月19日、スクウェア・エニックスより衝撃のプロジェクト『ロマンシング佐賀』が発表された。 『ロマンシング佐賀』 http://romasaga.jp/ 誰でも思いつくであろうが実際はやらないであろうといったコラボレーションプロジェクトをついに大々的にやってしまったとネットユーザーは驚きを隠しきれない様子である。
株式会社スクウェア・エニックスは本日、「ロマンシング佐賀2」のティザーサイトをオープンした。「ロマンシング佐賀」といえば、1989年にリリースされた『魔界塔士Sa・Ga』発売から25周年を迎えたことを記念し、昨年実施された同社と佐賀県のコラボ企画だ。元々「ロマンシング佐賀」とは、『ロマンシング サ・ガ』がヒットした頃に流行していた言葉遊びで、『僕は友達が少ない』でもネタにされていたことは記憶に新しい。当時、本当に佐賀県とコラボが行なわれると思っていたファンはそうそういないはず。

昨年行われたロマンシング佐賀第三弾、『ロマンシング佐賀3』も盛況だった模様。タイトルのインパクトもあってか、もうすっかり恒例イベントとなりましたね。

『ロマンシング佐賀』は、佐賀県と株式会社スクウェア・エニックスの人気ゲーム“サガ”シリーズがコラボレーションしたプロジェクトで、2014年3月に第1弾として、東京・六本木ヒルズで開催した『ロマンシング佐賀LOUNGE』には4日間で約7,000人が来場、2015年3月に第2弾として、佐賀県で開催した『ロマンシング佐賀2』では、JR唐津線沿線及び主要駅周辺でのイベント実施やオリジナルグッズを販売し好評を博しました。
「ロマンシング佐賀展」はコラボ第3弾「ロマンシング佐賀3」の一環で、今年のメインエリア・嬉野市では『サガ フロンティア』にちなんだ「佐賀風呂」も展開している。

地方の町おこしプロジェクトの一環でアニメとのコラボというのは前々からあったように思いますが、最近は省庁も積極的にコラボに乗り出していますね。親しみやすいとは言えないイメージがやわらぎ、若者が行政に興味を持ったり積極的にかかわるきっかけとなるのなら、素晴らしいことだと思います。