小林春彦のニュース

「障害は個性だ」なんて口が裂けても言えない

メディアゴン / 2017年05月09日07時40分

小林春彦[コラムニスト]* * * 「障害は個性だなんて口が裂けても言えない。」これは、私がかつて自分の書いたもののなかに入れた一節です。紙面であれ映像であれ、マイノリティがメディアにおいて取り上げられるということ。それ自体は社会に理解をもたらすもので悪いことではないと思うのですが、 「障害や見た目は身体的特徴だ」 「ハンディがあっても自分らしく」と前向き [全文を読む]

<ヒューマンライブラリー(人間図書館)が話題>障害者、セクシャルマイノリティ、在日、ホームレス…「生きている本」

メディアゴン / 2016年10月14日07時40分

小林春彦[コラムニスト]* * *「ヒューマンライブラリー」(人間図書館の意。人を本に見立てて読者に貸し出す試み)が、日本で初めて開催されたのは2008年のこと。障害者やセクシャルマイノリティ、依存者、在日国籍、ホームレスなど日ごろ偏見の目で見られやすい生身の人間が本の著者(語り手)という立場をとって話をし、その図書館への来場者が読者(聞き手)となって相互 [全文を読む]

アニメ映画「聲の形」から考える「感動ポルノ」

メディアゴン / 2016年10月06日07時40分

小林春彦[コラムニスト]* * *いまヒットしている話題のアニメ映画「聲の形(こえのかたち)」を観てきました。原作は少年マガジンに連載された大今良時による漫画。本作は、「この作品は障害者を利用した健常者ウケを狙った『感動ポルノ』ではないか」という前評判や「聴覚障害者に対するいじめをテーマにしている内容の際どさから、弁護士や全日本ろうあ連盟と協議を重ね原作の [全文を読む]

<障害者差別解消法って何?>障害者が「配慮する側」にも「配慮される側」にもなる

メディアゴン / 2016年09月18日07時30分

小林春彦[コラムニスト]* * *今年は、障害者がなにかとメディアを騒がす年のようです。障害者の不貞行為が性介助の問題に転じたり、障害者施設での残忍な殺傷事件が起きたり、「お涙」を誘う障害者を扱った民法テレビ番組の対抗馬として公共放送では障害を「笑い」にしようという番組が放送されたことが話題になったり・・・。筆者が障害のある当事者であるということを差し引い [全文を読む]

<「夜空ノムコウ」の行方>解散SMAPのメンバーは「SMAPの曲」を歌えるか?

メディアゴン / 2016年08月21日07時30分

小林春彦[コラムニスト]* * *SMAPの解散が決まってしまいました。普段はアイドルグループのコンサートに足を運ばない筆者も、珍しくSMAPだけはファンクラブに入っていた知人に誘われ、東京ドームのコンサートに行ったことがあります。5色のレインボーカラーが入ったタオルを振って絶叫する知人の姿に自分の居場所を失くしたものです。確かに音楽的なことを言えば、音程 [全文を読む]

<障害者よりも辛い「身内の裏切り」>障害者の当事者として考える「乙武不倫騒動」の嫌悪感

メディアゴン / 2016年03月29日07時30分

小林春彦[コラムニスト]* * *2016年は年始から不思議と「不倫」という言葉がよく聞こえてきます。筆者は不倫がとても嫌いで、身の回りで不倫があって揉めている人々がいるときは、残念ながら関係も疎遠になります。少なくとも筆者は誰かとの愛を互いに誓ったら、絶対に不実な行為はしません。別にそれを人に押し付けるつもりもありませんが。さて、筆者は障害を持つ当事者と [全文を読む]

<障害者のメディア消費>障害者プロレスのドキュメンタリー映画「DOGLEGS」

メディアゴン / 2016年01月23日07時30分

小林春彦[コラムニスト]* * *マイノリティ(社会的少数派)には感嘆符と疑問符がつきまとう。たとえば、障害者が何か失敗をしたときには「障害者だから(やっぱり!)」。何かうまくいったときには「障害者なのに(どうして?)」。といった具合に。反応は人によるが、ときにそれがニュースとしてメディアに取り上げられることがある。そしてそのメディアの報じ方によっては、マ [全文を読む]

<発達障害と高次脳機能障害>見えない障害を生きる「18歳のビッグバン」

メディアゴン / 2016年01月09日07時00分

小林春彦[コラムニスト]* * *筆者は18歳のときに若年性の広範囲脳梗塞に倒れ、高次脳機能障害という外見からは見えない難治性の障害を抱えて生きることを余儀なくされました。そんな元健常者としての筆者の半生を、この度「18歳のビッグバン 見えない障害を抱えて生きるということ(あけび書房)」として出版いたしました。見えない障害といえば、日本では2005年4月に [全文を読む]

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