大久保誠のニュース

忘年会で泥酔、駅で「マーライオン」化…ホームや電車内での嘔吐は犯罪か?

弁護士ドットコムニュース / 2016年12月30日10時21分

大久保誠弁護士に聞いた。 ●吐いて放置すると、賠償義務が発生する可能性あり 「まず、法的責任以前に、自分で後片付けをしなければなりませんね。それをしないで鉄道会社が後片付けをした場合、特にそのための清掃費用が生じたのであれば、その賠償義務があります」 大久保弁護士はこのように述べる。 「さらに、人の衣服に嘔吐物がかかった場合は、少なくともクリーニング代の支 [全文を読む]

壁に落書きされた松本人志さん、退去時に「自ら弁償」…入居者にそんな義務はある?

弁護士ドットコムニュース / 2016年12月04日09時14分

大久保誠弁護士に聞いた。 ●費用を負担する必要はない これは賃借人(借り手)の「原状回復義務」の問題です。賃借人が賠償すべきかどうかは、常識的な注意を払っていたかどうか(善管注意義務)がポイントになります。 たとえば、部屋の壁にポスターを留める場合を考えてみましょう。画びょうで無数の穴が空き、壁紙を貼り替えなければならないとき、賃借人は原状回復義務に基づき [全文を読む]

アパート玄関の「洗濯機」を隣人が勝手に使用! 犯罪ではないのか?

弁護士ドットコムニュース / 2016年10月28日10時00分

大久保誠弁護士に聞いた。 ●窃盗罪が成立する可能性も 「あたりまえのことですが、他人の物を許可なく使用することはできません。当然、この投稿者は、無断使用している人に対して、その使用の禁止を要求できます。この要求に応じてもらえない場合、民事裁判を提起して、使用禁止の判決をもらうことができます。 その裁判においては、あわせて無断使用されたことによる損害の賠償も [全文を読む]

ガラガラのコンビニ駐車場に4時間停めたら「張り紙」で警告! 法的にアウト?

弁護士ドットコムニュース / 2016年09月11日10時10分

大久保誠弁護士に聞いた。 ●賠償を求められる可能性 「コンビニの駐車場は、広く一般の車両が駐車をすることを許容する無料の公共の駐車場ではありません。 あくまでコンビニ経営者が所有あるいは管理する土地に、コンビニを利用するお客様に限って無料で駐車することが許されるに過ぎません。 したがって、短時間であれば別ですが、駐車場がガラガラで空いていたとしても、4時間 [全文を読む]

ナンパで女子高生に「壁ドン」した男性逮捕…なぜ「暴行罪」と判断されたのか?

弁護士ドットコムニュース / 2016年08月04日09時14分

大久保誠弁護士に聞いた。 ●「胸を押し付けた」は暴行罪にあたる 「刑法208条の暴行罪が予定する『暴行』とは、人の身体に対して加えられた不法な有形力(物理的な力)の行使を意味します。 直接人の身体に向けた物理的な暴力であって、殴ったり蹴ったりする場合はもちろん、他人を押して転倒させたり、衣服をつかんで引っ張ることも暴行に含まれます。 また、相手方の身体に接 [全文を読む]

ファウルボール直撃で「球団の責任」認める判決…スタンド応援はどうあるべき?

弁護士ドットコムニュース / 2016年05月24日10時40分

大久保誠弁護士に聞いた。 ●「意外な判決だった」 「野球ファンとしても、弁護士としても、個人的には、少し意外な判決でした」。大久保弁護士はこのように切り出した。今回の判決をどう評価するのか。 「ざっくりいえば、球団(日本ハム)の責任を認めながらも、球場(札幌ドーム)は『安全性を欠いてはいなかった』とした点について評価しています。 もし、球場側が安全性を欠い [全文を読む]

天然パーマの女子高生に学校が「前髪作れ」と指示…髪型の強制に問題はない?

弁護士ドットコムニュース / 2016年04月25日11時00分

大久保誠弁護士に聞きました。 A. 髪形は憲法の保障する「自己決定権」のひとつです 頭髪は身体の一部であり、しかも衣服と違って学校内外で変えることができません。そこで、頭髪をどうするかは、憲法13条によって保障される自己決定権のひとつととらえられています。 なぜ、髪型が憲法で認められた「権利」としてとらえられているのでしょうか。これは、どんな頭髪をするかは [全文を読む]

各地に出没、誰もいない迷惑な花見の「場所取りシート」…撤去しても問題ない?

弁護士ドットコムニュース / 2016年04月01日10時51分

大久保誠弁護士に聞いた。 ●「事実的支配内にあるとまでは言えない」 「このような場所取りは、『この場所を自分が占拠しているので、他の人がここを利用することはできない』と考えてやっているのでしょう。 こうした考えを法的には『占有訴権』と呼びます。『ある場所を占有している人が、その占有を妨害されたとき、その排除を請求できる』というものです」 法的な権利というこ [全文を読む]

大学の運動部OBの「後輩いびり」で精神的ダメージ・・・慰謝料を請求できるか?

弁護士ドットコムニュース / 2015年09月20日11時41分

大久保誠弁護士に聞いた。 ●実際に裁判を起こすのは、ハードルが高いが・・・ 「今回のケースでは、OBからの『いびり』で『精神的にまいっている』とあります。 もし、『いびり』によって、精神科などの医師の治療を受けざるをえなくなる程度に『まいっている』のであれば、慰謝料を求めることは可能です。 しかし、そうでないのであれば、慰謝料請求が認められるだけの『精神的 [全文を読む]

祭事で放たれた矢が落ちてきて「見物人」がケガ・・・神社の「法的責任」はどうなる?

弁護士ドットコムニュース / 2015年07月02日10時43分

大久保誠弁護士に聞いた。 ●参加者が「承諾」していた? 「矢の重さや落下の速度・角度などがよくわからないので、はっきりとはいえません。 ただ、あくまで矢がそれほど堅い材質ではなく、軽量で、落下速度や角度も急ではなかったと仮定します。 そのうえで、身体の運動機能に障害がない人が通常ならば安全に矢をつかむことができる状況で、矢を放っていた場合、主催者は刑事責任 [全文を読む]

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