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睡眠不足で糖尿病になる? 4時間睡眠は41%もリスクアップ

日刊ゲンダイ ヘルスケア / 2024年5月19日 9時26分

【医者も知らない医学の新常識】

 日本人は世界的に見ても、睡眠時間が短いと言われています。大人の睡眠時間として、最も健康的だと考えられているのは、1日7~8時間の睡眠をとることですが、特に現役世代でそれを守っている人は少数派ではないかと思います。

 短い睡眠でもしっかり眠れれば問題ない、という意見もあります。たくさん寝るなんてもったいない、睡眠時間を削らなければ仕事の競争には勝てない……というようなことを言う人もいます。ただ、医学的には1日7時間を切るような睡眠時間が続くと、心臓病や脳卒中、うつ病や認知症など、多くの病気のリスクが増加することが分かっています。そのためにアメリカの睡眠関連の専門学会では、健康のために1日7時間以上の睡眠時間を推奨しているのです。

 睡眠不足で増える病気はたくさんありますが、糖尿病もそのひとつです。今年の米国医師会関連の医学誌に発表された論文では、1日7~8時間の睡眠と比較して、5時間睡眠の人で16%、3~4時間睡眠の人では41%も糖尿病になるリスクが増加していました。

 健康な食事は糖尿病の予防になることが知られていますが、食習慣とはあまり関連なく、睡眠不足による糖尿病のリスクが増加することも確認されました。十分な睡眠は糖尿病の予防にもなるようです。

(石原藤樹/「北品川藤クリニック」院長)

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