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ローソン、コーヒーなどの「濃さ」選べる仕様に 背景に“客離れ”回避

ITmedia ビジネスオンライン / 2024年5月19日 8時0分

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提供:ゲッティイメージズ

 ローソンは5月14日、「マチカフェ」を展開している店舗1万3695店(2024年4月末時点)において、コーヒーとカフェラテの濃さを「濃いめ」「ふつう」「軽め」の3段階から選べる新サービスを導入した。同社がマチカフェを開始したのは2011年から。詳細な累計販売数は非公表だが、ホットスナックの「からあげクン」に並ぶ人気商品へと成長している。

 濃さが選べるのはコーヒーとカフェラテの各サイズで、アイスメニューも含まれる。「濃いめ」はコーヒーだとコクと苦味がしっかり味わえ、カフェラテはビターな味わいになるという。「軽め」はコーヒーだと軽やかな口当たりで、カフェラテは牛乳を強く感じる味わいに仕上げた。

 濃さを選ぶ際は、セルフマシンを設置している店舗では利用者が自ら選択する。セルフマシンがない店舗では、注文時に店員に伝える仕組みだ。

 同社広報担当者によると、今回の新サービス導入ではコーヒーマシンの入れ替えは行わないという。従来のコーヒーマシンに、濃さを選択する機能を追加する形だ。

●なぜ新サービスを導入した?

 ローソンが新サービスを導入した背景には、コーヒーの嗜好性が関係している。「コーヒーはお客さまそれぞれに好みの味や濃さがある飲み物です。『おいしい』と感じる基準も、人によってさまざまです」(同社広報担当者)

 これまでも同社では、世の中で好まれているコーヒーの傾向や消費者の声を分析。コーヒーとカフェラテ用の豆や配合、焙煎方法などを定期的にリニューアルしてきた。しかし、こうしたリニューアルの結果、それまでの味わいを好んでいた消費者が「好みではなくなった」と感じ、離れてしまうことがあったという。

 濃さを選べるようにすると、同じコーヒーやカフェラテでも味わいの選択肢が増えることになる。消費者が自分好みの味を選べるようにすることで幅広いニーズに対応し、継続的な購入を促す狙いがある。

 今回の新サービス導入に際し、それぞれの「濃さ」をどのように調整するか、社内で検討を重ねたという。特に力を入れたのがカフェラテだ。「カフェラテはコーヒーと牛乳のバランスが大切です。牛乳の味わいを感じながらも『濃さ』『軽さ』を感じてもらえるよう、そしてカフェラテとしておいしく飲めるバランスを研究しました」(同社広報担当者)

 ローソンのマチカフェの新シリーズは、消費者の心をつかめるか。

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