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神奈川県立武道館、新装オープンで再び活気戻る 夏場の熱中症対策で空調完備

カナロコ by 神奈川新聞 / 2024年5月20日 5時20分

道場や観客席には空調機器が施されたシンコースポーツ県立武道館=4日、横浜市港北区

 神奈川県内の武道大会などで活用されてきた横浜市港北区のシンコースポーツ県立武道館が、改修工事を経て4月に新装オープンし、再び活気を取り戻している。弓道の射場では的が増設され、柔道の畳も新調。暑さ対策で空調機器を完備するなど、大会運営者や選手、観戦者に寄り添った施設へと生まれ変わり、鈴木博館長は「新しくなって施設は使いやすくなり、これからの利用者に喜んでもらえたら」と話している。

 旧武道館は1936(昭和11)年に横浜公園内(横浜市中区)に設立。戦後は進駐軍に接収され、横浜スタジアム建設計画に伴い取り壊された後、現在の岸根公園内に移転する形で82年に開館。開館式にはその2年後のロサンゼルス五輪で金メダルを獲得した山下泰裕さん(66)も参加した。

 その後、国体(現国民スポーツ大会)クラスの大会から講習会、クラブ活動、武道普及の場として役割を担ったが、近年は施設老朽化に加え、夏場の熱中症対策で空調設備を完備する必要性が高まり、2022年秋に改修工事が始まった。

 一時閉館から約2年たった今年4月に再びオープン。5月に行われた弓道の関東高校大会県予選の女子の部には61校350人が参加し、1組当たり15選手が射場に並んで的を射た。

 個人戦で優勝した県立城郷高の草刈愛美選手(3年)は「初めて使った。きれいで居心地がよく、落ち着いて弓を引けた。特に広さが違う。(矢を発した後の動作の)弓倒(ゆだお)しの時も前の人とのスペースがあるのでとてもやりやすい」と感想を述べた。

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