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謎の「A/Cボタン」いつ使う? 押すと何が起こる? 暑い時期に重要な機能だった

くるまのニュース / 2024年5月18日 9時10分

暑い時期になるとSNSなどで「エアコンが冷えない」という投稿が出てきます。もしかしたらその原因は「あるボタン」を押してないだけかもしれません。

■エアコンが冷えない原因は? もしかしたら「A/Cボタン」かも

 暑い日にクルマの「エアコンがなかなか冷えない…」と慌てることがあるかもしれません。
 
 実はあるボタンを押していないだけもしれないのです。それはどのようなボタンなのでしょうか。

 次第に、暑さを感じる日中になってきました。とりわけ直射日光の影響を受けやすいクルマの中は温度が上がりやすいもの。そのため、移動中のエアコンは快適な運転にとっては欠かせません。

 しかし、エアコンを付けたのに、一向に涼しくならないこともあるようです。もしかすると、原因は「ACボタン」をオンにしていないからかもしれません。

 ACボタンとは「Air Conditioning(エアーコンディショニング)」のボタンのこと。このACボタンを押すと、エンジンルームに設置されているコンプレッサーが作動して、エンジン内の空気が冷却されます。

 それが車内のエアコン送風口を通して、涼しい風として送り込まれるのですが、ACボタンを押さないと通常の送風となり、涼しい風が送り込まれません。

 つまり、車内を冷やすためには、ACボタンを押してからエアコンを付ける必要があります。

 案外、このACボタンについては知られておらず「エアコンから冷風が出てこない。壊れた」と勘違いする人もいるようです。

 また、ACボタンは除湿としての効果もあり、結露対策にもなります。

 梅雨や夏の時期のじめじめした空気をそのまま取り込むだけでは、十分な除湿効果は望めません。

 そのため、ACボタンを作動させて、外から取り込む空気を冷やす必要があります。

 また、ACボタンを押すと、エンジンルームなどに設置されている「コンプレッサー」が作動します。このコンプレッサーは、燃費に影響を与えないのでしょうか。

 ACボタンをオンにすることと燃費の関係性について、ある自動車整備士は以下のように話します。

「燃費への影響はあります。

 ACボタンを作動させているときは、動力としてエンジンの力を借りてコンプレッサーを回しているので、その間の燃費は通常時よりも悪くなっています。

 とはいえ、暑いときはACボタンを押さないと冷たい風が出ませんので、そこは注意してください」

 ちなみに、冷房ではなく暖房の場合は、ACボタンを押す必要はありません。

 それは、暖かい風は、エンジンの熱を利用しているためです。エンジンが載っていない電気自動車の場合は、基本的に電気を使用して空気を温めています。

 なお、最近では「AUTO(オート)」エアコンが主流となってきました。

 オートエアコンであれば、無駄にコンプレッサーを作動させる必要はありません。

 そのため、燃料の消費を抑えたいときやエンジンのパワーがもっと必要なときは、AUTOボタンをオンにしたほうがよいでしょう。

 また、自然吸気エンジンの軽自動車といったパワーの小さなクルマではより意識したほうがいいかもしれません。

 高速道路の上り坂を駆け上がる場合、エンジンのパワーを多く取られてしまうコンプレッサーは作動させず、ACボタンをオフにしてAUTOボタンをオンにすると効率的に走行できます。

 状況によってACボタンをオフにするといった切り替えを意識すると、無駄なく燃費のよい運転ができるかもしれません。

※ ※ ※

 冷風がなかなか出ないときはACボタンをオンにする必要があります。

 意外に忘れやすいことで、「故障した?」と勘違いする方も少なくないため、気を付けましょう。

 また、これからの梅雨の時期に役立つ除湿機能としても役立つため、適切に使いこなすことが大切です。

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