1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. IT
  4. IT総合

札幌の「車の総合商社」が創業から100年赤字無し? 本当なのか探ってみた

マイナビニュース / 2024年5月9日 8時35分

四代目である現社長・宮田祐市氏は「変化しなければ生き残ってはいけない! 変化を恐れるな!」と社員を牽引。次の100年に向けて「MIYATA 2,0-HOW DO YOU CREATE YOUR FUTURE?-」という社内向けのスローガンを打ち出し、スピード感を持って改革を進めているそうです。

成田さんは「特にここ5年は、めまぐるしく変化しています。社員みんなで次の100年先を見つめ、そのために"今"何をしなければならないかをみんなで考えていくために、もっとも力を入れているのは人材教育です」と言います。
○年功序列制度を廃止して若手にもチャンスを!

時流に合わせて変わろうとしている宮田自動車商会では、特に若手が活躍できる場を創出していこうとしています。

まずは、人事評価制度に着手。勤続年数に応じて昇進や給料を決定する年功序列制度を廃止して、個人の能力や成果をより重視する制度へと舵を切りました。

そして、昨年と今年2年続けて入社3~4年目の20代社員を所長代理に抜擢! 従来ならば勤続20年くらいでようやく就けるポストだそうです。

「若い社員たちに頑張れば報われるという意識が芽生えてきたのではないかと感じています。先輩社員たちも負けていられないと奮起するなど、全社員のモチベーションが上がるのも期待したいですね」(成田さん)

研修制度の充実や人事評価システムの構築に力を入れながら、社員一人ひとりとの本音での対話を重視し、個人の成長の先に待っているものは何かを示していくのが人材開発室の役割と成田さんはとらえています。

社長の宮田氏は「思い切った改革のすべてが上手くいくわけではないかもしれないし、完璧を求めているわけではない。でも失敗を恐れるな。もし失敗することがあっても、何が悪かったのか考え直すチャンスが与えられる」と鼓舞し、立ち止まらずに走り続けようとしているとのことです。
○社員の家族に毎年誕生日プレゼント!?

スピーディに改革を進める一方で、宮田自動車商会の魂は失ってはいけない、良い部分は残していくこともしっかり意識しています。

その姿勢を表すもっともわかりやすい福利厚生は、社員の家族への誕生日プレゼントでしょう。

社員一人ひとりの両親、伴侶、子どもの誕生日に会社から毎年プレゼントを進呈。なんと、60年ほど継続しているというのです!

同社へ転職後まもなく、地方に住むお母さんにプレゼントが届いたという中家弘貴さん(経営戦略部 人材開発室 主任)は、こう振り返ります。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください